EVERSTEEL、共英製鋼 枚方事業所様にて鉄ナビ検収AIの実運用開始
株式会社EVERSTEEL(本社:東京都文京区、代表取締役:田島 圭二郎、以下EVERSTEEL)は、共英製鋼株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:廣冨 靖以、以下共英製鋼様)の枚方事業所にて、鉄スクラップAI解析システム「鉄ナビ検収AI」の現場運用を開始いたしました。
また、2025年内に共英製鋼様の関東事業所、名古屋事業所、山口事業所にも順次導入予定です。
導入の背景
共英製鋼様は、鉄スクラップを原材料とし、これを電気炉で溶融して鉄をつくる鉄鋼メーカーです。鉄筋棒鋼を中心に、社会インフラを支える建設鋼材を生産しています。
製造業の中でも最大のCO2排出量を占める鉄鋼業界において、脱炭素の実現は大きな課題です。鉄鉱石やコークスを燃料として鉄を作る高炉法と比較し、鉄スクラップをリサイクルして鉄を製造する電炉法では約70%のCO2排出量を抑制可能であり、近年注目が高まっています。
加えて、気候変動や資源枯渇の影響から、資源を効率的に循環させ、経済的な成長と持続可能な社会の両立を目指す「サーキュラーエコノミー(循環経済)」の重要性が増す中、鉄スクラップをリサイクルする電炉は、サーキュラーエコノミーの実現にも寄与しています。
しかし、原料となる鉄スクラップには多種多様な部材が混在している上、鉄以外の不純物や爆発物等が混入するケースがあります。電炉メーカーでは熟練の作業員が目視で品質チェックを実施しており、査定の属人化や異物の見逃しが品質面・安全面から深刻な課題です。
上記の課題を解決し、スクラップ検収業務の標準化・効率化を実現するため、共英製鋼様にEVERSTEELの鉄スクラップをAIで画像解析するアプリケーション「鉄ナビ検収AI」を採用いただきました。
現状と今後の展望
導入当初のスケジュール通り、11月より現場にて実運用を開始しました。鉄ナビ検収AIと基幹システムとの連携により、納入データを自動で連携し、現場でのスムーズな運用を実現しています。
2025年度中に関東事業所、名古屋事業所、山口事業所にも導入を進め、共英製鋼様全社での検収業務の標準化・効率化実現を支援して参ります。
EVERSTEEL代表コメント
▽株式会社EVERSTEEL 代表取締役 田島圭二郎
共英製鋼様の多大なるご協力のお陰で、開発が順調に進み、スケジュール通り実運用を開始することができました。検収員の方の知見も活かしながら、更なる品質向上を目指し、全社導入においても期待に添えるよう、引き続き全力を尽くして参ります。
共英製鋼株式会社について
会社名:共英製鋼株式会社
所在地:大阪市北区堂島浜一丁目4番16号
代表者:代表取締役社長 廣冨 靖以
設立:1947年8月
会社HP:https://www.kyoeisteel.co.jp/
株式会社EVERSTEELについて
会社名:株式会社EVERSTEEL
所在地:東京都文京区本郷7-3-1 東京大学南研究棟アントレプレナーラボ202
代表者:代表取締役 田島 圭二郎
設立:2021年3月16日
会社HP:https://eversteel.co.jp/
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