株式会社テラ・ラボ　 国内最大のドローン展示商談会「Japan Drone 2021」出展

完成間近の「TERRA LABO Fukushima」、新機体を初披露

株式会社テラ・ラボ(本社：愛知県春日井市、代表：松浦孝英「以下、テラ・ラボ」)は、2021年6 月14日(月)〜16日(水)に幕張メッセ(千葉県)で開催される「Japan Drone 2021」(主催：一般社団法人日本USA産業振興協議会(JUIDA))へ出展します。 最終日16日には、国際コンファレンスのステージにて、福島県南相馬市の門馬和夫市長、Drone Fund共同創業者/代表パートナーの大前創希氏を招いての特別講演を実施します。

■今年の出展テーマ
「長距離無人航空機の実用化・事業化 新拠点【TERRA LABO Fukushima】〜災害対策DX実現に向けて〜」
 

新拠点「TERRA LABO Fukushima」外観イメージ

株式会社テラ・ラボが南相馬市復興工業団地内において今秋竣工を目指す新施設は、長距離無人航空機の整備・製造およびデータ解析の機能を有し、福島ロボットテストフィールドの滑走路に直結する、世界でも類を見ない民間試験研究施設です。本施設は主に3つの特徴を有しています。

 

管制室イメージ

①「管制室」
●114パターン(マルチスイッチャー)の映像レイアウトが可能
●3次元データ解析システムを導入
●クラウドシステムにより遠隔地からでもデータ送受信可能

危機管理対策室イメージ

②「危機管理対策室」
●管制室より送信された映像と連携しながら外部とのリモート会議が可能
●災害対策本部と連携可能
●災害シミュレーション映像公開(2022年公開予定)
 

 

製造・格納庫イメージ

③「製造・格納庫」
●翼長4m・8機、翼長8m・4機を製造、格納可能
●福島RTF内滑走路(500m)と格納庫を結ぶ地点に駐機場を設置し飛行準備、待機可能
●2023年度、翼長8m(最大飛行時間20時間、 最大飛行2000km、最大飛行高20000m目標)製造予定



■新拠点「TERRA LABO Fukushima 」
TERRA LABO Fukushimaのコンセプトは、「Umi to Sora 〜海(復興)と宙(宇宙・航空) 復興に向き合う、未来と希望 〜」
東日本大震災から10年の節目を迎えた本年。
復興支援として地域企業とともに産業集積を目指し、雇用創出や地域企業の発展に貢献できるよう復興に向き合い、住民が未来と希望を持てる社会とまちづくりへ寄与してまいります。


【施設概要】
◎所在地：福島県南相馬市原町区萱浜　南相馬市復興工業団地内
◎敷地面積：10,754.18m2(約3,259坪)
◎延床面積：1,320.00m2(約400坪)
◎投資額：2億7786万円 ※自立・帰還支援雇用創出企業立地補助金制度を活用



■「Japan Drone 2021」テラ・ラボ展示品見どころ
テラ・ラボ展示ブースでは、新拠点「TERRA LABO Fukushima」に導入される一部を展示します。
特に注目なのは、先月導入されたばかりの「TERRA Dolphin 4300(長距離固定翼無人航空機)」。
その名の通り、イルカをイメージして作られた丸みを帯びた機体が特徴です。

TERRA Dolphin 4300

テラ・ラボはこれまでの航空測量技術を活かし、台風や地震により被害を受けた土砂災害現場(立ち入り困難区域)などの地表データを上空より取得。空撮した連続写真や点群データを基に立体的に復元する「3次元モデルの生成」に力を入れ、研究を進めています。
3次元モデルにすることで、災害現場における被害状況を細かく分析できるのはもちろん、山間部であれば流出した土砂の量などの算出を行うことも可能で、今後起こりうる二次災害の危険性についても予測が可能です。
このテラ・ドルフィンは、翼荷重が軽いため低速度(時速100～150km)でも安定したフライトができるほか、高い燃費効率により広範囲のデータ取得が可能です。
本格稼働に向けて現在、福島県南相馬市内で飛行試験を行っています。
 

TERRA Mobile

「TERRA Mobile」
・衛星通信3回線、携帯電話8回線を確保
・UAV本体からリアルタイムで送られてくる情報をその場で解析(遠隔地操作も可能)
・20kW、10時間以上発電に加え外部給電も可能

