パク・ジョンミンがメインステージに登壇、金恵順ら韓国の詩人が来日 「K-BOOKフェスティバル2026 in Japan」を11月に神保町で開催
特集は「韓国の詩」|国内出版社38社が出店|三省堂書店神田神保町本店にも販売会場

一般社団法人K-BOOK振興会と韓国国際交流財団は、2026年11月21日(土)・22日(日)、東京・神保町で「K-BOOKフェスティバル2026 in Japan」を開催します。
K-BOOKフェスティバルは、2019年から毎年開催している日本国内で唯一の「韓国の本のお祭り」です。小説、詩、エッセイ、絵本、人文書、語学書など、韓国にまつわるさまざまな本を「K-BOOK」として紹介。日韓の出版社による書籍販売のほか、韓国から来日する作家・詩人らによるトークや朗読、サイン会などを行います。
2026年のテーマは「ひびく(너를 알고 나를 알았네)―あなたを知り、わたしを知る」。今年の特集企画は「韓国の詩」です。韓国では、詩は社会の現実や個人の内面、言葉そのものを問い続けてきた現代文学の重要な柱の一つです。今も若い世代が好きな詩や一節をSNSで分かち合うなど、詩は日常の読書文化の中に息づいています。フェスには、現地から総勢11名の詩人に加え、詩壇を支え続ける出版社が来日します。
また、俳優で出版社MUZE代表のパク・ジョンミンさん、さらに俳優でありエッセイストとしても活動するムン・ジョンヒさんらの登壇も決定。国内出版社は38社が出店し、今年は例年の出版クラブビルに加え、三省堂書店神田神保町本店3Fイベントスペースにも書籍販売会場を設けます。
金恵順、ハン・ジョンウォンらが来日 今年の特集は「韓国の詩」
今年の特集企画「韓国の詩」。そのゲストの一人が、韓国現代詩を代表し、世界の主要文学賞を相次いで受賞している金恵順(キム・ヘスン)さんです。

詩集『死の自叙伝』の英訳版で2019年にグリフィン詩文学賞国際部門を受賞。『날개 환상통(翼の幻想痛)』(未邦訳)の英訳『Phantom Pain Wings』は2024年に全米批評家協会賞の詩部門を受賞し、2025年には『死の自叙伝』のドイツ語版でベルリンの世界文化の家(HKW)が主催する国際文学賞を受賞しました。日本では『死の自叙伝』(吉川凪訳、クオン)が刊行されており、今秋には『金恵順詩論 空中の腹話術――文学はどこから始まるのか』(吉川凪訳、クオン)が刊行予定です。
韓国でもロングセラーで、日本語版も4刷となっているエッセイ『詩と散策』(橋本智保訳、書肆侃侃房)の著者、ハン・ジョンウォンさんも登壇します。詩を読み、散歩をしながら日々の生活を綴った同書に続き、今年8月には日本で2冊目となる『私が四番目に愛する季節』(橋本智保訳、書肆侃侃房)が刊行されました。
このほか、イ・ビョンリュルさん、ユ・ソネさん、コ・ソンギョンさん、イム・ジュアさん、ソン・ヒジさんも来日予定。詩人本人による朗読やトークなどを予定しています。
※ 各イベントの開催時間、出演者の組み合わせ、観覧・申込方法などは追って発表します
『顔 -かお-』主演パク・ジョンミン、今年はK-BOOKフェスメインステージに
日本で絶賛公開中のヨン・サンホ監督作『顔 -かお-』で主演を務めたパク・ジョンミンさんが、出版クラブビルのメインステージに登壇します。

同作では自身初となる一人二役を演じ、第62回百想芸術大賞で映画部門男性最優秀演技賞を受賞。俳優として映画・ドラマへの出演を続ける一方、出版社MUZEを運営し、本の企画・刊行やブックイベントにも継続して携わっています。
今回ともに登壇するのは、Netflix『The 8 Show ~極限のマネーショー~』や『Vagabond/バガボンド』などで知られる俳優ムン・ジョンヒさん。2025年には、愛犬マヌと過ごした7年間を綴ったフォトエッセイ『마누 이야기(マヌ物語、未邦訳)』をMUZEから刊行しました。
パク・ジョンミンさんが出版を提案し、二人でアイデアを重ねながら作った一冊です。『The 8 Show』でも共演した二人は、本の世界では出版人と著者としても関わってきました。
