AEGISAPP運送業がタンクローリー輸送に対応

タンクとハッチの管理から洗浄行程と点検入庫までを配車と連動

株式会社イージスワン

株式会社イージスワン(本社:東京都千代田区、代表取締役:鶴田由規夫)は、運送事業者向けクラウド型ERP「AEGISAPP運送業」において、タンクローリー輸送特有の業務に対応する新機能を開発しました。

新たに開発した「ローリー配車表」では、前後の積荷を確認しながら、使用するハッチ(室)と洗浄方法を受注ごとに指定できます。洗浄場への立ち寄りと所要時間、タンクの点検による入庫予定を配車・運行計画に反映し、配車で決めた内容を運行指示書、運転日報、請求まで引き継ぎます。 

タンク本体と車両の載せ替え履歴も管理し、設備の状態を踏まえた配車から、その後の運送業務までを一つの仕組みでつなぎます。

図1 配車の判断材料と 決定内容を引き継ぐ業務の流れ

タンクローリー特有の配車判断に対応

タンクローリーでは、車両を変更しながら同じタンクを継続利用する場合があり、車両とタンクの対応関係を履歴で管理する必要があります。

さらに配車担当者は、装着されているタンク、使用するハッチ、前後の積荷、洗浄の要否と方法、洗浄施設へ立ち寄る時刻、点検の入庫予定などを確認しながら配車を行います。

 AEGISAPP運送業では、これらを配車に必要な情報として関連付け、担当者が同じ業務の流れの中で確認・指定できるようにしました。 

前後の積荷を見ながら操作できるローリー配車表

ローリー配車表は、車両ごとに受注を時系列で表示します。同じ車両の前後の積荷を見ながら、ハッチや洗浄方法をその場で指定できます。既存の運行計画と同じデータを使うため、配車で決めた内容が運行計画につながります。

受注はドラッグ&ドロップで車両と日付へ割り当てることができ、仮配車から確定・解除まで同一画面で操作できます。他の担当者による変更の自動取り込みにも対応します。

図2 同じ車の前後の積荷

表示項目は、積卸、取引先、積込先・取卸先、品物、数量、時刻、ハッチ、洗浄などから選択でき、並び順や表示幅も設定できます。「ヨイ(宵積)」「積完」など、事業者独自の用語にもシステム改修なしで対応できます。

ハッチ単位で積載状況を管理

タンクごとにハッチ数、室構成、総容量などを、ハッチごとに室番号、容量、検定容量などを管理します。配車表では、その車両に装着されているタンクのハッチから使用する室を指定できます。

ハッチごとの数量も配車表に表示されるため、どの室に何をどれだけ積むか、積み合わせの状況を確認できます。タンクを装着していない車両にはハッチ欄を表示せず、一般貨物の車両が混在する運用にも対応します。

洗浄場への立ち寄りと作業時間を運行計画に反映

タンクローリーでは、積荷の切り替えに伴う洗浄が運行そのものに影響します。洗浄方法によって作業時間が異なり、外部の洗浄施設を使う場合には移動時間も発生します。

AEGISAPP運送業では、洗浄場への立ち寄りを運行計画の独立した行程として管理します。洗浄方法ごとに既定の洗浄場と作業時間を登録でき、立ち寄り先は受注ごとに変更できます。洗浄に要する時間は運行計画上の拘束時間にも反映され、次の運行を組む際に確認できます。 

洗浄は「積前」「卸後」に対応します。配車表から指定した場合は卸後の洗浄となり、積前に行う場合は受注画面で指定します。

図3 積前洗浄と卸後洗浄の行程例

配車で決定した洗浄情報は、既存の附帯業務機能を通じて運行指示書、運転日報、請求へ連携します。外部洗浄施設の利用費用も請求対象として扱うことができます。

洗浄の判断は担当者が行い 決定内容を業務へ引き継ぐ

洗浄の要否と方法は、システムによる自動判定を行わず、貨物の性状や自社の設備を熟知した担当者が判断する設計としました。

積荷の組み合わせは品質だけでなく安全にも関わり、発熱やガス発生などにつながる場合があります。当社は、網羅性が不十分な判定表に基づく自動判定が、担当者に誤った安心感を与えることを避けるべきだと考えています。

 システムは、判断に必要な前後の積荷を分かりやすく提示し、担当者が決めたハッチや洗浄の情報を運行計画、運転日報、請求へ引き継ぎます。

タンクの載せ替え履歴と点検予定を管理

タンクは車両とは独立した設備として管理し、「タンク」「ハッチ」「装着履歴」を関連付けます。タンク番号、種別、材質、製造者、製造年月日、検定満了日などに加え、どのタンクを、いつ、どの車両へ装着したかを履歴として保存します。

