グリーングロース、シードラウンドで約5億円の資金調達を実施

〜ANRIをリード投資家に、ドーガン、豊田祐介氏が出資。人材採用を強化し、発電所オーナーと電力を使う企業への支援体制を拡充〜

株式会社グリーングロース

株式会社グリーングロース(本社:東京都千代田区、代表取締役:河野淳平、以下「グリーングロース」)は、独立系ベンチャーキャピタルANRIをリード投資家とし、株式会社ドーガンが運用するファンドおよび個人投資家の豊田祐介氏を引受先とする第三者割当増資、ならびに金融機関からの借入により、シードラウンドとして約5億円の資金調達を実施しました。グリーングロースは、既設太陽光発電所の収益改善(蓄電池の併設等)、発電所・蓄電所の開発、電力と環境価値の運用・流通を手がけています。今回の調達により、これらの事業拡大に向けた人材の採用と組織体制の強化を進めてまいります。

■資金調達概要

調達金額

約5億円

調達方法

第三者割当増資・金融機関からの借入

ラウンド

シードラウンド

第三者割当

増資引受先

ANRI6号投資事業有限責任組合

ドーガンMGX投資事業有限責任組合(無限責任組合員:株式会社ドーガン)

豊田祐介氏

借入先

株式会社りそな銀行、株式会社日本政策金融公庫

  

■事業の背景:太陽光発電所が直面する課題と蓄電池の役割

太陽光発電所の多くは、個人や地域の企業等により、国の固定価格買取制度(FIT※1)のもとで建設されてきました。現在、こうした発電所は、短期と中長期の二つの課題に同時に直面しています。

短期の課題は、足元で起きている出力制御※2です。太陽光発電所の増加に伴い、晴れた日の昼間には電力が余るようになり、発電を一時的に止められる頻度が増えています。止めている間は売電できないため、その分の収益が失われることになります。

中長期の課題は、2030年代にかけて順次訪れるFIT期間の終了です。期間が終わると、売電価格が相場より高い固定価格から市場価格の水準へと変わるため、売電収入が大きく下がります。設備の老朽化による発電効率の低下も重なり、発電所オーナーは収益を維持するための手立てを自ら講じる必要があります。

こうした課題に対する有力な解決策が、FIP制度※3への切り替えとあわせた、蓄電池の併設です。電力が余る昼間に発電した電力を蓄電池に貯め、需要が多く市場価格の高い夕方・夜間に放電して売ることで、出力制御による損失を抑えながら、売電収入を高めることができます。

蓄電池の併設は、足元の出力制御への対策であるだけでなく、FIT期間終了後への備えとしても重要です。蓄電池があれば、FIT期間が終了し市場取引に移行してからも、電力を価格の高い時間帯に売ることができる等、「いつ売るか」を自ら選べる発電所に変わります。さらに、FIP制度に切り替えても補助は元のFIT期間の終了まで続くため、その間に導入すれば、投資回収と運用経験の蓄積を進め、FIT期間の終了を迎える時点ですでに市場売電を前提とした運用体制が整った状態をつくることができます。

しかし、蓄電池の併設を実際に行うには、施工会社、蓄電池メーカー、電力会社、官公庁、金融機関等の多数の関係者との調整や、試運転への対応が必要です。加えて、運転開始後も、充電・放電のタイミングの調整や電力市場での取引を毎日行わなければなりません。専門の部署を持たない個人や地域の企業が、これらを単独で担うのは容易ではありません。

※1 固定価格買取制度(FIT):再生可能エネルギーでつくった電力を、国が定めた価格で一定期間(事業用太陽光は20年間)買い取る制度
※2 出力制御:電力の供給が需要を上回る際、安定供給を保つために、電力会社の指示で発電所の発電を一時的に止めること
※3 FIP制度:再生可能エネルギーでつくった電力を市場で売り、市場価格に一定の補助額(プレミアム)を上乗せして受け取る制度。FITから切り替えた場合、補助を受けられるのは元のFIT期間の終了までとなる。

