フォークリフトの遠隔操作・自動運転技術の開発に向けて 実証実験を開始
物流現場の業務効率化や働きやすい環境づくりにより、深刻化する労働力不足の解決を目指す
株式会社コクヨロジテム(本社:大阪府大阪市、代表取締役:松浦鉄男、以下:コクヨロジテム)は、物流現場における業務効率化、働きやすい環境づくりを目的に、 ARAV 株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役:白久レイエス樹、以下:ARAV) とフォークリフトの遠隔操作・自動運転技術の実証実験を8月より開始しましたのでお知らせします。
■背景
本取組みは、コクヨロジテムが、物流倉庫内の業務効率化に繋がる技術の開発・導入を目的として実施した実験場コンテスト受賞団体に対して、実証実験の機会を提供し、各受賞団体の提案技術の実現を目指すものです。
■取組みの概要
今回の実証実験では、ARAVが開発する機器をコクヨロジテムが保有するフォークリフトに搭載し、遠隔操作・自動運転技術の開発に取組みます。
遠隔操作の実証実験では、コクヨロジテム配送センターに設置した遠隔操作室から倉庫内にあるフォークリフトを稼働させ、標準動作の確認(走行確認、ハンドル操作等)と、作業ルート上でのパレット搬送の試験を実施します。今後、自動運転についても同様の実証実験を実施します。
■技術の特色と期待する効果
遠隔操作・自動運転技術は、既存のフォークリフトに機器を後付け搭載する点に特色があります。
後付け搭載の技術が実現することで、物流事業者は本技術の導入に自社が保有するフォークリフトを活用することができ、現場の課題解決が期待される技術を取り入れやすくするメリットがあると考えます。
-期待される効果
・遠隔操作
冷暖房設備の無い過酷な倉庫環境下での作業減少、オペレーターの勤務場所の制限緩和等につながり、物流現場における働きやすい環境づくりを期待できます。
・自動運転
無人フォークリフト活用による人件費削減、作業可能時間の拡大(深夜~早朝)等につながり、物流現場の生産性向上・業務効率化を期待できます。
コクヨロジテムでは、今回実証実験を開始した技術の実現が、物流現場において深刻化する労働力不足の解決へ繋がるものと捉え、本取組みを推進していきます。
<お知らせ>
国際総合物流展(会期:2024年9月10日~9月13日)において、コクヨロジテム未来戦略企画室の山本が「ロジスティクス未来フォーラム2024」に登壇します。フォーラムでは、本取組みについての話も行う予定です。
《ロジスティクス未来フォーラム2024》
登壇日:2024年9月13日 14時30分~16時00分
テーマ:【経営革新セッション】ロジスティクス・物流におけるダイバーシティ(パネルディスカッション)
https://www.logis-tech-tokyo.gr.jp/ltt/visit/lecture.htm
また、ARAVは国際総合物流展において、今回実証実験に使用した自動運転・遠隔操作機器の展示を行います。
<お問い合わせ>
・本実証に関するお問い合わせ
株式会社コクヨロジテム
TEL:06-6973-9470 Email: logitem_koho@kokuyo.com
・自動運転・遠隔操作装置に関するお問い合わせ
ARAV株式会社
TEL:070-4809-0195 Email: info@arav.jp
すべての画像