地域医療の「こころみ」× 医療AIの「medimo」、"未来の医療モデル"を共創人手不足や僻地医療の課題解決へ、次世代型「AIスマートクリニック」を12月4日武蔵小杉に開業

「医療の質」と「持続可能性」を両立する、新しい医療インフラの実証

株式会社medimo

2025年12月4日 10時00分

医療機関向けAI音声システム「medimo」を提供する株式会社medimo(本社：東京都港区、代表取締役社長：野村怜太郎／中原楊／馬劭昂)は、首都圏で複数クリニックを展開する医療法人社団こころみ（本部：神奈川県川崎市、理事長：大澤亮太）と両者の知見と技術を融合させた次世代型クリニック「ベルスリープクリニック武蔵小杉」を2025年12月4日(木)に開業することをお知らせいたします。
本クリニックは、medimoがAIカルテSaaSとして培った技術と知見を投入し、クリニックのオペレーション設計から参画した初の事例です。「医療の質」と「圧倒的な利便性」、そして「持続可能な働き方」を実現する次世代のクリニックモデルとして展開します。

左から　睡眠外来統括医西條氏、医療法人社団こころみ理事長大澤氏、medimo 代表取締役共同創業者医師中原

共創の背景

日本の医療現場は、深刻な人手不足と医師の長時間労働により、維持が困難になりつつあります。変革する医療の中で、「人と人の向き合う医療の本質を社会インフラとして追求する」ことを目指すこころみと、「テクノロジーで医療を持続可能にする」ことを目指すmedimoは、それぞれの強みを持ち寄り、この課題に対する具体的な解決策を提示するために提携いたしました。

AIスマートクリニック「ベルスリープクリニック」の特徴と狙い

本クリニックは、これらの課題をAIとDXの力で解決する「睡眠専門スマートクリニック」です。

最小限の人員で高品質な医療を実現（省人化×医療の質）
AI問診、AIカルテ、キャッシュレス決済等の導入により、受付スタッフを配置しない「無人受付」や、医師の事務作業ゼロを実現。これにより、限られた医療資源（人材）でも、患者様一人ひとりと向き合う時間を最大化し、高品質な医療を提供し続けることが可能になります。
「離島・僻地医療」への展開を見据えたモデル実証
この「医師一人でも、高品質な医療を効率的に提供できるシステム」は、医療資源が極端に不足している離島や僻地においてこそ、真価を発揮します。こころみグループが取り組む八丈島等への医療支援の知見も活かし、将来的には場所を問わず高度な医療へのアクセスを可能にするインフラとしての展開を見据えています。
患者様への「待ち時間ゼロ」体験の提供
AI活用により、来院から診察、会計までの待ち時間を極限まで短縮。忙しい働き世代の方々へ、ストレスのない受診体験を提供します。

両代表コメント

医療法人社団こころみ　理事長　大澤亮太氏

私たちは新しい医療課題に取り組み際に、「良い医療とは何か？」「持続可能に提供するにはどうすれば良いか？」を考えます。ベルスリープクリニック武蔵小杉では、同エリアにある当法人の精神科・内科・耳鼻科・婦人科と連携できます。このため、「適切にトリアージした上で、睡眠衛生教育を大切にした睡眠医療」のモデルを考えました。スマートクリニックとしての運用を追求することで、受診体験を高めつつ属人性を下げることを目指します。診診連携とセットで進めることで、水平展開も可能となります。また医師のみで医療提供できる体制は、私たちが取り組む離島医療にも活用が期待できます。この度はmedimo様と共創させていただき、社会インフラとしての医療の可能性を広げていく挑戦を楽しみたいと考えております。

株式会社medimo　代表取締役　共同創業者　医師　中原楊

medimo は「医療の変曲点になる」をミッションに掲げ、AIとヒトが協働する未来の医療現場を創る会社です。医療従事者の業務負担を大幅に軽減するAIカルテ「medimo」を1000件の医療施設に提供してきた知見を活かし、この度はご縁がありmedimoユーザーでもある医療法人社団こころみ様と共同でクリニックを立ち上げることになりました。既存のワークフローがないまっさらなキャンバスだからこそ、未来から逆算して大胆な設計ができ、現行のテクノロジーで実現しうる最高の医療を届けられます。ベルスリープクリニック武蔵小杉が全ての医療関係者にとって新規開業を語る上で外せない事例になりますことを期待しております。

クリニック概要

名称：ベルスリープクリニック武蔵小杉

開業日： 2025年12月4日（木）

所在地：神奈川県川崎市中原区小杉町3-20-1 光ビル20 7階

診療科目：睡眠外来（心療内科・精神科）

公式サイト： https://bellsleep.jp/

（左）睡眠外来統括医西條史祥氏 /（右）受付

医療法人社団こころみについて

「人と人とが向き合う医療を、社会インフラとして、追求し続ける」ことをミッションとし、2020年12月に開設した医療法人です。東京・神奈川に7院を展開し、2024年より八丈島の巡回診療所運営も行っています。プライマリーだけでなく、血液内科・rTMS療法など専門医療ネットワーク構築に取り組み、独自の臨床研究倫理審査委員会を運営し、臨床と学術の両面から取り組んでいます。

株式会社medimoについて

　「最先端テクノロジーで医療現場を持続可能に」をミッションに掲げ、2022年4月に創業したヘルステックスタートアップです。AIをコア技術とし、音声入力とAI要約でカルテ作成業務をラクにするwebアプリ「medimo」を開発・提供。医療従事者を煩雑な書類業務から解放し、患者の診察・治療により集中できる持続可能な医療現場の実現を目指しています。