Cohesity、SaaS型でデータ復旧とデータセキュリティ機能を提供する「Cohesity Cloud Services」ソリューションの提供を日本でも開始
CohesityのSaaSサービスで、サイバーレジリエンスを向上させ、増加するランサムウェアの脅威に対抗するために不可欠なデータのバックアップ、セキュリティ、復旧をよりシンプルに行う方法をお客様に提供
データ管理とデータセキュリティのリーダーであるCohesity (日本法人: Cohesity Japan株式会社、東京都千代田区、以下「Cohesity」) は、本日、日本のお客様および日本で活動する既存のお客様向けに、Cohesity Cloud Servicesソリューションの提供の開始を発表しました。Cohesity Cloud Servicesは、データ管理とデータセキュリティをシンプルにする「Software as a Service」 (SaaS) 製品です。このソリューションは、データをクラウドに集約し、データサイロを解消し、インフラの複雑さを軽減することで、俊敏性を高め、データからより多くの価値を引き出すことを可能にします。
Cohesity Cloud Servicesは、大規模から中規模の組織に、データのバックアップ、分類、隔離、セキュリティ、脅威情報の入手、復旧の機能を提供するように設計されており、これらはすべて単一のマルチクラウドプラットフォームを通じて行われます。Cohesityは、Cohesity Cloud Servicesの基盤インフラを管理し、Amazon Web Services (AWS) の東京リージョンでサービスを提供します。日本のお客様は、本日より、Cohesity Cloud Servicesの2つのサービスをご利用いただけます。
● Backup as a Service: Cohesity DataProtectは、Cohesityが管理するソリューションで、クラウドネイティブのデータ、SaaSのデータ、オンプレミスのデータを簡単にバックアップし保護できるBaaS (Backup as a Service) サービスです。Cohesity DataProtectは、オンプレミスのソリューションと同様に、Microsoft 365 SaaSアプリケーション、Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2)、Amazon Relational Database Service (Amazon RDS)、Amazon S3のデータ*、Salesforce (SFDC)* やその他クラウドプロバイダーのさまざまなクラウドワークロードをサポートし、セキュリティ、保護を提供するBaaSサービスです。さらに、Cohesity BaaSは、仮想マシン (VM)、ネットワーク接続ストレージ (NAS)、データベースなどのオンプレミスのデータソースもサポートしています。
● データ隔離 & 復旧: Cohesity FortKnoxは、ランサムウェアなどのサイバー攻撃の影響を最小限に抑えるために重要な役割を果たすSaaS型のデータ隔離と復旧ソリューションです。このサービスは、Cohesityが管理するクラウド保管庫にイミュータブルな (変更不可の) データコピーを隔離して保存することで、お客様のサイバーレジリエンスの向上を支援するよう設計されています。必要な時は、このコピーを利用して、攻撃から確実に復旧することができます。Cohesity FortKnoxは、クラウド時代と厳格なセキュリティ対策に適した最新の「3-2-1」オプションを提供し、磁気テープやセルフマネージド型のデータ保管庫と比べて運用を劇的にシンプルにし、コストを抑えながらオフサイト保護を実現するよう設計されています。Cohesity FortKnoxを使用することで、組織は接続、保管、復旧を簡単に行うことができ、さらに、厳しい復旧サービスレベル契約 (SLA) や規制要件にも対応することができます。組織の予算や目標復旧時間 (RTO) はさまざまです。そのため、Cohesityはお客様の重要なニーズに合わせて2つのオプションを提供し、どちらのオプションも重要なセキュリティ機能を備えています。これには、仮想エアギャップ、Amazon S3 Object Lockによるイミュータビリティ、ロールベースアクセスコントロール (RBAC) 、クォーラム (4つの目の原理) 、多要素認証 (MFA) 、Cohesity鍵管理システム (KMS) など、重要なセキュリティ機能が含まれています。
