デジタルダイナミック、AI推論GPUサーバーの累計演算性能がFP8換算で5.2エクサFLOPSを突破

搭載GPU累計6,197枚。半精度換算でスーパーコンピュータ「富岳」の理論演算性能を上回る規模に

デジタルダイナミック株式会社

AIデータセンターおよびGPUインフラサービスを提供するデジタルダイナミック株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:根来 実、以下「当社」)は、管理下にあるAI推論向けGPUサーバーの合計理論演算性能が、FP8換算(※1)で5.2エクサFLOPS(5,234ペタFLOPS)を突破したことをお知らせいたします(2026年6月末時点・設置月基準※2)。搭載GPUの累計枚数は6,197枚。半精度(FP16)換算では約2.6エクサFLOPSとなり、スーパーコンピュータ「富岳」の半精度理論演算性能(2.15エクサFLOPS)の約1.2倍に相当する規模です(※3)。

国内では生成AIの業務実装フェーズへの移行に伴い、学習基盤に加えて推論基盤への投資が急拡大しています。当社は推論ワークロードに最適化したGPUサーバーを展開し、分散型AIデータセンターの構築・運用と合わせて、日本のAI利活用を支えるインフラレイヤーの整備を加速してまいります。

※1 FP8:生成AIの推論処理で広く用いられる8ビット浮動小数点演算。エクサFLOPSは毎秒100京回(10の18乗回)の演算に相当する性能指標です。

※2 2026年6月末までに設置が完了した当社管理下のGPUサーバーを対象とした集計(設置月基準)。

※3 「富岳」の半精度理論演算性能(ブーストモード時2.15エクサFLOPS、富士通公表値)との理論値同士の比較であり、実効性能や用途が異なる点にご留意ください。

■ AI推論GPUサーバー 累計管理実績(2026年6月末時点)

搭載GPU(型番別)

累計枚数

NVIDIA L40S

3,833枚

NVIDIA RTX PRO 6000 Blackwell Server Edition

2,320枚

NVIDIA H100 80GB SXM5

44枚

合計

6,197枚

演算精度

合計理論演算性能(当社算出)

FP32

約632ペタFLOPS

TF32 Tensor

約1,266ペタFLOPS

FP16 Tensor

約2,600ペタFLOPS(約2.6エクサFLOPS)

FP8 Tensor

約5,234ペタFLOPS(約5.2エクサFLOPS)

FP4 Tensor(Blackwell搭載分のみ)

約4,675ペタFLOPS(約4.7エクサFLOPS)

※ NVIDIA公表の各GPUの理論演算性能値(スパース性を用いない稠密演算時)に搭載枚数を乗じた合算値(当社算出)。実効性能はサーバー構成やワークロードにより異なります。

■ スーパーコンピュータ級の計算リソースが、民間の推論インフラに

当社が管理するGPUサーバー群の合計理論演算性能は、半精度(FP16)換算で約2.6エクサFLOPSに達し、スーパーコンピュータ「富岳」の半精度理論演算性能(2.15エクサFLOPS)を上回る水準となりました。また、FP8換算の約5.2エクサFLOPSは、国内最大級の公的AI計算基盤「ABCI 3.0」(産業技術総合研究所/NVIDIA H200を6,128基搭載、半精度6.2エクサFLOPS)の8割を超える規模に相当します(※4)。

公的インフラに匹敵する規模の計算資源を、特定の一拠点に集中させるのではなく、民間の事業活動を通じて国内に行き渡らせていくこと。当社はその担い手として、分散型AIデータセンター事業を軸に、国内AIインフラの整備を民間主導で加速させることを目指します。

※4 いずれも理論演算性能ベースの規模の比較です。演算精度(FP8/FP16)やシステム構成、ネットワーク接続形態が異なるため、単一システムとしての直接の性能比較ではありません。

■ 背景:推論フェーズに突入した国内AIインフラ市場

国内AI市場は生成AIの普及を受け、PoC(実証実験)から本格的な業務実装フェーズへと移行しつつあります。国内AIシステム市場は2024年に1兆3,412億円(前年比56.5%増)に到達し、2029年には4兆1,873億円(2024〜2029年のCAGR 25.6%)まで拡大する見通しです(※5)。インフラ面でも、国内AIインフラ(サーバー/ストレージ)市場は2025年に6,700億円規模に達し、なかでもGPU等のアクセラレーターを搭載したAIサーバーは2023〜2025年の3年間で年平均成長率(CAGR)200%に迫る急成長を遂げました。同市場は2030年に向けて1兆円規模への拡大が見込まれています(※6)。

