株式会社エーディーエステック、超高速TDIラインスキャンカメラ『Linea HS2』販売開始
~業界最高クラスの16k@1MHzを実現し、検査タクトタイムの大幅短縮に貢献~
株式会社エーディーエステック(本社:千葉県船橋市、代表取締役:小嶌 勇輝)は、Teledyne DALSA社製 最新TDIラインスキャンカメラ「Linea HS2」の販売を開始いたしました。
Linea HS2 概要
Linea HS2は、業界最速クラスとなる最大ラインレート1MHzを16kの高解像度で実現した次世代の超高速・高解像度ラインスキャンカメラです。Teledyne DALSAが長年培ってきたTDIラインスキャン技術を基に開発され、128Gbit/secのデータスループットを提供します。16k/5μmの解像度と最適化された量子効率を備えた高感度のBSI(裏面照射型)TDI CMOSセンサを搭載しており、高速のラインレートによって光量が不足する場面でも高感度で撮像できるように設計されています。
BSIセンサとは?
Linea HS2のセンサに採用されている『BSI』とは、イメージセンサ構造の1つで裏面照射型センサとも言われます。従来のセンサ構造から受光面とフォトダイオードを反転させ、集光効率を向上させた技術です。
従来の表面照射型センサの場合、入射した光が受光面に到達する前に配線層により反射・減衰してしまいます。BSIでは配線層で減衰することなく受光面に光を入射できるため、同じ撮像素子の大きさでもより明るい画像を少ないノイズで取得可能です。
また、通常のTDIセンサ (グラフ内 青線)と比較してBSIセンサ(グラフ内 オレンジ線)は全体的に感度の上昇が見られ、特に350nm付近の近紫外領域においては 大幅な感度上昇を実現しています。
対応画像ボードについて
Linea HS2はTeledyne DALSAのXtium2-CLHSシリーズの高性能画像ボードに接続されます。次世代のCLHSテクノロジーを活用した画像ボードは、現場で実証された高速データ転送テクノロジーに基づいて構築されており、Linea HS2ではデュアルCLHS CX4コネクタを介してアクティブ光ケーブルに1秒あたり16ギガピクセルのデータを伝送します。
さらに、データフォワーディング機能により、最大12台のPCで並列データ処理を行うことが可能です。
Linea HS2は、既存のLinea HSシリーズからスムーズなアップグレードを実現します。同じピクセルサイズ、光学系、ケーブルでありながら、撮像スピードが最大約2.5 倍になり、検査タクトタイムの大幅短縮に貢献します。また、オプションの液体冷却アクセサリにより、動作中の熱安全性を確保できます。
仕様
解像度 |
16384 x (128+128+32) |
最大ラインレート |
1MHz |
ピクセルサイズ |
5μm x 5μm |
レンズマウント |
M90 x 1 |
データフォーマット |
8 / 10bit |
出力 |
モノクロ |
外形寸法 |
97 mm x 180 mm x 76.9 mm |
インターフェース |
Camera Link HS (CX4) |
株式会社エーディーエステックは、今後もお客様のニーズに応じた高品質な画像機器を提供して参ります。デモ機での評価やお見積りを希望される方はお気軽にお問い合わせください。
【Teledyne DALSAについて】
Teledyne DALSA社はTeledyne Imagingグループの傘下で、マシンビジョン市場向けのデジタルイメージング・コンポーネントを設計、製造、開発するトップクラスのメーカーです。
Teledyne DALSAのカメラ、フレームグラバー、ソフトウェア、その他の各種ビジョンソリューションは、世界中の何千にも及ぶ検査システムや多くの産業分野(半導体、太陽電池、フラットパネルディスプレイ、エレクトロニクス、自動車、ライフサイエンス 等)で採用されています。
■会社概要
会社名:株式会社エーディーエステック
所在地:〒273-0025 千葉県船橋市印内町568-1-1
設立年月日:2002年4月1日
代表者:代表取締役 小嶌 勇輝
資本金:3,300万円
URL:https://www.ads-tec.co.jp/company/
■株式会社エーディーエステックについて
株式会社エーディーエステックは2002年の設立以来、画像関連機器の輸入・販売およびエンジニアリングと遺伝子関連機器の開発・製造の2つの事業において、顧客本位主義を徹底し、実績を重ねてまいりました。進化の著しいこの分野において、日本および海外へビジネスネットワークを拡げて、きめ細かく、またスピーディにお客様のご要望にお応えする体制が確立できたものと自負しております。この2分野においては、お客様の提案も含めてプロジェクトのお手伝いができる専門家集団でありたいと願い、技術力はもちろんのことスタッフの教育にも力を入れ“人間力”を磨くことに努力しております。今後も時代の流れを見極め、真にお客様のニーズにマッチした製品をご提供、開発・製造してまいります。
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