ユネスコの消滅危機言語に認定されている「うちなーぐち(沖縄語)」。「よくわかる」と答えた10代は、わずか0.4%※大切な言葉をつないでいきたい。そんな思いから作成した「みんなのうちなーぐち辞典」公開!

-プロジェクトムービーも公開中!-

株式会社NTTドコモ

※平成30年度しまくとぅば 県民意識調査報告書より うちなーぐちを含むしまくとぅばについての回答

株式会社NTTドコモ(以下ドコモ)は、沖縄の大切な文化の一つである「言葉」を次世代へつないでいくために、これまでにない全く新しい「動画辞典」を制作しました。「うちなーぐち(沖縄語)」(=古くから沖縄で話されて来た言葉。以下、うちなーぐち)は、ユネスコにより消滅危機言語の一つに認定されています。うちなーぐちをもっと身近な存在にして、消滅の危機から救いたい。そこでドコモは、沖縄のみなさんと一緒にうちなーぐちをスマホで動画撮影。生き生きとしたうちなーぐちをたくさん集め、誰もが気軽にうちなーぐちに親しめる動画辞典サイトをつくりました。
◆サイトURL  https://www.nttdocomo.co.jp/special_contents/okinawa/
◆プロジェクトムービーURL https://www.youtube.com/watch?v=fZ_VM1TVxVY

「よくわかる」10代、わずか0.4%! このままでは、うちなーぐちが消滅する!?

2009年、うちなーぐちはユネスコにより消滅危機言語に認定されました。日本国内では8つの言語・方言が消滅の危機にあるとされており、そのうち5つが沖縄県の言葉です。今回このサイトでは、その中からうちなーぐちを中心に集めました。うちなーぐちを含む沖縄県各地域の言葉「しまくとぅば」について県が実施した調査(※)によると、しまくとぅばを「よくわかる」と回答した人の割合は、70代以上で54.0%、10代ではわずか0.4%でした。若者が少ないのはもちろん、高齢世代でさえもよく理解できる人は半数程度しかいない、まさに危機的な実情があります。
※平成30年度しまくとぅば 県民意識調査報告書

若者に身近なスマホの動画で見て楽しむ、新しいスタイルの「動画辞典」!
消滅の危機にあるうちなーぐちを未来につないでいくためには、子どもや若者たちに親しみを持ってもらうことが重要です。そこでドコモは、彼らにとって身近なスマホの動画に着目。沖縄のみなさんに単語を表現する動画をスマホで撮影してもらい、生き生きとしたうちなーぐちの動画をたくさん集めて辞典サイトをつくりました。誰でも気軽にスマホで見て楽しめる全く新しい動画辞典です。

「感情」や「動作」など様々な単語を表記。「感情」や「動作」など様々な単語を表記。

動画でわかりやすく意味を表現。動画でわかりやすく意味を表現。


子どもたちも高校生も、おじーもおばーも、みんなで一緒につくった辞典です。
この辞典は、子どもたちや高校生、うちなーぐちの普及を願う高齢の話者の方たちや言語学者の先生など、沖縄のみんなと楽しみながら制作しました。制作に参加した高校生からは、「しゃべれるようになりたいと思った」「もっと知りたいと思った」「残していきたいと思った」という声が聞かれ、大切な文化を守っていく気づきにつながったようです。これをきっかけに、少しでもうちなーぐちに興味を持ってくれる人が増えたら、それは微力でも、言葉というかけがえのない文化を未来へつなぐ力になるはずだと、私たちドコモは信じています。


この動画辞典は、ドコモの地域協創プロジェクトの一つです。

ドコモは、豊かな自然と独自の文化を持つ沖縄とともに、さまざまな地域協創プロジェクトを進めています。自然・文化保護や観光・インバウンド、暮らし・働き方など6つの分野を策定し、5G/AI/IoTなどのICT技術を活用して、沖縄県の持続的発展に貢献することをめざしてします。この動画辞典は、その一環として、沖縄の文化の礎である大切な言葉を守っていくプロジェクトです。

 

 

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会社概要

株式会社NTTドコモ

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URL
https://www.nttdocomo.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区永田町2丁目11番1号 山王パークタワー
電話番号
03-5156-1111
代表者名
前田 義晃
上場
東証1部
資本金
9496億7950万円
設立
1992年07月