ブレゲ "クイーン・オブ・ネイプルズ 8925" バレンタインデー モデル
ブレゲが発表するこの新作モデルには、ホワイトマザーオブパールダイヤルが採用されており、繊細に散りばめられたレッドのアクセントが愛の祝福を演出します。インナーベゼルには66個のルビーが手作業でセットされ、無数のダイヤモンドを備えたベゼルと、カボションカットルビーが装飾されたリュウズによって引き立てられています。同じく情熱的なレッドの時針および分針が配され、控えめなレッドのハート型インデックスが、オフセンターのチャプターリングで時を示し、アリゲーターストラップと見事に調和します。また、ラグとフォールディングバックルにも手作業でセットされたダイヤモンドが飾られています。
ムーブメント
33mmの卵型ケースの心臓部には、38時間のパワーリザーブと3Hzの振動数を備えた180個の部品から成る586/1自動巻ムーブメントが搭載されています。このムーブメントには、さまざまな特性を持つシリコン素材のヒゲゼンマイが採用されています。シリコンは腐食や摩耗への耐性があるだけでなく、磁場の影響を受けず、時計の精度を向上させます。見えない部分に至るまで、キャリバーの全部品はブレゲの伝統に即してすべて手作業で丁寧に仕上げられています。ホワイトゴールド製ケースのサファイア・ケースバックからは、プラチナ製ローターとコート・ド・ジュネーブ装飾、面取りされたムーブメントを眺めることができます。
王妃の時計
ナポレオン・ボナパルトの末妹カロリーヌ・ミュラは、ナポリ王妃時代にブランドの偉大な支援者になり、ブレゲからは懐中時計と置時計合わせて30点以上も購入しました。パリのケ・ド・ロルロージュに工房を構える時計師ブレゲは、1810年にナポリ王妃のための時計の製作に取り掛かりました。それはまさに、腕に着けて使うように考えられた時計でした。すなわち、世界初の「腕時計」とされるものです。ブレゲの保存台帳には、1812年に納品され、1849年と1855年に修理した記録が残っているので、この時計がたどった歴史と、今は現存しない時計の特徴を知ることができます。それは、細長いケースとギヨシェ彫りのシルバー仕上げダイヤルが備わる腕時計で、極めて精巧に作られ、複雑機構のリピーターやムーンフェイズに加え、温度計までもが組み込まれたものでした。そして、腕に装着するためのブレスレットは、髪とゴールドの糸を撚り合わせて作られていました。
ブレゲ ブティック銀座 ☎03-6254-7211
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