こうしたなか、生成AIの活用が「モデルを作る」段階から「モデルを使って価値を出す」段階へと移るにつれ、需要の重心は学習(トレーニング)から推論(インファレンス)へと急速にシフトしています。24時間安定して大量のリクエストを処理する推論基盤には、高いスループット、電力効率、運用安定性が求められ、従来の学習向けGPUとは異なる設計思想のインフラが必要とされています。

※5 IDC Japan「国内AIシステム市場予測、2025年~2029年」(2025年5月発表/プレスリリース番号:JPJ53362125)

※6 IDC Japan「1兆円へ向かう国内AIインフラ市場:次に何が起きるのか」(2026年5月発表)

■ 推論に最適化したGPUサーバーラインアップ

当社は、推論ワークロードに最適化された2モデルを軸に、用途・規模に応じた最適な構成を提供しています。

  • NVIDIA L40S 搭載モデル:NVIDIA L40Sを8基搭載した推論専用サーバー(CPU:Intel Xeon Gold 6430 32C 2.1GHz、メモリ:DDR5 32GB×16=合計512GB)。生成AI・LLM推論から画像生成、3Dグラフィックス、映像処理まで幅広いワークロードに対応し、コストパフォーマンスと汎用性のバランスに優れることから、企業の推論基盤の主力として採用が進んでいます。

  • NVIDIA RTX PRO 6000 Blackwell Server Edition 搭載モデル:NVIDIA Blackwellアーキテクチャを採用した最新GPUを4基搭載。1基あたり96GBの大容量GDDR7メモリと第5世代Tensorコア、第2世代Transformer Engineを備え、FP4精度において従来世代比で大幅な推論性能向上を実現します。大規模LLMのリアルタイム推論や、エージェント型AIワークロードへの対応を可能にします。

このほか、学習・ファインチューニング用途を含む案件向けに、NVIDIA H100 80GB SXM5搭載サーバーの販売実績があります。いずれのモデルも、推論用途で重要となる電力・冷却・ネットワーク要件に対応した当社のAIデータセンター基盤と組み合わせて提供することで、単体GPUの性能だけでなく、実運用における総合的なTCO最適化を実現しています。

■ 今後の展望

当社は、日本国内に高性能かつ分散型のAI推論基盤を展開する「分散型AIデータセンター事業」を事業の中核に据えています。計算リソースを全国の拠点に配置することで、災害リスクの低減、電力効率、スケーラビリティ、低レイテンシ(応答遅延の小ささ)を同時に実現し、生成AIの本格実装を支えるインフラの構造そのものを、国内に最適化した形で築き直すことを目指しています。

今回発表した累計演算性能5.2エクサFLOPS超は、この分散型基盤を構成するコンピュートレイヤーの着実な立ち上がりを示すものです。今後も最新世代GPUの安定調達と、地方都市を含むデータセンター拠点の拡張を両輪に、「次代のAIインフラを、日本で実現する。」というミッションのもと、誰もが安心してAIを活用できる社会に向けた基盤整備を推進してまいります。

■ デジタルダイナミック株式会社について

会社名:デジタルダイナミック株式会社

代表者:代表取締役 根来 実

所在地:〒105-0001 東京都港区虎ノ門1丁目17-1 虎ノ門ヒルズビジネスタワー15階

設立:2024年4月18日

事業内容:

1. データセンター運営 

2. データセンター事業コンサルティング 

3. サーバー製造及び販売 

4. 販売/営業支援

URL:https://digital-dynamic.co.jp

■ 本件に関するお問い合わせ

デジタルダイナミック株式会社 広報担当

TEL:03-6257-2125

E-mail:contact@digital-dynamic.co.jp

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会社概要

URL
https://digital-dynamic.co.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都港区虎ノ門 1-17-1 虎ノ門ビジネスタワー15階
電話番号
050-1722-0677
代表者名
根来 実
上場
未上場
資本金
1000万円
設立
2024年04月