1) Cohesity FortKnox - Amazon S3 Standard-Infrequent Access (S3 Standard-IA) ストレージクラス: アクセス頻度は高くないが、必要な際に迅速にアクセスすることが求められるデータ用です。このオプションはCohesityが既に提供しており、即時のデータ復旧が可能で、最低30日間の保存期間が設定されています。
2) Cohesity FortKnox - Amazon S3 Glacier Flexible Retrieval (FR) ストレージクラス: 最近追加されたこのオプションは、SaaS型サイバー保管庫の機能を提供するために費用対効果の高いコールドストレージで、復旧時間は数分から数時間、90日以上の保存期間が設定されています。
Cohesity Cloud Servicesには、今後追加のソリューションが順次提供される予定です。Cohesity Cloud Servicesは、Cohesityのオンプレミスソリューションと同様に、CohesityのData Cloudプラットフォームの一部であり、Cohesity Heliosを介してひとつのユーザーインターフェースで簡単に管理することができます。データ管理とデータセキュリティに対するこの最新のアプローチは、今日、組織がしばしば管理に苦労している多くの個々のサービス、製品、管理コンソールを統合することを支援します。この統合により、企業の攻撃対象領域を減らすことができ、データセキュリティをさらに強化することができます。また、お客様はCohesityのクラウドサービスを利用することで、CapEx (設備投資) からOpEx (運用コスト) への費用の変換を図ることができます。
CohesityのCEO兼社長であるSanjay Poonenは次のように述べています。
「企業や政府は、ますます巧妙化し、頻発するランサムウェア攻撃に代表されるサイバー脅威の悪化に直面し続けていますが、同時にデジタル化とクラウドテクノロジーの導入が進んでいます。Cohesity Cloud Servicesは、データセキュリティと保護機能の強化、データとビジネスプロセスの復旧、攻撃者の利益を奪うことで、ビジネスリスクを低下させるように設計されています。日本のお客様に、データの管理、保護、セキュリティ、復旧のためのCohesityソリューションの利用方法について、より多くの選択肢と柔軟性を提供できることを嬉しく思っています」
Cohesity Japanの代表取締役社長の伊藤俊明は、次のように述べています。
「Cohesity Cloud ServicesのSaaS製品を日本に提供することで、お客様はデータ管理とデータセキュリティをシンプルにし、ハイブリッド環境またはマルチクラウド環境に最適な方法でCohesityを利用できるようになりました。また、これらのソリューションの提供により、日本のチャネルパートナーは、独自の価値を付加し、お客様の環境に合わせた、つまり最適化したソリューションを提供する機会を得ることができます。ランサムウェアは、日本におけるサイバーセキュリティの主要な脅威となっています。そのため、私たちのモダンなデータ管理、保護、復旧機能は、お客様のセキュリティ体制の強化、サイバーレジリエンスの向上、事業継続性の強化に必要なシンプルで強力なソリューションを提供します」
お客様は、Cohesityの正規チャネルパートナー、ディストリビューター、およびAWS Marketplaceを通じて、現在および今後のCohesity Cloud Services製品をサブスクライブすることができます。Cohesity Cloud Servicesは、パートナーに継続収入ビジネスを拡大する機会を与えるだけでなく、パートナー自身でインフラを構築することなく、既存のマネージドサービスを拡張することも可能にします。また、パートナー様が、マネージドサービス業務を開始しようと検討している場合、Cohesity Cloud Servicesをエントリーポイントとして利用することができます。
*2023年1月にEarly Accessを開始し、その後一般の提供を開始する予定です。
Cohesity Cloud Servicesについて
Cohesity Cloud Servicesは、Cohesityが管理し、クラウド上で動作するSaaS型製品のポートフォリオです。以前はData Management as a Service (DMaaS) と呼ばれていたこのサービスは、サイバー保管庫を使ったデータの隔離、バックアップとリカバリ、災害復旧、脅威保護、データ分類、コンプライアンスなど、重要なデータ管理とデータセキュリティ機能をすべてSaaSモデルで提供し、簡単に利用できるようにします。
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