株式会社Genon、J－StarXプログラム採択！インド医療市場の課題解決に向けた事業パートナーの開拓を開始

Genon,Inc.

2025年1月28日 11時20分

株式会社Genon（本社：大阪市北区梅田、代表取締役社長：高原千晶）は、日本貿易振興機構（JETRO）が主催する起業家育成プログラム「J－StarX」に採択されました。本プログラムでは、成長の著しいインド医療市場における課題を深く理解し、解決策の可能性を探るため、現地での調査活動およびパートナーシップ構築を進めます。

インド市場の可能性

インドのオンライン医療市場は、2022年時点で市場規模は11億ドル（約1649億円）に達し、日本市場の約40倍の規模を誇ります。

一方で、地方部では医療インフラの整備が十分ではなく、適切な医療を受けられる環境が整っていません。特に皮膚科医の不足は深刻で、人口20万人に1人しかいない状況です（日本では約1.5万人に1人）。また、インド全体での医師数も不足しており、1万人あたり約7人（日本は26人）とかなりの格差が生じています。また、インドでは、子供の約20%、一般人口の10～15 %がアトピー性皮膚炎を患っているとの調査や、60%の子供が1歳までに発症しているという記事もあります。

Genonは、現地での調査活動を通じて、これらの課題に対する具体的なソリューションを模索します。

「J－StarX」での取り組み

Genonは「J－StarX」のプログラムを通じて、以下の取り組みを実施します。

・オンライン薬局事業者との商談

・オンライン診療パートナー医師の探索

地域でオンライン診療を実現できる医師や医療機関を探し、Genonのサービスが少しでもインド市場の格差を無くし、困っている方々の力になれることがないか、地方部の患者が適切な診療を迅速に受けられる環境を提供できないかを模索します。

医療課題の深掘りと市場適応性の検討

医療機関、製薬企業、地域ステークホルダーとの対話を重ね、地方の医療ニーズを深く理解します。これを踏まえて、Genonの技術やサービスがどのように適応できるかを具体化します。

ヒフメドとは？

「卒炎」したい人のオンライン皮膚科　ヒフメドでは、10分しっかり見ることをコンセプトに3分診療の課題解決を目指す

株式会社Genonは、代表の高原千晶と共同代表の高砂好が「肌が弱い」という共通の経験・課題を抱えながら出会ったことがはじまりです。そんな二人の創造的な発想の融合から「ヒフメド」が誕生しました。

当社は、「医療の見える化をし、個別化医療を実現する」をミッションに掲げ、2023年3月より卒炎患者様を増やすアトピー性皮膚炎専門の患者様向けアプリ、ヒフメドを提供しております。ヒフメドは、患者様自身が症状を記録し、データを分析することで、医師と共に最適な治療法を見つけ出す新しいアプローチを提供しています。

医師と患者間のコミュニケーションを改善し、慢性疾患の治療・予防を実現する社会を目指しています。

さらに、オンライン診療の導入により、医療アクセスと待ち時間の短縮、患者様のストレス軽減などに大きな成果を上げています。

Genonの強み

オンライン診療の実績と知見
日本での「ヒフメド」運営を通じて蓄積した豊富なノウハウに基づき、効率的で患者に寄り添った診療体制を提供します。
柔軟な技術対応力
自社エンジニアチームが現地ニーズに応じてカスタマイズ可能な画像解析やAI技術の活用を視野に入れつつ、地域特有の課題に対応する柔軟な技術基盤を構築しています。
データ活用による個別化医療
患者データの分析を通じた予防、治療精度の向上と再発防止を実現します。

今後の展望

現在の市場調査フェーズでは、地方部を含むインド医療市場の課題を詳細に把握し、その結果を基にオンライン診療およびAI画像解析技術の現地適応性を検証します。また、信頼できる現地パートナーとの連携を通じ、持続可能で効果的な事業モデルを設計することを目指します。

【会社情報】