介護施設にDXで業務負荷軽減へ
クラウド管理可能な見守り支援システム「眠りCONNECT®」提供開始
日本の高齢化率が上昇し続ける中、介護従事者の皆さまの負担はますます増えており、介護現場における業務効率化は喫緊の課題となっています。パラマウントベッドでは、本システムの導入により、介護施設の現場におけるケアの質向上、業務負担軽減や生産性向上に貢献し、介護現場におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)の実現を支援したいと考えています。
今回提供を開始する「眠りCONNECT」は、介護施設利用者の睡眠データを遠隔で表示することができるシステムです。このシステムの中心になる当社製品「眠りSCAN」は、マットレスの下に敷いて睡眠状態を把握できる非装着・非侵襲の体動を検知するセンサーで、心拍数や呼吸数※を算出し、「眠りCONNECT」内で管理者・スタッフ間で共有することができます。なお、「眠りSCAN」は、2009年5月の発売以来約16万台の納入実績(2023年8月末時点)があります。
※心拍・呼吸に相当する体動から算出した推定値をそれぞれ心拍数・呼吸数と表現しています。
眠りCONNECTの主な特徴
1)リアルタイムモニター機能
利用者の現在の状態(覚醒、起きあがり、離床など)を色と形で識別できます。予め設定することで、利用者の状態が変化した時や、心拍数・呼吸数が設定した値を一定時間超え続けた場合に、端末に通知します。さらに、利用者ごとに状態変化からの経過時間も表示できるようになり、適切でタイムリーな見守り・ケアにつながります。
2)日誌データ表示機能
利用者の状態を確認できる日誌データ表示機能は睡眠、覚醒や離床に加えて、在床時の呼吸数や心拍数も継続的に確認できます。日誌データを分析することにより、ケアの改善や効果検証に利用できます。
3)クラウドでの睡眠の見える化(ダッシュボード表示)
「睡眠指標(睡眠時間、就床時刻など)」を法人全体、施設ごと、ユニットごと、各利用者から選択して表示することができます。施設ごとやユニットごとに睡眠指標を分析することで、ケアの改善や施設における適正な人員配置に活用することもでき、ユニットや施設の管理者のDX推進を後押しする機能です。
なお、本システムの価格は1施設※あたり月額税別20,000円(サービス利用料+サーバー利用料)です。
※1施設あたり「1システム」の利用を想定。1システムあたりに使用できる眠りSCANの上限台数は120台です。(「眠りSCAN」は別売)
眠りSCANの主な特徴
2023年10月よりモデルチェンジする「眠りSCAN」は、従来品と比べてUSB Type- C対応など、使い勝手が向上しました。また、離床の検知を補助する「オプションセンサ―」(別売)を取り付けることが可能です。価格はオープンです。
※「眠りSCAN」は医家向け医療機器になります。
パラマウントベッドは「眠りCONNECT」と「眠りSCAN」を、9月27日から3日間、東京国際展示場にて行われる「第50回国際福祉機器展 H.C.R.2023」(http://www.hcr.or.jp) にて展示します。
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