舶用主機関向けメタノール燃料供給装置（LFSS）の基本設計承認を取得

三井E&S造船

ツネイシホールディングス株式会社

2024年4月11日 15時30分

三井E&S造船株式会社（本社：東京都港区、代表取締役社長：小葉竹泰則、以下「当社」）は、舶用低速ディーゼル主機関向けのメタノール燃料供給装置（Low-flashpoint Fuel (MeOH) Supply System：以下「LFSS」）について、2024年4月11日に一般財団法人日本海事協会（以下、「ClassNK」）から基本設計承認（Approval in Principle：以下「AiP」）を取得しました。

この度AiPを取得したLFSSは、舶用低速ディーゼル主機関向けに開発され、主要構成機器、サイズ、重量ともにシンプルかつコンパクトな設計となっています。当社LFSSの主要構成機器は日本国内メーカー製を予定し、日本語での取扱説明書作成や各種お問い合せへの柔軟な対応が可能です。またコミッショニングや試運転への当社技師立会についても対応いたします。日本国内で組み立てを行うため、当社LFSSを採用いただくことで、お客様による海外FATへの立会や海外メーカーからの技師招聘が不要となり、お客様の負担やコストの軽減に寄与します。

現在、環境規制や新たな規制の適用を受け、船舶燃料は重油からメタノール等を含む新燃料への移行期を迎えています。新燃料への移行に際しては、検討に多大な時間が必要となるため、お客様への負担増大が予想されます。当社では、経験豊富な技術者がお客様の新燃料への移行を支援いたします。

当社は、この度ClassNKからAiPを取得したLFSSを通じ、日本の海事産業のさらなる活性化と、2050年のカーボンニュートラル目標の達成に貢献してまいります。