「RSウイルス感染症と予防に関する日本人の意識調査」結果を発表
・「RSウイルス感染症は日常生活に大きな影響を与える」と回答した人は約20%
・RSウイルスワクチンの認知度は10%未満で、インフルエンザなどのワクチンと比べ低い
グラクソ・スミスクライン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:ポール・リレット、以下 GSK)は、全国の60歳以上の男女約6,200名を対象に、RSウイルス感染症と予防の認知について理解することを目的とした「RSウイルス感染症と予防に関する日本人の意識調査」(*1)の結果を発表しました。
RSウイルス感染症は、RSウイルスの感染によって引き起こされる呼吸器感染症で、高齢者のRSウイルス感染症の治療については対症療法のみです。健康な成人はRSウイルスに感染しても多くは風邪のような症状で軽快しますが、高齢者や喘息、COPD、心疾患などの基礎疾患がある人は、感染をきっかけに肺炎などを起こすこともあるため注意が必要です(*2,*3,*4,*5)。本調査から、「RSウイルス感染症」の疾患の認知度やRSウイルス感染症は自分も罹患する可能性があること、日常生活に大きな影響を与えると回答した人の割合はいずれも約20%であり、インフルエンザや肺炎など他の疾患と比べ低いことがわかりました。また、RSウイルスワクチンの認知度は7%と、他のワクチンと比べ低いこともわかりました。
「RSウイルス感染症」の疾患についてある程度以上知っている人の割合は、20%未満
「RSウイルス感染症」という疾患名について、65%の回答者が認知している一方で、疾患についてある程度および詳しく知っていると回答した人の割合は17%でした。インフルエンザ(95%)や新型コロナウイルス感染症(95%)、肺炎(84%)と比べ、RSウイルス感染症の認知度は低いことがわかりました。
「RSウイルス感染症」に自分が罹患するかもしれないと思う人の割合は、20%未満
RSウイルスの感染をきっかけに、高齢者や喘息、COPD、心疾患などの基礎疾患がある方は肺炎などを起こすこともあるため注意が必要となりますが(*2,*3,*4,*5)、本調査より、自分が罹患するかもしれないと思う人は、RSウイルス感染症では16%、インフルエンザ43%、新型コロナウイルス感染症39%、肺炎35%であることがわかりました。
「RSウイルス感染症は日常生活に大きな影響を与える」と回答した人の割合は、約20%
RSウイルス感染症、インフルエンザ、新型コロナウイルス感染症、肺炎に罹患した場合、日常生活に大きな影響があるまたはとても大きな影響があると回答した人の割合は、それぞれ、22%、34%、52%、53%でした。さらに、RSウイルス感染症について、「高齢になると加齢に伴う免疫低下や基礎疾患のため、RSウイルス感染症から肺炎などへ重症化するリスクが高くなる」ことを認知している人の割合は、37%でした。
RSウイルスワクチンの認知度は10%未満で、他のワクチンと比べ低い
RSウイルスワクチンの認知度は7%で、インフルエンザワクチン(85%)、新型コロナワクチン(88%)、帯状疱疹ワクチン(51%)、肺炎球菌ワクチン(49%)と比べ、低いことがわかりました。
RSウイルスに関する情報ウェブサイト「RSウイルス.jp」について
GSKでは、RSウイルス感染症に関する理解を深めていただくために、一般の方々向けの疾患情報ウェブサイト「RSウイルス.jp( https://rsvirus.jp/ )」を開設しており、疾患の症状、治療や予防などの情報を提供しています。RSウイルス感染症に関する詳しい情報は、「RSウイルス.jp」と検索、あるいは、URL( https://rsvirus.jp/ )やこちらの二次元バーコードからアクセスし、ご覧ください。
Q1: あなたは以下の病気・感染症についてどの程度ご存知ですか。最もあてはまるものを教えてください。
Q2: これからの将来、あなたご自身が以下の病気・感染症にかかる可能性はどの程度だと思いますか。最もあてはまるものを教えてください。
Q3: 仮にあなたが以下の病気・感染症にかかった場合、あなたの日常生活にどのくらいの影響があると思いますか。
Q4: あなたは以下のワクチンについて、どの程度ご存知ですか。最もあてはまるものを教えてください。
RSウイルス(呼吸器合胞体ウイルス)について
RSウイルスは、肺などの呼吸器に影響を及ぼす一般的な感染性ウイルスです。特に、高齢者、慢性の基礎疾患(喘息、COPD、心疾患など)のある方、免疫機能が低下している方は、RSウイルス感染症の重症化リスクが高くなり、肺炎、入院、死亡などの重篤な転帰につながる可能性があります(*2,*3,*4,*5)。また、RSウイルス感染症は、喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、心疾患などの基礎疾患の増悪の原因となることもあります(*2,*6)。先進国の60歳以上の成人において、RSウイルスは、毎年47万人以上の入院と約33,000人の院内死亡原因、日本では約63,000人の入院と約4,500人の院内死亡原因であると推定されます(*7)。
グラクソ・スミスクライン(GSK)について
GSKは、サイエンス、テクノロジー、人財を結集し、力を合わせて病に先手を打つことを存在意義とするバイオ医薬品のグローバルリーダーです。GSKは、免疫学、遺伝学、先端テクノロジーを駆使し、感染症、免疫・呼吸器疾患、オンコロジーをはじめとする疾患領域の研究開発に注力しています。そして、ワクチン、スペシャリティ医薬品、ジェネラル医薬品を通じて、病気の予防と治療に貢献します。詳細情報は https://jp.gsk.com をご参照ください。
(*1) GSK「RSウイルス感染症と予防に関する日本人の意識調査」(日本人60歳以上男女約6,200名対象としたオンライン調査、2024年2月19日~2月21日実施)
(*2) Centers for Disease Control and Prevention (CDC), RSV in Older Adults and Adults with Chronic Medical Conditions, 2023.
(*3) Belongia EA et al: Open Forum Infect Dis 2018; 5(12), ofy316.
(*4) Branche AR et al. Incidence of Respiratory Syncytial Virus Infection Among Hospitalized Adults, 2017-2020, Clin Infect Dis 2022;74: 1004–1011.
(*5) Wyffels V et al: Adv Ther 2020; 37(3),1203-1217.
(*6) Ivey KS et al: J Am Coll Cardiol 2018; 71(14), 1574-1583.
(*7) Savic M, Penders Y, Shi T, Branche A, Pirçon J-Y. Respiratory syncytial virus disease burden in adults aged 60 years and older in high-income countries: a systematic literature review and meta-analysis, Influenza Other Respir Viruses 2022 2023; 17:e13031.
【プレスリリースはこちらのPDF版でもご覧になれます。】
https://prtimes.jp/a/?f=d95928-19-044e97542739afe766c92526f7e468dc.pdf
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