■グリーングロースの事業と調達資金の使途

グリーングロースは、出力制御がいち早く本格化した九州を中心に、発電所オーナーの「社外再エネ事業部」として、蓄電池併設の企画から、関係者との調整、試運転への対応、運転開始後の運用(アグリゲーション※4)までを担っています。発電所オーナーは、専門の部署を持たなくても、当社を窓口に蓄電池の導入から運用までを進めることが可能になります。公表しているとおり、当社は既に支援先にて併設蓄電池の運転開始実績を有しており、後続の案件も順次運転開始を予定しています。また、投資家や発電所オーナーの依頼を受けて、系統用蓄電所※5をはじめとする新たな電力設備の開発も手がけています。

一方、電力を使う企業(需要家)の間でも、脱炭素への対応等から、再生可能エネルギー由来の電力や環境価値※6を自ら調達しようとする動きが広がっていますが、それを担う専門の人材や体制を持たない企業も少なくありません。グリーングロースはこれまで、運用を担う発電所の環境価値を証書化して、需要家に販売してきました。

今回調達した資金は、主に人材の採用と組織体制の強化に充てます。コンサルティング営業、プロジェクトマネージャー、電源開発、事業企画、電気エンジニア等の各職種で体制を拡充し、発電所オーナーへの支援を広げるとともに、需要家に向けて電力・環境価値の調達戦略の設計から実行まで支援する体制を強化してまいります。


※4 アグリゲーション:発電所や蓄電池の発電計画の作成・提出や、電力市場での取引を、発電所オーナーに代わって行う業務
※5 系統用蓄電所:蓄電池のみを設置し、電力市場での取引を行う施設
※6 環境価値:再生可能エネルギーでつくられた電力であることを示す価値。証書化して取引される

■代表取締役 河野淳平 コメント

 今回のラウンドでは、ANRI、ドーガンが運営をするファンドをはじめとする皆さまに株主として加わっていただきました。この事業にご期待いただいたことに、感謝申し上げます。

2022年、私は一人でこの会社を始めました。何を売るのか、誰と組むのかも手探りでした。そこから数々のお客様に機会をいただき、前例の少ない案件に一つずつ取り組んでまいりました。いまの事業は、その積み重ねの上にあります。

今後は、足元の発電所オーナーの皆さまの課題、そしてFIT期間終了後の発電所の経済的自立という業界全体の課題の解決に向け、いただいた資金をもとに事業と組織を拡大していきます。FIT期間の終了を迎える発電所が全国で増えていく2030年代を前に、これからの3~5年は、日本の再生可能エネルギーをどう活かしていくかが問われる期間です。私たちは、発電所オーナーや電力を使う企業に代わって、課題の発見と解決を担う会社として役割を広げていきます。

私たちが目指すのは、日本の再生可能エネルギーが、FIT期間の終了後も価値を生み続け、あらゆる企業が事業に活かせる状態をつくることです。その実現には、事業・組織ともに、現在よりはるかに大きくなる必要があります。この挑戦を共に担ってくれる仲間を、心から求めています。少しでもエネルギー、再エネ、グリーングロースにご興味ありましたら、ぜひお問い合わせください。

 

■投資家からのコメント

中路 隼輔 氏 |ANRI General Partner

気候変動・AI・安全保障などすべての現在の世界が乗り越えるべき大きなイシューに対して絡むのがエネルギーです。その中でも再生可能エネルギーは期待され続けていますが、法律や制度の変更を考えながら対応を続けるのは難しい状況にもあります。そこにグリーングロースが「社外再エネ事業部」としてバリューチェーン全体の支援を続けていくことは非常に今後成長可能性があると思い投資をオファーさせていただきました。複雑な事業を複雑に解いていくことができる起業家・チームであると確信しており、実行力に期待しています!

