「捨てる」を、つくるの起点に。産地の勧業博覧会ツギノテ、新企画展「ツギノテラボ」を始動。第一弾はトトンと「循環と創造」を開催

〜「販売・修理・アップサイクル・循環素材」の4つのエリア展示と自分の好きな廃材で天板をつくるスツールワークショップも〜

ツギノテ実行委員会

「捨てる」を、つくるの起点に。産地の勧業博覧会ツギノテ、新企画展「ツギノテラボ」を始動。第一弾はトトンと「循環と創造」を開催

富山県にて、ものづくりに関係する人々の出逢いをつなぎ、ものづくりを未来へとつなぐ活動を実践するツギノテ実行委員会(実行委員長:羽田 純)は、2026年10月24日(土)・25日(日)のツギノテ会期中、新企画展“ツギノテラボ”の第一弾として、富山市で不要家具の回収・再生・販売に取り組む複合施設「トトン」(運営:株式会社米三)と共に、企画展「ツギノテラボ-循環と創造-」を開催します。ツギノテラボは、主催者であるツギノテ自身が産地の未来に向けた問いを立て、企業や職人との共創を通じて、新しいものづくりの可能性を探る企画展です。ツギノテがこれまで積み重ねてきた「出会いの場をつくる」役割から一歩踏み込み、「自ら問いを立て、企画を生み出す」を体現するのがツギノテラボです。

当日は、特別展示として「端材・リペア・アップサイクル・ショップ」の4エリアが登場します。リペアエリアでは、富山の再生金属と伝統の技術で作ったアルミ製のスツールの脚に、自分の好きな廃材を天板として組み合わせたスツールを作るワークショップや、リペアの相談や販売も予定しています。

特別展示「循環と創造」開催概要

-名称:産地の勧業博覧会 ツギノテ 2026 特別展示「循環と創造」

-会期:2026年10月24日(土)・25日(日)10:00〜16:30

-会場:産地の勧業博覧会 ツギノテ 2026 会場内(高岡市営高岡中央駐車場/富山県高岡市下関町6丁目11、高岡駅直結・北口から徒歩1分)

-構成:販売-selling-エリア、修理-repair-エリア、アップサイクル-upcycling-エリア、循環素材-circular material-エリア

-出展・企画協力:トトン(株式会社米三)

-入場:無料(展示品・端材の購入、スツール組み立て体験は有料)

-関連トークセッション:TSUGINOTE TABLE SESSION 004「『つくって、捨てる』その先に」10月25日(日)11:30〜12:15 登壇:太刀川英輔氏(NOSIGNER代表)、増山武氏(株式会社米三 常務取締役/トトン事業責任者)

「出会いの場をつくる」だけじゃない、「自ら問いを立て、企画を生み出す」挑戦がツギノテラボ

これまでツギノテは、さまざまな産地の作り手や企業が集い、技術やアイデア、新たな関係性が生まれる場をつくってきました。ツギノテラボでは、そこからさらに一歩踏み込み、主催者であるツギノテ自身が産地の未来に向けたテーマを設定。異なる業種や分野で活動する企業、職人、クリエイターとともに、既存の技術や資源の新しい可能性を探っていきます。完成された商品や取り組みを紹介するだけでなく、まだ答えのない問いに対して、実際の製品や展示、体験を通じて考え、試していく。それがツギノテラボの挑戦です。

なぜ今、トトンと「循環と創造」なのか

「ものづくり産地の未来を考えるとき、『何をつくるか』だけでなく、『つくったものが、その後どうなるのか』にも目を向ける必要があります。役目を終えた製品や、生産の過程で生まれる端材を、次のものづくりの素材として捉え直すことはできないか。その問いを具体的な展示として形にするため、第一弾のパートナーに迎えたのがトトンです。

「捨てるをまわす、くらしをつくる。」をコンセプトに掲げるトトン

トトンは、富山の家具販売会社・米三が2022年に富山市問屋町に開いた複合施設です。「捨てるをまわす、くらしをつくる。」を掲げ、家具の回収・再生・販売を軸に、リペア・DIYスペース、カフェ、コワーキングスペースなどを備え、暮らしの中で資源循環に触れられる場をつくっています。

ツギノテが注目したのは、トトンの取り組みが「環境配慮」の一言に収まらない点です。回収した家具や工場から出る端材を、素材として、デザインの出発点として捉え直し、新しいプロダクトやブランドを生み出しています。

手に取りたくなる家具の「はじまり」へ、さかのぼって歩く特別展示

特別展示「ツギノテラボ -循環と創造-」は、入口から出口までを一方向に歩く構成です。入口で来場者を迎えるのは、職人が手を入れ、デザインをのせて生まれ変わった家具やプロダクト。思わず座ってみたくなる一脚が、もとは捨てられるはずだったものだと知るところから、展示は始まります。

「販売(selling)」「修理(repair)」「アップサイクル(upcycling)」「循環素材(circular material)」の4つのエリアを奥へ進むにつれて、それらがどのように直され、どんな発想で新しい価値をまとったのかをたどります。最後にたどり着くのは、すべての出発点である家具の端材や、役目を終えた家具のパーツです。完成品から素材へ、時間をさかのぼるように歩くことで、来場者は、ものが循環していく過程そのものを体感できます。端材はそのまま購入して持ち帰ることもでき、展示の終わりが、来場者自身のものづくりのはじまりにもなります。

【販売(selling)エリア】 循環した家具を、暮らしに持ち帰る

座面の張り替えやフレームの塗装など、職人が手を入れて再生したチェアを70脚以上そろえます。デザインに振り切ったものではなく、「家に持ち帰ってすぐ使えそう」と感じられる、日常に取り入れやすい家具です。チェアはその場で持ち帰ることもできます。

