EX-Fusion、レーザーフュージョン基盤技術の実証研究施設を開設
株式会社EX-Fusion(取締役社長: 松尾一輝、以下「EX-Fusion」)は、レーザーフュージョンエネルギー実現の基盤技術であるレーザー制御の応用研究を行う自社研究拠点を中小機構が運営する京大桂ベンチャープラザ(京都市内)に開設しましたので、お知らせいたします。
1. 背景
EX-Fusionはこれまで大阪および浜松の研究拠点において、レーザーフュージョンエネルギー実現に必要なターゲットの連続供給技術、ターゲット追尾技術、繰り返しハイパワーパルスレーザー制御・照射技術を要素技術として開発・統合し、研究開発を進めてきました。これらの先端的なレーザー技術は、フュージョンエネルギーだけでなく、レーザー加工、半導体製造、宇宙応用など、多くの産業分野への幅広い応用が期待されています。そこで、このたびレーザー加工分野に特化した研究拠点を開設することにより、技術の社会実装を加速し、幅広い産業に貢献してまいります。
2.研究内容
本研究拠点では、最新鋭のハイパワーファイバーレーザー設備を導入し、核融合研究で培った高度なレーザー制御技術を応用し、レーザー加工技術の革新と新たな価値創造に取り組みます。具体的には、まず軽量かつ高強度である一方で加工が難しいCFRP(炭素繊維強化プラスチック)を対象に、高速・高精度で安全なレーザー加工技術の開発を進め、加工効率向上とコスト削減を実現します。また、金属を含むさまざまな材料に対応できる高度で精密なレーザー加工技術も開発し、航空・自動車・エネルギーなど多様な産業への応用を推進します。
3.今後について
EX-Fusionは、レーザーフュージョンエネルギーの実現を目指す過程で蓄積されたターゲット連続供給や高度な光制御技術を活用し、エネルギー分野を超えて多様な光産業の技術開発に取り組んでいきます。今後もレーザー技術の可能性を最大限に引き出し、新たな産業や革新的な技術開発を推進するとともに、これらの成果を迅速かつ広く社会に導入するための取り組みを加速してまいります
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