二宮 一将 氏 |株式会社ドーガン ディレクター

九州をはじめ全国各地で深刻化する出力制御やPost-FITという課題に対し、グリーングロースは単なるコンサルティングにとどまらず、発電所オーナー様に寄り添う「社外再エネ事業部」として、また地域企業の脱炭素化や再エネ・蓄電池事業の企画・実行に伴走するパートナーとして、蓄電池導入から運用までを一気通貫で支援する稀有な存在です。同社の高い専門性と泥臭い実行力は、各地の地域脱炭素化と地域経済の成長の両立に大きく寄与するものと深く共感しております。ドーガンMGXファンドは、グリーングロースが目指す持続可能な分散型エネルギーインフラの構築に向け、地域企業との共創や事業成長を後押ししてまいります。

豊田 祐介 氏 |デジタルグリッド株式会社 代表取締役社長CEO

河野さんとは創業のころからお付き合いをさせて頂いておりますが、会社もご本人も、この数年で見違えるほどに成長されています。グリーングロースは30代を中心とした若いチームです。エネルギーはビジネスのサイクルが長い産業ですが、だからこそ、これから20年、30年と走り続けられる世代が担う意味があると思っています。発電側と需要側をつなぐ機能を地域単位で組み立てる——グリーングロースが挑もうとしているのは、時間のかかる難しい仕事です。だからこそ、出資者として外から見守るだけではなく、伴走者として私自身も河野さんやチームのみなさんと一緒に走っていきたいと思っています。これからの20年、30年を、ともに。

 

■採用について

グリーングロースでは、電力・再生可能エネルギーの分野で、構想を描くだけでなく、お客様やパートナーを巻き込みながら事業として形にしていきたい方を募集しています。

エネルギー業界での経験は問いません。社内には、電力、金融、コンサルティング、メーカー等、さまざまな業界で経験を積んだメンバーが在籍しています。

ご興味をお持ちの方は、ぜひご連絡いただくか、下記URLよりオンライン採用説明会にお申し込みください。

主な募集職種:コンサルティング営業/プロジェクトマネージャー/電源開発/社長室(事業開発)/電気エンジニア/コーポレート(人事・採用、法務、他)

採用情報:https://greengrowth.co.jp/recruit/

オンライン採用説明会(11/11、11/12 開催):https://greengrowth2611.peatix.com/

■株式会社グリーングロースについて

「次世代のインフラをつくる」を理念に、既設太陽光発電所の収益改善(蓄電池併設等)、発電所・蓄電所の開発、電力と環境価値の運用・流通の3つの事業を手がけています。発電所オーナーや需要家(電力を使う企業)に対して、企画・実装から運用までを一気通貫で担っています。

    

会社名

株式会社グリーングロース

理念

「次世代のインフラをつくる」

設立

2022年4月22日(Earth Day 地球の日)

代表者

代表取締役 河野淳平

所在地

(東京)東京都千代田区神田小川町2丁目4-16  いちご神田小川町ビル9階 

(福岡)福岡市中央区大名2丁目6-11  Fukuoka Growth Next

事業内容

既設太陽光発電所の収益改善、発電所・蓄電所の開発、電力・環境価値の運用・流通

所属団体

再生可能エネルギー長期安定電源推進協会(REASP)/太陽光発電協会(JPEA)/エネルギーリソースアグリゲーション事業協会(ERA)/再エネ推進新電力協議会(REAP)/九州経済連合会 資源エネルギー・環境委員会

登録・資格等

小売電気事業者、特定卸供給事業者、非化石価値取引会員

Webサイト

https://greengrowth.co.jp/

【報道関係者からのお問い合わせ】

担当:橋爪 / e-mail:gg-pr@greengrowth.co.jp

【事業・協業に関するお問い合わせ】

担当:市川 / e-mail:gg-sales@greengrowth.co.jp

【採用に関するお問い合わせ】

担当:橋爪 / e-mail:recruit@greengrowth.co.jp

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会社概要

株式会社グリーングロース

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URL
https://greengrowth.co.jp/
業種
電気・ガス業
本社所在地
東京都千代田区神田小川町2丁目4ー16 いちご神田小川町ビル9階
電話番号
03-6824-4266
代表者名
河野 淳平
上場
未上場
資本金
-
設立
2022年04月