エンジェルラウンド株式会社、プラント工事案件特化のマッチングプラットフォームを運営する株式会社テクノワに投資

エンジェルラウンド株式会社

エンジェルラウンド株式会社(本社:東京都豊島区、代表取締役:大越匠)は、プラント工事案件特化のマッチングプラットフォームを運営する株式会社テクノワ(以下、テクノワ社、本社:東京都港区、代表取締役:平岡稔康)に出資したことをお知らせします。


株式会社テクノワについて

「テクノワ」は、職人を探している「発注企業」と工事が少なく職人が余っている「受注企業」や「一人親方」の効率的なマッチングを提供するダイレクトマッチングサービスとして誕生しました。

サービスの公式リリース前から全国のプラント工事会社と緊密に連携し、LINEやInstagramなどのSNSを活用するなど「テクノワ」が独自の対策を講じることで、既に発注企業および受注企業からの依頼に応じ、条件に適したマッチングを実現しています。こちらのサービスを活用いただくことでさらに迅速かつ効率的にマッチングが可能となります。

また、マッチングには「テクノワ」サポートも関わることで、悪質な業者や職人の排除を徹底して行っています。これにより、利用者は安心してサービスを利用することができ、条件のミスマッチや齟齬が起こりにくい体制を構築しております。

会社名:株式会社テクノワ

代表取締役: 平岡 稔康

事業内容: ウェブアプリケーションの企画、開発

設立: 2022年5月

URL:https://teqnowa.com/

お問合せ: support@teqnowa.com


プラント業界の課題

日本のプラント業の市場規模は約8兆円という巨大なマーケットです。しかし、プラント業界で働く職人を取り巻く環境は必ずしも良いとは言えないのが現状で、下記のような問題点が指摘されています。

  • 多重下請け構造により下請け企業になればなるほど中間マージンを取られ職人まで利益が分配されない

  • 知り合いからの仕事の紹介(人のツテ)が多く、人の繋がりが無いと仕事が取りづらい

  • 仕事の依頼などは電話やファックスでのやりとり

  • 囲い込みの慣習が強く職人や企業を他社に行かせないように囲い込むため取引先が1社に限定されてしまい経営が不安定

    また、これらの問題はプラント業界だけではなく建設業全体で働く「現場職」の方々にまで蔓延しています。

「テクノワ」では企業や職人のマッチングプラットフォームを構築することで、今まで取引の無かった企業との繋がりをつくり、人手不足の解消や人のツテに頼らなくても日本全国の企業と繋がる事ができるサービスを提供することが可能です。

これまでの実績                   

2023年10月にローンチしてから2024年5月までに受注企業数は70社にのぼり、「テクノワ」による雇用機会創出は見込みベースで1,000日超(ローンチ前を含む10ヶ月間の実績)、見込みGMVは1億円を突破するなど順調に実績を伸ばしています。

プラント業界の特性である口コミや評判で受発注が決まるクローズドな業界を逆手にとったユニークなSNS戦略もプラント業界に一石を投じています。

「テクノワ」今後の展開               

まずは2027年までにユーザー数12万人を突破していきます。そのために入構書類を含む事務作業のさらなるDX化の推進、受発注フローの改善によるマッチング率の向上、労務系サービスや職人の就業履歴登録サービスなどとの連携を通じ、「発注企業」「受注企業/一人親方」双方にとって効率的かつ安心してご利用いただけるサービスを目指します。

またプラント業界で培ったこのノウハウを類似業界へ横展開することを見込んでいます。


今回の出資に際してのコメント

X (Twiter): https://twitter.com/TakumiOokoshi

エンジェルラウンド:代表取締役 大越 匠

昔からある業界×スタートアップの組み合わせの勝ち筋の1つに「その業界の中にいた人」の起業があると思っています。

建設業界にはさまざまな工事があります。その中に工場などの生産設備を建設する工事があり、これがプラント業界です。このプラント工事の業界構造は多重下請け構造という点でSIer業界に似ています。

多重下請け構造は、クライアントの受注量やタイミングに機動的かつ利益を出すために「下請けを活用する」というスキームです。これは元請け企業による効率化とコスト削減の賜物だと個人的に理解しています。ただ、この効率的な取り組みが下に、下に、の繰り返しの結果、孫請ひ孫請まで発展しています。