【修理(repair)エリア】職人と一緒に、端材の使い道を考える

端材を手にした来場者が「これをどう使えばいいのか」「何と組み合わせられるのか」を、その場で職人に相談できるエリアです。相談しながら簡単に組み上げてみることもできます。時間を区切ったワークショップではなく、会期中いつでも職人が柔軟に対応する、ものづくりの相談室のような場です。自宅の家具の張り替えや修理についての相談も受け付けます。

-アルミ缶再生スツールの組み立て体験:

回収したアルミ缶を溶かして鋳造した脚と、使われなくなったテーブルや学習机から切り出した天板を組み合わせるスツールです。高岡の企業を含む4社で共同開発し、強度試験も本試験の手前まで済ませた、正式な発売前のお披露目となります。約20枚の天板から好きな色・柄を選び、自分で組み立てて購入できます。

【アップサイクル(upcycling)】用途を変える、新しい価値をつくる

廃材や回収家具を素材に、トトンがデザインから手がけるブランドのプロダクトを、つくった理由やコンセプトとともに展示します。実際に座り、触れて確かめることができ、すべて購入可能です。

【循環素材(circular material)】素材を循環させ、新たな舞台へ送り出す

-新ブランドの初披露:

家具の脚などを横方向にカットし、断面に樹脂が見える素材を使った、立ち上げ準備中の新ブランドを会場で初めて披露します。来場者の反応や声を聞きながら、これからの商品づくりにつなげていきます。

地域の事業者との関係を、“出展”から“共創”へ

トトンは今回、展示ブースの出展者としてだけでなく、高岡の職人との交流の場をひらき、素材を提供し、会場の空間づくりからツギノテとともに考えるパートナーとして参画しています。高岡の伝統産業とは異なる分野で循環に取り組む事業者と、高岡の伝統産業の技を持つ職人が出会うことで、どちらか一方だけでは生まれなかったものづくりの可能性がひらかれつつあります。

2026年7月28日には、ツギノテが運営するものづくり勉強会「ツギノテ塾」の番外編として、高岡の伝統産業に携わる職人6名とツギノテ事務局がトトンを訪問。トトンの職人らを含む計16名が参加し、意見交換を行いました。

地域の事業者との関係を、“出展”から“共創”へ

会期2日目の10月25日(日)11:30からは、トークセッション「TSUGINOTE TABLE」の「SESSION 004『つくって、捨てる』その先に」に、トトン事業責任者の増山武氏が登壇します。資源循環を含む社会課題にデザインで向き合うNOSIGNER代表・太刀川英輔氏とともに、回収・再生・販売の営みを続く仕事に育てるための道筋を話します。

今回の取り組みは、トトンの活動をツギノテの会場で紹介するだけのものではありません。異なる分野で培われた技術や考え方が出会うことで、産地にどのような新しい可能性が生まれるのか。その問いを、企画づくりの段階からともに考え、展示という形にしています。今後は産地の技術の新しい使い道、異業種との関係づくり、新たな仕事の創出など、毎回異なるテーマに挑戦できる企画にしたいと考えています。

ツギノテラボは、こうした実践を一過性のイベントで終わらせず、産地が新しい仕事や価値を生み出していくための実験の場として育てていくことを目指します。

産地の勧業博覧会 ツギノテ 2026 開催概要

名称:産地の勧業博覧会 ツギノテ 2026

会期:2026年10月24日(土)・25日(日)10:00〜16:30

会場:高岡市営高岡中央駐車場(富山県高岡市下関町6丁目11、高岡駅直結・北口から徒歩1分)

入場:無料

出展:全国から128の作り手

主催:ツギノテ実行委員会

公式サイト:https://tsuginote.jp/

Instagram:https://www.instagram.com/tsuginote_craft/

開催の背景ストーリー:https://prtimes.com/story/detail/xO6KZJSVVgB

トトンについて

「捨てるをまわす、くらしをつくる。」を掲げ、家具の循環(回収・再生・販売)を中心に、ライフスタイル提案の場として、さまざまな資源循環を体感できる複合施設。サステナブルな家具や雑貨の販売に加え、家具工場に併設するリペア・DIYスペース、カフェ、コワーキングスペースなどを備える。北陸のものづくりから生まれた端材などを紹介するマテリアルライブラリーも展開している。

所在地:富山県富山市問屋町1丁目9-7

開業:2022年9月

運営:株式会社米三(代表取締役社長:増山 輝)

公式サイト:https://toton.style/

Instagram:@toton.komesan

ツギノテ実行委員会について

ツギノテ実行委員会は、「産地の勧業博覧会 ツギノテ」を中心に、地域・業種を超えた技術やアイデアの交流の機会を、10年、50年先の産地の未来を見据えて継続的に創出していく組織です。ライフスタイルの変化や担い手不足に伴い、全国のものづくり産地が多くの課題に直面しています。鋳物や漆器のように、専門の企業が協力しながら1つのものをつくり上げる「分業制」の産地では、廃業する企業が増えることで、産地内でものづくりを完結させることが難しくなってきています。だからこそ、地域、業種、素材、文化などの境界を越えて共創していく「ものづくり産地の再編」が求められています。ツギノテ実行委員会は、400年続く日本有数の伝統工芸の産地・高岡市から、作り手・繋ぎ手・使い手を集め、ものづくりを次の時代へつなぐ場や取り組みを興していきます。

団体名:ツギノテ実行委員会

所在地:富山県高岡市白金町5−2

代表者:羽田 純

設立:2024年4月

URL:https://tsuginote.jp/



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会社概要

ツギノテ実行委員会

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URL
https://tsuginote.jp/
業種
製造業
本社所在地
富山県高岡市白金町5−2
電話番号
-
代表者名
羽田純
上場
未上場
資本金
-
設立
2024年04月