テクノコムの「施工管理者養成コース」受講者５名、派遣先での勤務を開始

ジョブチェンジを果たし、7月より建設業界で新たなキャリアをスタート！

東洋ワークグループ株式会社

2023年7月18日 17時49分

・技術系人材派遣の(株)テクノコムは１月より、自社で若手人材を教育・育成する「施工管理者養成コース」をスタート
・本事業の第一期生が半年間の研修を終え、７月より派遣先での勤務を開始
・10月からの「施工管理者養成コース」第二期受講生については募集開始

　技術系人材派遣の株式会社テクノコム（宮城県仙台市／取締役社長：大江修　以下、テクノコム）は6月30日、独立行政法人「ポリテクセンター宮城」（以下、ポリテクセンター）にて、「施工管理者養成コース」第一期生の修了式を挙行いたしました。

　テクノコムは、建設業界の若手人材不足の中、継続的に自社で人材を教育・育成していくことで、有為な人材を安定的に供給することを目指し、本事業を今年1月にスタートしました。

　修了式を終えた第一期生5名は7月より、順次、それぞれの派遣先の企業にて勤務を開始しており、ある派遣先の責任者からは「着任早々、業界用語での会話が成り立ち、驚いた。半年間の研修の成果は大したものだ」など、今後に期待を寄せる声も聞かれています。

「施工管理者養成コース」の背景

　建設業界では、建設需要が旺盛な中、労働人口の減少や新規就業者の減少による人手不足が深刻な問題となっています。2025年には、建設業界の労働人口は約90万人も不足すると予測されています。

　このような課題を解決するために、20代から30代前半の若者を基礎から教育し、建設現場監督補助などの仕事に就けるよう開講されたのが「施工管理者養成コース」です。

　第一期生はテクノコムの親会社で、人材派遣事業を手掛ける東洋ワーク株式会社（宮城県仙台市／代表取締役社長：猪又明美）の社内で本プロジェクトに挑戦したい意欲的な若者が選ばれました。１０月から始まる第二期は、広く一般公募により意欲的な受講生を募集します。

受講生の進路と今後の事業展開

施工管理者養成コース　概要図

　受講生5名のうち、4名は土木分野の施工管理職での配属、1名は養成コース受講中に強く興味を持ったというCADのオペレーター職での配属となることが決まっています。

施工管理者養成コースは現在、第二期生を募集しており、開講時期は10月を予定しております。また研修内容は「建築施工管理者養成コース」となる予定です。

第一期「施工管理者養成コース」の概要

■対象者：20代から30代前半の意欲的な若者

■研修内容：

・図面の解読、測量・CAD技術の習得

・工程管理・品質管理・安全管理等知識の習得

・建設業法や労働基準法、道路交通法などの法令研修

・専門用語、ビジネススキル等の習得

■期間：6ヵ月間

■受講場所：ポリテクセンター宮城

■その他：テクノコムの正社員として、研修期間中も給与を支給

テクノコム社長・大江のコメント

修了式で受講生へエールを送る社長・大江

　「テクノコムとして新しい取り組みとなった『施工管理者養成コース』、第一期生に関しては大成功と言える。カリキュラムの立案ではポリテクセンターに多大なるご協力をいただき、また現場研修で受入れをしてくださった企業各社へも感謝申し上げたい。

　第一期生のみなさんが、慣れない環境の中、様々な悩みや不安を抱えながらもそれを乗り越え、研修をやり遂げられたことに私自身、感動を覚える。

　みなさんにはインフラ整備に携わる者としての『自覚と誇り』を持ち続けてもらいたい。

　そして、テクノコムの社員として未来に向けて一歩一歩、着実に成長されることを期待している」

研修生コメント／研修を終えて

修了証書を手渡すテクノコム社長・大江（写真左）と受け取る受講生（写真右）

■製造スタッフとして10年間、工場での作業を経験してきたが、コロナ禍などで社会に大きな変化が起きたとき、仕事を続けられるか不安を感じていた。そんな折、本事業の紹介を受け、自身のスキルアップにつながることはもちろん、収入面でもより安定した生活を送れるという期待感から、未知の業界に飛び込む決意をした。

■実際に配属先での勤務が始まったら、どの現場でもまずは人と仕事にできるだけ慣れるようにしたい。はじめは小さなことしか任せてもらえないかもしれないが、同じ現場は存在しないので、研修で学んだことが活かせる場面、初めて遭遇する現場や語句でも、どん欲に吸収する姿勢を持ち続け、責任感を持って仕事に打ち込みたい。

■この研修が始まった1月には、期待よりも未経験の業界でやっていけるのかという大きな不安があった。しかし、4人の仲間たちと切磋琢磨し、先生方の熱心なご指導のおかげで、今では確かな自信と新しい生活への期待で満ち溢れている。研修で学び経験したことを活かし、施工管理者としての新たな一歩を踏み出していきたい。