フェスでは「ムン・ジョンヒ×パク・ジョンミン―書くこと、読むこと、演じること―」と題して、本を作ること、読むこと、そして演じることについて語ります。
パク・ジョンミンさんは昨年もフェスに来場し、別会場で開催した映画上映イベントに登壇しました。出版クラブビルでは事前収録映像を上映しましたが、今年はメインステージに本人が登壇します。
第8回日本翻訳大賞受賞作の著者キム・ソヨンも参加
「メアリチョガク」が前夜祭に出演
フェス開催前日の11月20日(金)には、「K-BOOKフェスティバル2026 前夜祭」を開催します。
出演するのは、韓国の朗読パフォーマンスチーム「メアリチョガク(메아리조각)」。

今回の来日メンバーは、キム・ソヨンさん、イ・ジェニさん、イム・ソルアさん、ハ・ミナさん、ミュージシャンのアルルさん。キム・ソヨンさんの邦訳『詩人キム・ソヨン 一文字の辞典』(姜信子監訳、一文字辞典翻訳委員会訳、クオン)は、2022年に第8回日本翻訳大賞を受賞しています。
前夜祭の会場は、塗装工場をリノベーションしてつくられた東京・上野のYUKUIDO工房。前夜祭では、メアリチョガクの特徴でもある詩の朗読と音を組み合わせたパフォーマンスを披露します。向かいにあるROUTE BOOKSでは関連書籍を販売。メアリチョガクは11月22日のK-BOOKフェスティバルメインステージにも出演し、神保町では朗読とトークを中心としたプログラムを予定しています。
※前夜祭への参加申込方法は後日発表します
K-BOOKフェスティバル2026 前夜祭
■日時:2026年11月20日(金)19:00~20:30
■会場:[朗読公演]YUKUIDO工房(東京都台東区東上野4-13-9 ROUTE89 BLDG. 1F)
[書籍販売]ROUTE BOOKS(YUKUIDO工房向かい)
■出演:メアリチョガク(메아리조각)
国内出版社38社が出店 販売会場は三省堂書店神田神保町本店にも拡大
今年は38社の国内出版社が出店します。
出版社の担当者が自社の本を直接紹介・販売するのもK-BOOKフェスティバルの特徴の一つです。今年は例年の出版クラブビルに加え、三省堂書店神田神保町本店3Fイベントスペース内にも販売会場を設けます。
2会場はいずれも神保町にあり、会場を行き来しながら、古書店街や喫茶店など「本の街・神保町」ならではの街歩きも楽しめます。
「出版クラブビル」会場
明石書店/亜紀書房/岩波書店/NHK出版/Kaguya Books/影書房/河出書房新社/かんき出版/皓星社/ころから/集英社/小学館/晶文社/書肆侃侃房/新泉社/辰巳出版/筑摩書房/東洋経済新報社/ナナロク社/白水社/白帝社/HANA/早川書房/原書房/評論社/フィルムアート社/平凡社/ホーム社/葉々社/リトルモア
販売時間:
11月21日(土)12:00~18:00
11月22日(日)11:00~18:00
「三省堂書店神田神保町本店」会場
あさ出版/花伝社/クオン/実務教育出版/駿河台出版社/宝島社/大和書房/法政大学出版局
販売時間:
11月21日(土)14:00~18:00
11月22日(日)11:00~18:00
※三省堂書店神田神保町本店会場は、初日の販売開始時間が異なります
韓国からは文学と知性社、文学トンネ、MUZEが出店
韓国からは「文学と知性社」「文学トンネ」「MUZE」の出版社3社が出店し、書籍を販売します。
文学と知性社が1978年から刊行する「文学と知性詩人選」は、今年8月時点で640番まで刊行。金恵順さんをはじめ、韓国現代詩を代表する多くの詩人の作品を世に送り出してきました。
2011年に始まった「文学トンネ詩人選」は、今年創刊15周年を迎え、250冊を突破。重鎮から新しい世代まで幅広い詩人の作品を刊行するとともに、第一詩集を積極的に世に送り出し、新しい詩人と読者をつないできました。
2社は特集企画「韓国の詩」にあわせて、それぞれの詩集シリーズをブースで展示予定です。
さらに、ステージイベントにも登壇予定の俳優パク・ジョンミンさんが代表を務めるMUZEも昨年に続き出店。作家や作品の魅力を届ける企画力や、話題性と本の品質を両立させる本づくりが韓国の出版人から評価され、出版社として存在感を高めています。
