コロナ以降の持続可能な社会のために、コワーキングスペースとしてできること。富士見 森のオフィスによる『GREEN COMMUNITY』プロジェクト

長野県・富士見町。八ヶ岳の麓にあるコワーキングスペースが試みる、GREENな取り組み。

職種や背景も違う多種多様な人が集い、新しい仕事や繋がりを生み出す「コワーキングスペース」という場所を運営する者として、地球規模の課題にどう取り組んでいくことができるか?アフターコロナの働き方を試みる場としてだけでなく、環境負荷に対する新たな意識を広めていく場であるために、富士見 森のオフィス(長野県富士見町)では、『GREEN COMMUNITY』と題した取り組みを進めていきます。
Route Design合同会社


2020年の始まりと共に現れたコロナウィルスは、たった数ヶ月で世界を一変させました。いまや経済は大きく停滞し、人々の生活は終わりの見えない不安に覆われています。
一方で人間社会が停滞したことにより、大気汚染やCO2排出は一時的に改善するなど、地球環境にとってはプラスの効果が現れるという皮肉な事象も起きています。
経済を回復させなければ、社会の停滞は改善されません。しかし、経済活動によって環境悪化を再び深刻化させないためにも、我々は自らの行動を明確に変えていく必要があります。

国連による「SDGs」の制定を皮切りに、世間でもようやく実践的な「持続可能な社会」が叫ばれ始めた中、職種や背景も違う多種多様な人が集い、新しい仕事や繋がりを生み出す「コワーキングスペース」という場所を運営する者として、地球規模の課題にどう取り組んでいくことができるでしょうか?
アフターコロナの働き方を試みる場としてだけでなく、環境負荷に対する新たな意識を広めていく場であるために、私たちは、新たなプロジェクトを立ち上げることにしました。


- 環境のために、コワーキングスペースとしてできること - 『GREEN COMMUNITY』

私たちは、地球環境、そしてローカル環境の持続可能性に対してコワーキングスペースとしてできることを提示するため、GREEN COMMUNITYと題し、以下の取り組みを進めていきます。


① コワーキングスペースのグリーン化
② 持続可能な地域プロダクト/サービスのPR

この取り組みは、バリと日本に拠点を構える一般社団法人Earth Company(アースカンパニー)が運営するプロジェクト『Operation Green』※1とパートナーシップを組みながら実践していきます。


① コワーキングスペースのグリーン化
①-1 現状の備品、資材、販売物をエコ商品、地域商品へ変更
 

 

 


森のオフィス、森のオフィスLivingで使用している全ての洗剤や紙、サランラップなどの消費財を、環境負荷を抑えた商品へと段階的に変更していきます。
FSC認証やRainforest Allianceなど適切な認証機関から承認されたプロダクトのほか、身体に優しい自然素材を使った商品などを選定し、工夫を重ねながら使用していきたいと思います。
また、流通によるカーボン・フットプリントを抑えるために、国産、さらには長野県産や山梨県産など、物理的距離の近い場所で生産されているプロダクトや環境を意識したプロダクトに目を向け、積極的に使用していきます。


これらの商品選定については、『Operation Green』※1のアドバイスを受けながら、商品選定・改善・開拓などを行っていく予定です。

①-2 ペットボトルの販売を廃止


森のオフィスではこれまで利用者向けの飲料販売にペットボトルを採用しておりましたが、プラスチック商品の削減を考慮し、ガラス瓶商品やウォーターサーバーへ変更します。ガラス瓶は地元商店から購入し、飲み終わった瓶は回収してもらいます。
これに伴い、持ち込んだペットボトル飲料はなるべくお持ち帰りいただくお願いをさせていただきますので、ご理解いただけると幸いです。

①-3 「エコチャージ」の導入

環境負荷を抑えた備品・資材や少量しか作らない地域の商品は、決して安くはありません。これまで利用してきた備品などと比べると、運営面での負担がかかるのも事実です。
しかし、これらの資材や商品を選択することは、最終的にはより良い社会を作ることにつながると信じています。
そこで今回、「エコチャージ」として森のオフィスで発生する以下の項目に対し、お一人様ずつチャージ金をプラスさせていただくことにしました。
  • 森のオフィスのコワーキングスペース会員登録費用・会員更新費用として500
  • 森のオフィス Livingの宿泊料金への追加料金として500円
  • ※現在はコロナウィルスの影響により、新規会員申し込みを停止しております。

チャージ金は、環境負荷の低い備品・資材や地域商品の導入費用に充てたいと思います。
ご利用される皆様にはご負担を強いる形となってしまいますが、どうかこの取り組みにご賛同いただき、ご理解いただけると幸いです。

② 地域プロダクトの積極的な情報発信                    

 


ローカル環境の持続可能性を考え、地元地域周辺で作られる優れたプロダクトやサービスを積極的に採用するだけでなく、利用者や社会に対し、広く知られるための情報発信を行っていきます。
森のオフィスではこれまで様々なプロダクトを紹介してきましたが、地元産の農作物や石けん、衣類、レストランや商業施設など、様々な商材を様々なチャネルでPRしていきます。


- 地球のために、まずはできるところから -
 


今回の取り組みは、活動としては小さく、また影響も微々たるものかもしれません。
しかし、コワーキングスペースという業態だからこそ、その取り組みを多くの方々に見せ、賛同や協力を得ていくこともできるはず。
今後も改善と運用方法を考えながら、ゴミの削減やエネルギーの削減などにも着手していくほか、この取り組みが他のコワーキングスペースや企業、団体にも広がり、知識やノウハウの交換ができるようなコミュニティー化も進めていくつもりです。

自分たちの活動が様々な人の助けを得ながら。そしてこの取り組みの輪が広がっていくことを信じながら。
まずは身近な改善から始めたいと思います。


富士見 森のオフィスについて:

八ヶ岳の麓、長野県・富士見町にあるコワーキングスペース。大学の保養所だった木造施設をリノベーションし、
コワーキングスペースや個室オフィス、食堂やキッチン、広場や森を完備。宿泊棟である森のオフィスLivingは長期ステイや企業合宿でも利用できる。
リモートワークなどに最適な作業場としてだけでなく、利用者や地元のネットワークを通じて、様々な仕事やプロジェクトが生まれる場所としても機能している。
また富士見町は、都心からのアクセスが2時間強であることから、移住や二拠点居住に最適なエリアとして多くの移住者を集めている。
Webサイト: https://www.morino-office.com


※1 Operation Greenについて:

より多くの企業・学校・自治体がサステイナブルであって欲しい、という思いからEarth Companyが運営するイニシアチブOperation Greenは、「エコ施策導入支援」、「エコ施策・事例紹介」、「コミュニティ作り」の3つの側面から組織のエコ化をナビゲートしています。
Earth Company: https://www.earthcompany.info/
Operation Green: https://operationgreen.info/
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