NEC通信システム、ポケットサイン、大塚商会が協業し、愛知県東郷町に避難所運営DXソリューションを提供

~顔認証や二次元コード、マイナンバーカードを活用した避難訓練で、避難者の受付時間を最大95.7%短縮~

NEC通信システム

日本電気通信システム株式会社

ポケットサイン株式会社

 日本電気通信システム株式会社(以下 NEC通信システム、注1)とポケットサイン株式会社(以下 ポケットサイン、注2)は、株式会社大塚商会(以下 大塚商会、注3)と協業し、愛知県東郷町における先進的な避難所運営の実現に向けて、避難所運営DXソリューション「みえーるプラットフォーム®」、自治体公式アプリ「ポケットサイン」および同アプリ内でミニアプリとして提供する避難所運営システム「ポケットサイン防災」を提供し、システム連携基盤を構築しました。
 本ソリューションは、世界No.1(注4)の認証精度を有するNECの顔認証技術と、ポケットサインのマイナンバーカードを用いた本人確認を組み合わせ、避難所の入退室管理と避難者情報の正確な把握を実現します(注5)。

 また、これらを利用した避難訓練を2月28日に実施し、従来の受付手法と比較して避難者の受付時間を最大95.7%(注6)短縮するなど円滑な避難所運営に寄与する結果が得られました。

画像1:東郷町長の挨拶
画像2:紙受付の様子
画像3:二次元コード受付の様子
画像4:顔認証受付の様子
画像5:マイナンバーカード受付の様子

背景

 近年、災害の頻発や大規模化により避難所運営の負荷が増大しています。また、高齢化や住民ニーズの多様化への迅速な対応が求められています。さらに、避難者情報を扱う現場では、個人情報保護の観点からセキュリティ強化も不可欠です。一方で、従来の紙ベースや手入力による運営では、記入漏れ・転記ミスなどにより情報の正確性を担保しづらく、受付や名簿作成に時間を要するほか、関係者間での共有・連携にも限界がありました。

 こうした課題に対し、マイナンバーカードを活用した本人確認を起点に、避難者情報を正確かつ迅速に登録・共有し、安全に管理できる仕組みの整備が求められています。

本取り組みの特長

「みえーるプラットフォーム」、「ポケットサイン」および「ポケットサイン防災」を連携することで住民・自治体職員それぞれの課題解決が可能になります。

1. 顔認証をはじめとした多様な受付方法を提供

 住民は、アプリ上で顔情報を事前登録することで、避難所の受付をカメラ付きタブレットによる顔認証のみで完了できます。さらに、二次元コードやマイナンバーカードによる受付にも対応し、ロボット・PC・タブレット端末など受付場所に設置された多様なデバイスでの受付を可能にします。

 避難者の個人情報をセキュアに管理するとともに、突発的な災害時でも円滑な避難所入退場を実現します。

2. 避難者情報の一元管理・見える化

 各避難所の避難者数、避難者名簿、避難所状況などを一元的に管理・見える化し、自治体による災害時の迅速な意思決定を支援します。加えて、備蓄品管理や県防災システムへの自動報告など、避難所の運営全体を支援する多彩な機能を備えています。

3. フェーズフリーアプリへの拡張性

 「ポケットサイン」は防災だけでなく、自治体からのお知らせ、アンケート、地域ポイントなど平時に利用できるミニアプリを段階的に追加可能です。これにより、災害時の「もしも」だけでなく平時の「いつも」フェーズフリーアプリとして使える拡張性を有しています。

