【福岡県春日市】弥生時代の遺跡「須玖岡本遺跡(国指定史跡)」を市職員が解説

同遺跡では新たに甕棺墓(かめかんぼ)を発掘。2月22日(土)に現地説明会を開催。

春日市

今から約1800~2000年前の福岡平野一帯には、「奴国(なこく)」と呼ばれる有力な国がありました。中国の歴史書である『後漢書』東夷伝には、倭奴国王(わのなこくのおう)が後漢の皇帝から金印を授かったことが記されています。

奴国最大級の遺跡で、王都と思われるのが、春日市の「須玖遺跡群」。そしてその中核的な遺跡が、岡本7丁目付近に広がる須玖岡本遺跡です。

これまでの発掘調査や展示に携わってきた市の文化財技師が、同遺跡の墳墓や青銅器生産を中心に解説します。

また、同遺跡の王族墓エリアで昨年新たに発掘した甕棺墓について、現地説明会を開催します。

春日市内の遺跡から出土した埋蔵文化財や、昭和初期の農具を中心とした民俗資料を展示、収蔵している奴国の丘歴史資料館。須玖岡本遺跡の一部を春日市奴国の丘歴史公園として整備。

市職員が語る「ここまでわかった須玖岡本遺跡!!」

日時 3月8日(土)午後1時30分~3時30分

場所 奴国の丘歴史資料館研修室(福岡県春日市岡本3-57)

内容

・須玖岡本遺跡に葬られた人たち

・須玖岡本遺跡の青銅器生産

定員 40人(申込先着順)

申込方法

3月7日(金)までに、窓口、電話、ファクス、Eメールのいずれかで住所、氏名、年齢、電話番号を伝える

申込・問い合わせ先 同資料館

TEL 092-501-1144

FAX 092-573-1077

メール nakoku@city.kasuga.fukuoka.jp

死者に対する赤と黒の儀礼を確認か⁉
須玖岡本遺跡で新たに発掘した甕棺墓の現地説明会を開催

昨年、10月28日から調査している須玖岡本遺跡の王族墓エリアの甕棺墓は、残念ながら副葬品の出土はありませんでした。

しかしながら、ほとんど前例がない緻密な調査を行ったところ、2つの大甕を合わせた上甕(頭位側)だけに赤く塗られた痕跡があり、しかも、上甕の埋め戻しの際には、事前に用意した黒褐色土をまいたことが分かりました。

赤と黒は対になるもので、弥生人の死者に対する何らかの儀礼を示していると思われます。

発掘された甕棺墓

現地説明会について

日時 2月22日(土)午前10時~正午(雨天中止)

場所 須玖岡本遺跡岡本地区28次調査(福岡県春日市岡本7-45)

内容 須玖岡本遺跡岡本地区28次調査1号甕棺墓の調査成果

須玖岡本遺跡の特集記事を「市報かすが」2月1日号に掲載

王墓の発見に至った経緯や、発掘された副葬品などについて、「市報かすが」2月1日号の特集記事として掲載しています。市ウェブサイトからも見ることができます。

市報かすが2月1日号へのリンク

問い合わせ先

春日市 協働推進部 文化財課 調査保存担当

TEL 092-501-1144

FAX 092-573-1077

メール nakoku@city.kasuga.fukuoka.jp

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会社概要

春日市

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URL
https://www.city.kasuga.fukuoka.jp/
業種
官公庁・地方自治体
本社所在地
福岡県春日市原町3-1-5
電話番号
092-584-1111
代表者名
井上澄和
上場
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資本金
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設立
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