廃業となった旅館を活用したまちづくり拠点「Little Japan ECHIGO」。4月1日グランドオープン。

〜廃業となった旅館や事業承継を行う起業家の育成を行うことで集落全体の空き家活用の実現を目指す〜

株式会社Little Japan

2023年3月30日 14時20分

株式会社Little Japan（本社：東京都台東区代表取締役：柚木理雄）は、2023年4月1日、新潟県南魚沼郡湯沢町に、新たな旅館・まちづくり拠点「Little Japan ECHIGO」をグランドオープンします。

Little Japan ECHIGOは、宿泊・飲食・まちづくりの3つの機能をもつ複合施設です。
先行して昨年12月にオープンしていた宿泊施設としての機能に加え、今回新たに
①「湯沢町起業型地域おこし協力隊（宿泊業）隊員活動支援業務」として、支援する一人目の地域おこし協力隊が着任。官民連携で、廃業となった旅館や事業承継を行う起業家の育成を行うまちづくり拠点としての機能
②Little Japah ECHIGOのカフェが集落で唯一の飲食店としてオープンし、ランチを食べるところがない観光客等や湯沢町の進める泊食分離の受け皿となる飲食店としての機能
が加わり、グランドオープンします。

（１）まちづくり拠点
湯沢町では空き家の増加や旅館の廃業が問題となっており、この問題を解決する空き家等を活用して宿泊施設等を運営できる起業家を呼び込むため本年度より「湯沢町起業型地域おこし協力隊（宿泊業）隊員活動支援業務」を開始しました。
株式会社Little Japanは、本事業を受託し、官民連携で、廃業となった旅館や事業承継を行う起業家の育成を行い、集落全体の面的な空き家の活用の実現を目指しており、その一人目の地域おこし協力隊として以下の方が2023年3月10日に着任しました。

【隊員概要】

■氏名
國部　智之（こくぶ　ともゆき）

■前住所地
石川県金沢市
■経歴
金沢大学大学大学院人間社会環境研究科地域創造学専攻修了
ゲストハウスをテーマとした修士論文を執筆

【主な取組計画】
①空き家・事業継承の調査
湯沢町の空き家、事業承継の考えを持つ方のリサーチ・掘り起こしを行い空き家バンク等への登録へつなげる

②グリーンシーズンの活用
湯沢町の資源を活かしたグリーンシーズンのアクティビティ等を検討し通年での観光地化を目指す

③宿泊業等のノウハウの取得と起業
Little Japan Echigoでの宿泊・飲食業務を通じて、宿泊業等を運営するノウハウを身につけ、起業を目指す

【隊員コメント】
はじめまして！この春から湯沢町の起業型地域おこし協力隊（宿泊業）として活動することになりました國部智之（こくぶともゆき）と申します。私は、今年の3月に金沢大学大学院（地域創造学）を修了し、湯沢町に移住してきました。大学院では、ゲストハウスについての研究を行い、自分も宿業で起業したいと考えていました。そんな時に、湯沢で宿業を学びながら起業できるという今回の募集を発見。「これしかない！」と感じ、すぐに応募して今に至ります。現在は、湯沢の二居に新しくできた Little Japan Echigo で働きながら宿業について修行中です！まだ湯沢に来たばかりではありますが、宿業の起業を成功させ、湯沢を盛り上げられるよう頑張っていきます！

また、次年度の「湯沢町起業型地域おこし協力隊（宿泊業等）隊員活動支援業務」も受託する予定であり、さらにもう一名の隊員を募集いたします。

【隊員募集】
https://smout.jp/plans/10580

委嘱式（2023年3月10日）

（２）飲食店

現在、Little Japan ECHIGOのある集落（二居）には、飲食店がなく、朝食と夕食は宿で宿泊者向けには提供しているものの、昼食については、スキー場が開いていない場合には、徒歩圏内で食事をできるところがありません。

また、食事の提供は宿泊施設の運営者にとって大きな負担となっており、運営者の高齢化が進む中で、廃業を選択せざるを得ない一因となっており、湯沢町としても泊食分離（宿泊する施設と飲食する施設を分ける）を推進しています。
このような状況の中で、Little Japan ECHIGOが集落で唯一の飲食店としてオープンし、お昼はカフェとしてコーヒーや自家製パンによるトースト、夜はお酒やおつまみを楽しめる場所として、食事を食べるところがない観光客等の受け皿となるとともに、湯沢町の進める泊食分離の受け皿として、地域の宿泊施設の運営者の負担を軽減し、事業継続するサポートとなることを目指します。

【飲食店概要】
営業日：毎週土曜日・日曜日
営業時間：12:00-16:00、19:00-21:30

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