戦略アドバイザーとして、慶應義塾大学名誉教授の上山信一氏が就任

エコロシティ株式会社

2024年12月9日 15時00分

時間貸し駐車場「エコロパーク」を運営管理しているエコロシティ株式会社は、政策・経営分野の専門家で、慶應大学名誉教授や大学院大学至善館特命教授を務める上山信一氏と事業戦略に関するアドバイザー契約を締結いたしました。

戦略アドバイザー就任の背景

弊社は、わが国が掲げる2050年のカーボンニュートラル実現に向けて、駐車場業界もまた重要な役割を担うべきであると考えております。駐車場は都市インフラの一翼を担うのみならず、環境負荷の軽減や地域防災の強化、さらには交通の効率化を支える鍵となる存在です。しかしながら、これまでの駐車場整備は「量の確保」に重点を置いてきた結果、効率性や持続可能性の観点が十分に考慮されていない状況にありました。

そこで弊社は「質を重視した最適化」を新たな視野に入れ、SX （サスティナビリティ・トランスフォーメーション）を積極的に推進することで、駐車場を‘より’利便性が高く、かつ環境に優しい存在へと進化させてまいります。駐車場を単なる車両の収容スペースとして捉えるのではなく、都市環境の改善や災害対応力の強化を支える、社会的価値を持つインフラとして再定義し、その実現に向けて取り組む所存です。

公共政策や企業の成長戦略分野において高い知見を有する上山信一氏を戦略アドバイザーとしてお迎えし、持続可能かつレジリエントな社会の実現を目指し、業界全体を牽引してまいります。

上山氏のプロフィール

上山信一（うえやま・しんいち）

慶應大学名誉教授

大学院大学至善館特命教授

1980年旧運輸省（現国土交通省）に入省。86年マッキンゼー・ジャパンに入社し、92年にパートナー就任。2000年から米ジョージタウン大学政策大学院研究教授。帰国後、大阪市立大学大学院特任教授、慶應大学総合政策学部教授を経て現職。

本務のほか、大手企業の社外取締役、監査役、戦略顧問の他、各種公職（国土交通省政策評価会座長、東京都顧問、大阪府市特別顧問、愛知県政策顧問、京都市特別顧問、北九州市顧問、新潟市都市政策研究所長等）を歴任し、橋下徹氏、小池百合子氏の改革ブレーンも務めた。ビジネスモデル学会理事の他、公共政策学会、日本行政学会の理事を歴任。

主な著書に『変革のマネジメント』『行政の経営改革』『改革力』等。
京都大学法学部卒業。プリンストン大学国際公共政策経営大学院修了。

上山氏コメント

コインパーキングは商業分野におけるコンビニエンスストアの発明にも匹敵する一大イノベーションです。しかしその効率性、利便性、安全・安心、さらに炭素中立等の環境配慮ではまだ未開拓の可能性があります。当社は利用者や土地オーナーの潜在ニーズを掘り起こし、また駐車場が果たしうる広範な社会的役割を見据え、次世代型の「駐車サービス」のあり方を探求していきます。私も微力ながら今までの経営、政策、都市経営の知見を提供したいと考えています。