"小売業ブランドパワー"の実態がわかる!ニールセン、2020年版「ニールセンショッパートレンド調査」を発表
~ポストコロナ、これからの過酷な競争時代にこそショッパー(利用者)の支持の強化が生き残りのカギ~
2020年6月12日 ニールセンは、このほど、2020年版「ショッパートレンド調査」の販売を開始しました。人口減少などによる市場の縮小傾向は、小売業の競争を激化させつづけています。さらに、新型コロナウイルス感染症の拡大による経済活動の停滞によって、家計支出が大きく減少することは間違いないため、さらに限られたパイの奪い合いが激化すると思われます。このように、様々な変化に対応しなければならない小売業ですが、生き残りのためにもっとも重要なことは、経済の好不況に関わらずショッパーの支持を得ることです。つまり、「ショッパーの支持を得る」ということは小売りのブランド力を強化することにほかなりません。
競争の質が上がることでショッパーの期待値が上昇
昨年に比べて、GMS/スーパーマーケット、ドラッグともにショッパーが重視する項目に変化がありました。
これは、どのチェーンも同様に質を上げることによって、ショッパーの期待値が上がり、結果としてその要素
では差別化がしにくくなるという減少が起きます。コロナ禍でもこの状況には注意する必要があります。
ブランドランキングの変化
GMSスーパーマーケット、ドラッグ、CVSともに様々な動きがありました。イオンは、安定的に強い
ブランドポジションを保っていますが、さらに、西友にもブランド力上昇の兆しが見えるなど、
昨年に比べて多くの違いが出ています。 これは、トップの位置にあるからといって安泰ではない小売業の
激烈な競争を意味します。
好感度も重視する必要がある
昨年は、長期に渡る人手不足から、CVSでの24時間営業の是非などの課題がメディアでも多く取り上げられ
ました。このような課題に直面したときの対応の仕方もブランド力に影響することは言うまでもありません。 特に、コロナ禍の小売業にとっては、メディア対応・広報戦略も慎重に実施する必要性があるということは
言うまでもありません。
ニールセンショッパートレンド調査について
「ニールセンショッパートレンド調査」は、小売チェーンの集客力・ロイヤリティ、販売強化につながる施策立案のための基礎として、小売企業のみならず、小売企業との関係を構築するメーカーや卸売企業にとって欠かせない指標を提供することを目的としており、1年前のパイロット調査を経て、本年より日本でも同調査を実施、調査レポートの販売を開始致します。
「ニールセンショッパートレンド調査」の特長
● ブランド力の比較:小売チェーンのブランド力をストア・エクイティ・インデックス(SEI)という一つの指標でとらえ、競合するチェーンと比較できます。
● ブランド力を高める効果的な項目明示:SEIを上昇させるために必要な項目を重要度順に、ショッパーの評価を分析。小売チェーンのブランド力を高め、競合店に勝つための具体的方針を小売企業内で検討、また小売企業を帳合に持つメーカー・卸売企業から有効な提案をすることが出来ます。
● 地域ごとに異なる競争チェーンの捕捉(主にスーパー/ドラッグストア):地域ごとに存在するチェーンを提示、調査規模も大きく設定しています。
調査概要
対象地域:47都道府県
対象サンプル数:8,233サンプル
調査対象者:18歳から65歳の食品日用品を購入するかその意思決定に関わる人
調査手法:インターネット調査(定量)
実査期間:2019年12月4日から12月23日
報告書:画像PPTもしくはPDFファイル形式の基本スナップショットレポート* エクセルでのデータテーブル。その他ご希望の際はお問い合わせ下さい。
調査対象チェーン (各業態別50音順)
スーパー・大型/総合スーパーマーケット 計40チェーン
アピタ・ピアゴ(※)、イオン、イズミヤ、イトーヨーカドー、いなげや、オークワ、オーケー、カスミ、紀ノ国屋、サミット、サンエー、サンリブ、山陽マルナカ、三和、成城石井、西友、ダイエー、東急ストア、原信・ナルス(※)、ハローズ、バロー、阪急オアシス、フジ、ベイシア、ベルク、平和堂、まいばすけっと、マックスバリュ、マルエツ、丸久・マルキョウ・マルミヤストア(※)、マルナカ、万代、ヤオコー、ゆめタウン・ゆめマート(※)、ヨークベニマル、ヨークマート、ラ・ムー・ディオ・ディオマート(※)ライフ、ラルズ・アークス (※) + コープ (生協グループ店舗) ※同グループ内複数チェーンをまとめて聴取
コンビニエンスストア 計5チェーン
セイコーマート、セブンイレブン、ファミリーマート、ミニストップ、ローソン
ドラッグストア 計24チェーン
アインズ&トルペ、ウェルシア、クスリのアオキ、カワチ薬品、キリン堂、クリエイトエス・ディー、ゲンキー、ディスカウントドラッグコスモス、コクミン、ココカラファイン、ザグザグ、サツドラ、サンドラッグ、スギ薬局、ドラッグセイムス、ドラッグストアセキ、ダイコクドラッグ、ツルハドラッグ、トモズ、マツモトキヨシ、ドラッグストアモリ、薬王堂、ドラッグユタカ、Vドラッグ
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ニールセンについて
Nielsen Holdings plc(NYSE: NLSN)は世界最大級のマーケティング調査&データ分析の会社として、世界規模の消費者と市場における最も完全で信頼された見解を提供しています。私たちのアプローチは独自のニールセンデータと他のデータソースを結び付けることで、今何が起こり、今後何が起こるのか、そしてこの知識に基づいてどの様に行動するのがベストなのかを世界中の顧客が見つけるお手伝いをします。ニールセンはメディア、広告、小売りそして日用消費財産業が直面する最も重要な問いに答えるための新しい方法を開発し続けながら、90年以上に渡り科学的な正確性と革新性に基づくデータと分析を提供してきました。S&P 500企業として、世界人口の90%を網羅する100ヵ国以上に拠点を有しています。詳細は当社ウェブサイトをご覧ください:www.nielsen.com.
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