愛知県東郷町における避難訓練の成果

避難訓練の参加者に対し、10分間で受付を完了できる人数を測定しました。

実施内容

災害発生時に住民属性によって最適な受付方法を設定するため、各想定シーンを基に設定。

  1. 紙受付
    ・避難者が避難所到着後に東郷町指定の用紙に手書きで記載して受付完了

  2. 二次元コード受付
    ・スマートフォン保有者がアプリ「ポケットサイン」をインストール後、マイナンバーカードをかざしてユーザー登録

    ・避難所に設置している二次元コードをアプリで読み取り受付完了

  3. 顔認証受付
    ・スマートフォン保有者がアプリ「ポケットサイン」をインストール後、マイナンバーカードをかざしてユーザー登録

    ・同アプリ上で顔写真を登録

    ・避難所に設置された専用のタブレットにて顔認証を行い受付完了

  4. マイナンバーカード受付
    ・パソコンに券面事項入力補助用暗証番号の4桁数字を入力後、リーダーにマイナンバーカードをタッチして受付完了

避難訓練の成果

避難者の受付時間は従来の紙対応と比べて、それぞれの受付方法で大幅に短縮した結果が得られ、複数人が同時に受付できることで大幅な受付時間短縮となりました。

受付方法

想定シーン

完了人数

一人当たりの時間

紙受付

従来対応
(机3台で受付対応)

10人

60秒

二次元コード受付

登録済のユーザーがスマートフォンを持って避難

34人
(90秒で完了)

2.6秒

顔認証受付

登録済のユーザーがスマートフォンを持たずに避難

31人
(330秒で完了)

10.7秒

マイナンバーカード受付

スマートフォン未所有者

21人

28.8秒

*参加者のスマートフォンの機能やマイナンバーカード保有状況により実証参加者数は若干の増減があります。

また、本避難訓練には、愛知県内の自治体から10名以上の防災担当者が見学に訪れるなど、本取り組みは周辺自治体からも高い関心を集めました。

避難訓練参加者の声

本訓練により、デジタル技術の導入は受付時間短縮という効果に留まらず、避難者の安心感向上および職員の業務効率化に貢献することも認められました。参加者からは、その高い利便性に期待の声が寄せられています。

東郷町職員の声

  • 今まで紙受付で記載いただくのと集計に時間がかかっていたところが削減できる。大変便利になりそう。

  • 県防災システムへの報告が自動となり、その分他の業務に対応することができるようになるので、期待している。

  • 事前登録すれば、受付に時間がかからず、また避難者の負担も減るので、アプリの利用を周知していきたい。

東郷町住民の声

  • スマホを紛失しても、事前登録しておけば顔認証で受付できて便利だ。

  • スマホやマイナンバーカードが手元になくても受付できるのは良いと思った。

本件に対する各社の役割

  • 大塚商会 :「みえーるプラットフォーム」の提供

  • NEC通信システム:「みえーるプラットフォーム」を活用したシステムの構築

  • ポケットサイン  :「ポケットサイン」「ポケットサイン防災」の提供

 NEC通信システムとポケットサインは、大塚商会と連携し、今後も本ソリューションを自治体に拡販し、災害時における避難所運営の効率化と情報セキュリティの強化を通じて、避難者と自治体のストレス軽減と、安全・安心で効率的な避難所運営の実現に貢献します。

以上

(注1) 本社:東京都港区、代表取締役 執行役員社長:火物丈裕

(注2) 本社:東京都新宿区、代表取締役:梅本滉嗣

(注3) 本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大塚裕司

(注4) NECの顔認証技術は、米国国立標準技術研究所(NIST)による顔認証ベンチマークテストで

これまでにNo.1を複数回獲得しています。

NISTによる評価結果は米国政府による特定のシステム、製品、サービス、企業を推奨するものではありません。

URL:https://jpn.nec.com/biometrics/evaluation/index.html

(注5) 本件は新しい地方経済・生活環境創生交付金 デジタル実装型TYPE1の『東郷町避難所運営DXシステム構築及び運用保守委託業務』として、取り組みを実施したものになります。

(注6) 紙での受付と二次元コードでの受付時間を比較

※「みえーるプラットフォーム」は大塚商会の商標もしくは登録商標です

※「ポケットサイン」はポケットサイン株式会社の登録商標です 。

<「みえーるプラットフォーム」について>

URL: https://www.otsuka-shokai.co.jp/corporate/release/2024/240206.html

<本件に関するお問い合わせ先>

NEC通信システム 

URL:https://www.ncos.co.jp/inquiry/inquiry.html

ポケットサイン株式会社 マーケティング・PRチーム

代表電話:050-1790-2407

E-Mail:contact@pocketsign.co.jp

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会社概要

URL
https://www.ncos.co.jp/index.html
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区三田一丁目4-28 三田国際ビル 21F
電話番号
03-5232-6300
代表者名
火物 丈裕
上場
未上場
資本金
10億円
設立
1980年01月