TERRA Dolphin 8000

「TERRA Dolphin 8000」
・最大飛行時間20時間、最大飛行距離2,000km、最大飛行高度20,000mを目標に設計
・衛星通信によりリアルタイムの映像伝送可能

　　　　　　
展示会場には他にも注目の展示品がありますので、気軽にブースへお立ち寄りください。


■出展者ワークショップ
・テーマ「世界でも類を見ない災害対策を行う長距離無人航空機の新拠点とは」
・登壇者：テラ・ラボ代表 松浦孝英
・日時：6月14日(月)13：10〜13：30
・会場：幕張メッセ 展示場8ホール オープンステージ

■国際コンファレンス
・テーマ「南相馬市における災害対策ドローンと行政DX(デジタルトランスフォーメーション) の社会実装」
・日時：6月16日(水)12：30～13：30 
・会場：幕張メッセ 国際会議室
・無料講演 ※事前登録は、6月13日(日)まで
　URL：https://eventregist.com/e/8tNUahBzawW5?_fsi=Jq93NZ0 
・講演概要
令和元年東日本台風(台風19号)により南相馬市では甚大な被害を受けました。
この際に、南相馬市長が市内のドローン事業者を参集し、広域災害時における空間情報データなどを活用して、
復旧作業におけるタイムラインの迅速化を実現。
テラ・ラボもこれに協力し、災害対策本部の意思決定に重要な役割を果たしました。
テラ・ラボは、今後も予想される未曾有の災害に備え、行政との連携を強化し、新拠点でのドローンの製造・製造、データ収集・解析から情報を発信するまでの一連の機能を果たすことを目指して、災害に負けない未来づくりに貢献してまいります。
本講演では、南相馬市長らをお招きし、今後、災害の第一線としても活躍するドローンについて、まちの未来を守る行政がどのように関わり、レジリエンスな社会モデル構築に向けていかに協働していくのか等の議論を交わします。
東日本大震災から10年を迎えた2021年。
近年多発している地震といった自然災害、そして、これからやってくる台風シーズン等、災害に対する不安は消えることはありません。
今後、災害時に活躍していくドローン技術の今、そして未来についても語ります。

災害×ドローンの分野、DXに興味のある方など、是非、展示と併せてお越しください。
 

大前　創希　ドローンファンド株式会社 共同創業者パートナー　

●モデレーター：大前 創希 ドローンファンド株式会社 共同創業者/パートナー
・2014年よりドローングラファ®として活動
・2016年 ドローンムービーコンテスト2016準グランプリ受賞
・2018年9月 共同創業者/代表パートナー就任、ビジネス・ブレークスルー大学教授
 

門馬　和夫　南相馬市　市長

●パネリスト①：門馬　和夫　南相馬市　市長
・昭和29年3月 原町市(現・南相馬市)生まれ
・東北大学工学部卒
・昭和53年 原町市役所(現・南相馬市役所)に入庁　財政課長、経済部長等を歴任
・平成26年 退職
・平成26年 南相馬市議会議員選挙で初当選
・平成30年 南相馬市長選挙で初当選
 

松浦　孝英　株式会社テラ・ラボ代表

●パネリスト②：松浦　孝英　株式会社テラ・ラボ　代表
・1999年 モバイルITコンサルティング会社を起業
・2007年〜中部大学職員
・2016年〜中部大学国際GISセンターの研究員
・2016年〜 株式会社テラ・ラボ大規模災害における長距離無人航空機(固定翼機)の
                   社会実装を目指す

 

 

 

■Japan Drone2021|第6回-Expo for Commercial UAS Market -
・会期：【国際展示会/国際コンファレンス】2021年6月14日(月)〜16日(水)
・会場：幕張メッセ
・主催：一般社団法人 日本UAS産業振興協議会(JUIDA)
・共催：株式会社コングレ
・出展者数：150社・団体(予定)
・来場者数：15,000名(オンライン参加含む)(予定)
・入場料：2,000円(税込)　※ただし事前登録者、招待状持参者は無料
・公式サイト：https://ssl.japan-drone.com


■会社名：株式会社テラ・ラボ
・本社：愛知県春日井市不二ガ丘3ー28
・設立：2014年3月
・代表：松浦孝英
・資本金：3億3910円(資本準備金を含む)
・業種：製造、情報通信、情報処理、コンサルタント
・事業内容：航空測量技術を活用した長距離無人航空機の実用化・事業化