異なる歩みと特徴を持つ3社の書籍が並び、韓国の出版の現在を知るとともに、気になった本をその場で購入することができます。
2026年のテーマ「ひびく」
今年のテーマは、
「ひびく(너를 알고 나를 알았네)―あなたを知り、わたしを知る」
文学を読むことは、遠い誰かの人生に触れながら、その中に自分自身を見つけていく営みです。
他者との出会いによって、ぼんやりとしていた自分自身の輪郭が、少しずつ鮮明に見えてくる。
「ひびく」というテーマには、言葉がただ心に届くことだけではなく、人と人が互いを映し合い、静かに変わっていく。そんな意味を込めています。
38社が選ぶ「ひびく一冊」と「ひびく一節」
出店する国内出版社が、自社刊行のK-BOOKから「今年届けたい一冊」を選ぶ「ひびく一冊」。
新刊・既刊、ジャンルを問わず、各社が一冊ずつ選定します。
さらに、その本から紹介したい一節を選ぶ「ひびく一節」も展開。選ばれた本と言葉は、フェス会場のほか、SNSや音声・動画コンテンツなどでも紹介します。
書店フェア「K-BOOKフェア2026」 9月30日まで参加店を募集中
フェスと連動した書店フェア「K-BOOKフェア2026」を今年も開催します。
K-BOOKフェアは、2020年から毎年開催している「もっと読みたい、もっと知りたい」の声に応える書店フェア。全国チェーンから個人書店まで様々な規模の書店が参加することが特徴です。昨年ははじめてシェア型書店と図書館からの参加がありました。
フェスに出店する国内出版社が選んだ「ひびく一冊」をまとめた38冊のブックリストの中から、フェア参加店が品揃えにあわせて厳選した本を展開します。毎年、担当者がテーマにあわせて選んだK-BOOK、韓国語原書や韓国雑貨を並べる店もあります。それぞれの店の展開をお楽しみください。
過去にフェアをご覧になった方からは「SNSで見て気になっていたK-BOOKを買えてうれしい」「興味はあっても何から読めばいいかわからなかったから、フェアがいいきっかけになった」「お店の人から本をおすすめしてもらえてよかった」などの感想が寄せられました。参加店の中にはトークイベントや読書会などのイベントを開催する店もあり、本を通したK-BOOKファンの交流も生まれています。
K-BOOKフェア2026は9月30日(水)まで参加店を募集中です。
詳細と申込方法はK-BOOKフェスティバル公式サイトをご覧ください。
https://k-bookfes.com/information/20260820/
K-BOOKフェスティバル2026 in Japan 開催概要
日時・会場:
■ 出版クラブビル 3F・4F
<書籍販売・ステージイベント>
11月21日(土)12:00~18:00
11月22日(日)11:00~18:00
東京都千代田区神田神保町1-32
※神保町駅(東京メトロ半蔵門線、都営地下鉄新宿線・三田線)A5出口より徒歩2分
■ 三省堂書店神田神保町本店 3Fイベントスペース内
<書籍販売>
11月21日(土)14:00~18:00
11月22日(日)11:00~18:00
東京都千代田区神田神保町1-1
※神保町駅(東京メトロ半蔵門線、都営地下鉄新宿線・三田線)A7出口より徒歩4分
入場料:無料
開催目的:
・K-BOOK読者に、日韓の本の作り手や売り手の思いを伝える
・これからK-BOOKの読者となる方に、新しい本や作家、書店との出会いのきっかけを届ける
・参加出版社や全国の書店と協力し、K-BOOKをより身近に感じられる企画を届ける
共催:一般社団法人K-BOOK振興会、韓国国際交流財団
主管:K-BOOKフェスティバル実行委員会
後援:
(一財)日本児童教育振興財団、韓国文学翻訳院、李熙健韓日交流財団、アモーレパシフィック財団、株式会社THE STAR E&M、(公財)一ツ橋綜合財団、(一財)SUN教育支援機構、財団法人鶴峰奨学会、韓国文化芸術委員会、ソウル文化財団、永田金司税理士事務所、株式会社クオン
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