プラント工事の仕事の流れもほとんど同じ構造になっています。元請けの受注企業が下請けに、その下請けも孫請に‥‥発注をしていく。このプロセスで、SIer以上に不透明な中抜きが当たり前になっていたりします。

不透明だからこそ建築業のDXはこれからどんどん進んでいくはずであり、スタートアップにとって可能性の多い領域です。ただ、レガシー業界のDXニーズは高まっているものの参入に失敗しているスタートアップも多くあります。理由は明確で「業界の実態を知らないから」です。

昔からある業界×スタートアップの組み合わせでは「業界の中にいた人」の起業が必須要件だと思っています。中にいたからこそ、UIUXをどうするのがいいのか、業界課題を当事者として理解・展開できる強みになるためです。

テクノワ社・平岡さんは、まさにプラント事業の”中”にいたキャリア。業界課題を当事者としての高い解像度で事業をソリッドに推し進めています。まだまだDXの余白ある業界だからこその様々なチャレンジをしていきましょう!


テクノワ社:代表取締役 平岡稔康

私は現場の職人としてまた、経営者として10年以上このプラント業界に携わってきました。その中で業界の大きな課題を肌で感じ、それを変えるのは自分しかいないと強く想い2023年10月にローンチしたのが「テクノワ」です。

「テクノワ」のローンチまで何年にも渡り構想を固めていく中で、SNSを使った独自の戦略で全国のプラント工事会社や職人と繋がりをもち、案件マッチングためのビジネス検証を重ねてまいりました。その中でさらに「テクノワ」を利用していただくことによってユーザー獲得やマッチング成功率がアップしています。

また、人手不足と言われている建設業界やプラント業界でも実は職人の稼働率は100%ではありません。その原因の一つとなっているのが現場に入る際の書類のやりとりです。現状各現場で統一されたフォーマットがないため各種書類の管理が混沌を極めています。そこでテクノワ社では「発注企業」と「受注企業/親方」とのマッチングはもちろんのこと、書類のDX化を図り定型業務の効率化を図ることで職人稼働率100%を目指していきます。

この度の資金調達でこんなにも期待してくれる投資家様の方達がいるんだなと嬉しく思う反面やっとスタートラインに立てたと身が引き締まる思いです。

やるべき事を愚直に進め、プラント業界、現場職全体に必ず無くてはならない必要なサービスにしていきます。そして業界全体のレベルアップの一端を担っていく所存です。


【エンジェルラウンド株式会社について】

会社名 :エンジェルラウンド株式会社

代表者 :大越 匠

事業内容:エンジェルラウンドに特化したベンチャーキャピタルファンドとスタートアップ起業家だけの完全招待制オンラインコミュニティ「UooVo(ウーボ)」の運営

URL  :https://angel-round.com/

お問合せ:info@angel-round.com

当社が運用しているファンドは、スタートアップ起業家の多様なキャリア形成とEXITの選択肢をIPOだけでなくスモールEXITにもフォーカスできるよう「アーリー投資 × 最小限のファンドサイズ」というファンドコンセプトにしています。

これまでのスタートアップ投資におけるEXITでは、IPOまたは大型M&Aをメインの目標にすることが多くありました。当ファンドの投資先にはIPOを視野に入れながら、同時にスモールなEXITも見据えられるようにしていきたいと考えています。

詳細は以下プレスリリース参照ください。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000126206.html

また、投資先は「ソリッドベンチャー」に特化して投資をしております。Jカーブモデルのスタートアップに投資するVCファンドが多い中、ソリッド的な売上や利益を薄くても出している企業に投資するVCファンドはほとんどありません。

弊社ファンドは堅実な事業を持ちながら、常に新しいチャレンジを模索しているソリッドベンチャーに寄り添う方針を持っています。

代表取締役の大越匠は、大学卒業後、イシン株式会社に就職。その後、ベンチャーキャピタルに転職し、スタートアップ企業へのグロース支援や投資に従事。2023年にエンジェルラウンド株式会社を設立しました。

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会社概要

URL
https://angel-round.com/
業種
金融・保険業
本社所在地
東京都豊島区池袋2-40-13 池袋デュープレックスビズ6階
電話番号
-
代表者名
大越匠
上場
未上場
資本金
-
設立
2023年05月