ヤマチク、ICCサミット最高峰ピッチ「カタパルト・グランプリ」で入賞!
日本で唯一の竹のお箸メーカーが、世界お箸革命に挑む。
「すべてのあたりまえを、ありがとうに。」をビジョンに掲げ、日本で唯一の純国産・竹の箸メーカーとして事業を展開する株式会社ヤマチク(本社:熊本県玉名郡南関町、代表取締役:山崎彰悟、以下「当社」)は、9月2日に開催されたICC サミット KYOTO 2026のピッチイベント「カタパルト・グランプリ- 強者が勢揃い -」にて、5位に入賞いたしました。

■ ICCサミット「カタパルト・グランプリ」について
Industry Co-Creation ® (ICC) サミットは、「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。毎回500名以上が登壇し、総勢1,200名以上が参加し、参加者同士が朝から晩まで真剣に学び合い、交流します。
「カタパルト・グランプリ - 強者が勢揃い -」は、過去の「カタパルト」で上位入賞したプレゼンターや同様の実績のあるプレゼンターが登壇。今回の京都大会では11名が各7分間のプレゼンテーションを行い、第一線で活躍する審査員39名の投票によって入賞者が選出されました。
■ プレゼンテーション概要
廃業寸前だった竹の箸メーカーが挑む、世界お箸革命
今回、当社代表の山崎が登壇し、「廃業寸前だった竹の箸メーカーが挑む、世界お箸革命」をテーマにプレゼンテーションをしました。
1.事業概要 ― 純国産の竹の箸を、30工程以上の手仕事で
当社は熊本県南関町で60年以上、「竹の、箸だけ」を作り続けています。原料となる竹は、世界が注目するサステナブルな素材であり、切子(きりこ)さんが地域の山々から一本ずつ切り出したもの。30工程以上の手仕事で一膳ずつ仕上げており、年間500万膳が世界中の食卓に届けられています。
竹のお箸の特徴は、軽くて、つまみやすいというところ。木の箸の半分の重さで、動かしやすく、持ち方も美しくなります。箸先は滑り止めがなくてもつまみやすく、口当たりにも優れます。「いただきます」と手を合わせ、あらゆる命に感謝して残さず綺麗に食べる日本の食文化。米粒もつまめ、魚も綺麗に食べられる竹の箸は、その文化のなかから生まれました。
2.「竹の箸」を取り巻く現状 ― 日本の食卓から消えつつある、日本の竹の箸
「箸」という漢字が竹冠であるように、日本の箸の歴史は竹から始まりました。日本最古の物語『竹取物語』の冒頭に登場する「竹取の翁」も、いまなお「切子」という職人として実在しています。

しかし現在、日本の箸の多くは海外製造が基本であり、純国産の竹箸は、食卓から姿を消しつつあります。この構造は、つくり手側にも課題を残しました。
当社もかつては廃業寸前の下請けメーカーでした。世界唯一の技術を持ちながら給与は低く、原材料である大きな竹1本の買取価格は500円。切子さんからの「世の中には損する人も必要やけんね」という言葉を受け、誰かの我慢の上に成り立つ産業構造からの脱却を決意しました。
3.ビジネスモデルの転換 ― 下請けからブランドメーカーへ
(1)自社ブランドの立ち上げ
竹の箸をもう一度日本の食卓へ戻したい。その思いから、お箸の原点回帰をコンセプトにした自社ブランド「okaeri」を立ち上げました。ニューヨークADC、Pentawardsをはじめ海外のデザイン賞を多数受賞。これを皮切りに、販路ゼロから取引先は400件以上に増加し、食体験にこだわる有名レストランにも多数導入されています。さらにサステナブルなノベルティとしても採用が広がり、ICC様をはじめ参加企業の皆様のお箸も数多く製作しています。

(2)直営店の展開
2023年11月には、工場敷地内に直営ファクトリーショップ「拝啓」をオープン。店内には300種類以上の箸が並びます。人口約9,000人、観光地でもインバウンド需要もない南関町に1万人以上が訪れ、店舗売上は約3,000万円となりました。

(3)転換による成果
・売上は下請け時代の3倍に。
・自社ブランドの売上比率は、わずか7年で80%以上に。
・収益性の向上により、従業員の給与額は40%以上増加。
・竹の買取価格を2倍に引き上げ、切子さんの収入も2倍に。若い切子職人も増加。
4.市場の拡大 ― 韓国、そしてアジアへ
当社は現在、韓国で最も売れているお箸ブランドです。ステンレス箸が主流の韓国では、重さ・滑りやすさ・口当たりが課題でした。軽くて動かしやすく、細くてつまみやすい竹の箸は、韓国に新しい食体験をもたらしています。韓国・Hyundaiのテレビショッピングでは、14万膳がわずか40分で完売しました。
アジアの箸食市場は24億人。韓国・中国・台湾・ベトナムには、使い心地にこだわった箸がありません。アジアからの輸入品に押されてきた日本の竹の箸が、いまアジアから注目されています。

5.今後の展望 ― 世界にお箸革命を
現在、世界中でお箸は使われており、市場規模は4兆円。軽く、繊細で、丈夫な竹の箸を供給できるのは、世界でヤマチクだけです。世界中から問い合わせが相次ぎ、現在17カ国に出荷、その売上規模は全体の25%を占めています。
料理人が手を出せるのは、お皿の上まで。それを最高の状態で口に運ぶのはお箸です。たかがお箸、されどお箸で、味は確実に変わります。当社は日本の竹のお箸で、世界に最高の食体験を届けてまいります。
■ 実際のプレゼンテーションの動画はこちらをご覧ください
株式会社ヤマチクのプレゼンテーションは1:27:40からご覧いただけます。
https://www.youtube.com/watch?v=ampdlNl2yS8&list=PLLZV0252yJKU&index=9
ヤマチクについて
「すべてのあたりまえを、ありがとうに。」をビジョンとして掲げる、熊本県南関町の竹の
箸メーカー。創業から60年以上、「竹の、箸だけ」を作り続けてきました。材料に使う竹
も地域の山々から一本ずつ切り出し、日本で唯一の純国産の竹箸を作っています。
初の自社ブランドokaeriは、Pentawards、ニューヨークADCなど海外賞を多数受賞。国内
外で評価を得ています。2023年11月には、工場敷地内に直営のファクトリーショップ「拝
啓」をオープン。2025年8月に公開した短編映画『いただきます』は、80万回再生を突破し
多くの共感と話題を呼んでいます。
会社概要
企業名 : 株式会社ヤマチク
代表者 : 代表取締役 山崎彰悟
所在地 : 熊本県玉名郡南関町久重330
創業 : 1963年1月1日
設立 : 1991年5月13日
URL : https://www.hashi.co.jp/
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