移動タンク貯蔵所許可番号や完成検査日も装着履歴に紐付け、載せ替え後も過去の車両との対応関係を参照できるようにしました。載せ替えは、装着先の車両、装着日、許可番号、完成検査日、取外理由を一つの画面で入力できます。

載せ替え時には未実施の点検予定を新しい装着車両へ引き継ぎます。実施済みの点検記録は過去の対応関係を維持し、証憑として残します。

図4 載せ替え操作
図5 点検管理画面

点検期限から入庫予定まで配車と連動

タンクの点検・検査では、実施日、法定期限、検査種別、検査機関、結果、措置内容、記録保存期限などを、根拠となる法令ごとに区別して記録できます。点検票の項目別入力に加え、検定証や検査成績書などを点検記録に紐付けて保存できます。画面で用意していない様式は、書類を添付する方式で管理します。

次回期限を入力すると、その期限を持つ次回の点検予定を自動作成します。不合格の場合には、次回の定期点検に加えて再検査予定も作成します。

法定期限が決まると車両予定が自動作成され、入庫日が未定の段階でも、期限が近い車両を運行計画上で確認できます。点検管理画面で入庫日と時間帯を入力するとローリー配車表に反映され、担当者は車両を運行に使えない時間帯を確認しながら配車できます。

図6 期限登録から点検入庫 実施記録までの連動

点検管理画面には車両点検とタンク点検を同じ一覧に表示し、期限のみ決まった状態、入庫予定済み、実施済みを区別します。タンク軸と車両軸で表示を切り替え、日程の調整から記録・関連書類の保存までを行えます。

点検記録は削除できない設計とし、実施済みの記録を残します。期限の確認、入庫日の調整、配車、実施記録をつなぐことで、点検入庫と運行予定の重複防止を支援します。

配車で決めた内容を運行から請求まで一元管理

AEGISAPP運送業は、受注から配車、運行計画、運転日報、請求までを一元管理する運送事業者向けERPです。

今回の対応では、タンクの装着状況や点検入庫予定を配車の判断材料とし、配車で指定したハッチと洗浄の情報を、その後の運行・日報・請求へ引き継ぎます。タンクローリー特有の判断と作業を、既存の運送業務の流れに組み込みました。

業務データを守り 日々の運行を支えるSalesforce基盤

配車や運行の情報を日々使い続けるためには、機能の充実に加え、重要な業務データを守るセキュリティと、業務を支える安定稼働が欠かせません。AEGISAPP運送業は、Salesforce Platformを基盤に採用し、タンクローリー特有の業務管理を信頼性の高いクラウド環境で支えます。

重要な業務データを守るセキュリティ

Salesforce Platformは、通信の暗号化、多要素認証、利用者の役割に応じたアクセス権限管理などのセキュリティ機能を備えています。業務に応じて閲覧・操作できる情報を制御できる基盤に、受注・配車・運行・請求などのデータを集約し、安全な情報共有を支援します。

停止リスクを低減し業務の継続を支える基盤

Salesforceの基盤は、データセンターの冗長化や基盤内部のサービスの障害時における自動切り替えなどにより、高い可用性を支えています。こうした基盤を採用することで、インフラ障害による業務停止のリスクを低減し、日々の配車・運行管理を継続的に支える環境を提供します。

AEGISAPP運送業について

AEGISAPP運送業は、株式会社イージスワンが開発・提供する運送事業者向けクラウドERPです。

受注、配車、運行計画、運転日報、請求、労務管理、車両管理、協力会社管理、実運送体制管理簿など、運送事業に必要となる業務を一つのプラットフォーム上で管理します。

Salesforce Platformを基盤として採用し、運送事業者の業務データを一元化することで、部門や個別システムに分散した情報を連携し、業務効率化と経営情報の可視化を支援します。

株式会社イージスワンでは、一般貨物輸送に加え、タンクローリーなど輸送形態ごとに異なる実務への対応を進めます。受注を起点に、車両・設備・貨物・運行の情報と必要な記録を関連付け、既存のERP基盤と統合することで対応領域を拡大していきます。

 会社概要 

会社名:株式会社イージスワン
所在地:東京都千代田区麹町4-3-4-3F
代表者:代表取締役 鶴田由規夫
設立:2006年2月
事業内容:クラウドシステムの開発・提供
AEGISAPP運送業:https://unsogyo.aegisapp.net

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会社概要

株式会社イージスワン

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URL
https://www.aegisone.co.jp/
業種
金融・保険業
本社所在地
東京都千代田区麹町4-3-4 宮ビル3F
電話番号
03-3261-0861
代表者名
鶴田 由規夫
上場
未上場
資本金
3000万円
設立
2006年02月