シグニファイ、豊田スタジアムへのIoTプラットフォームの導入により施設を巨大な劇場へとアップグレード スポーツツーリズムへの貢献を目指す
照明製品の最大手であるシグニファイ(ユーロネクスト:LIGHT)は、“豊田スタジアム(愛知県豊田市)”へ競技用照明、ライン照明、マスト用照明に1100台のLEDを導入しました。これらの照明は、IoTプラットフォーム「Interact Sports(インタラクトスポーツ)照明システム」により連動しており、一括した管理による演出で豊田スタジアムの魅力を向上させ、スタジアムへの観客動員数の増加だけでなく、豊田市のスポーツツーリズム(観光客誘致)への貢献を目指します。
今春の豊田スタジアムのリニューアルでは、シグニファイの照明のほか、国内大手の音響装置、ソニーの映像演出統合システムによって、設備が連動できる環境を構築し、選手紹介、選手入場、試合後のセレモニーの演出など、観客とスタジアムとの一体感、試合への没入感を高め、スポーツをエンターテイメント性の高いコンテンツへと昇華させています。
照明設計では、ビデオエイミングシステムや専用ロボットによる照度測定技術など最新ソリューションを導入しており、施工精度の向上と工期短縮に寄与しました。この最新のビデオエイミングシステムは、カメラとあらゆるセンサーを組み合わせた専用デバイスおよびソフトウェアを用いた映像解析により、照明器具の角度調整を行うものです。また、当社独自の設計技術により競技面(ピッチ)の隅々まで均一の照明環境を実現しました。その精度の高さについて、株式会社豊田スタジアム 取締役管理部長 塚本誠氏は下記のように述べています。
「どこに走っても見事に4方向に綺麗な影ができる。プレイヤーを際立たせて躍動感を伝える素晴らしい競技用照明です。」
今回のリニューアルでは、ファサード(外周)にフルカラー演出照明を導入し競技用照明と連動させています。照明演出のアレンジが増えたことで、スタジアムを競技場としてだけではなく、コンサートや各種イベントなど、多目的な用途へと使用が可能となり、まさに巨大な劇場へとアップグレードしました。
今後は企業イベントやパブリックビューイングと連動した照明演出などへの展開も可能となり、スタジアムを中心としたスポーツツーリズムへの貢献にも期待が高まっています。
なお、近年問題となっている光害(ひかりがい)に関しても、近隣への影響を配慮した設計をしており、街との調和を図っています。
シグニファイは、スタジアム照明に関して80年以上の経験と実績を活かし、今後も常に最新の照明ソリューションを提供していきます。
下記より動画もご覧いただけます。
https://youtu.be/DjY8QuCc920
【シグニファイのスポーツ照明について】
世界70カ所以上の大規模なスポーツ施設に照明を導入しており、スポーツ中継を前提とする厳しい放送基準にも対応したソリューションを数多くてがけてきました。また、各種国際規格・競技連盟の照明ガイドラインの策定にも関与し、スポーツ照明で世界をリードしています。
主な国際的スポーツイベントの65%の照明を手掛けています
ロンドンでの国際スポーツ大会(2012年)では、スタジアム、公園、水泳場、自転車競技場、選手村などの照明を手掛け、ソチでの国際スポーツ大会(2014年)でも11会場中6会場の施設照明を施工しました。
全世界のサッカースタジアムの55%を照らしています
ロシアでのサッカー国際大会(2018年)では、12スタジアム中10スタジアムの照明を施工。リオデジャネイロでの国際スポーツ大会(2016年)では、会場の約3分の2の施設照明を施工しました。
シグニファイについて
シグニファイ(ユーロネクスト: LIGHT)は、プロフェッショナル照明、コンシューマー照明分野ならびにIoT(Internet of Things:モノのインターネット)の分野において世界最大手の 企業です。フィリップス製品やコネクティッド照明システム「Interact」、データ通信可能なサービスは、ビジネス価値を生み出すことで家庭だけでなく、ビルや市街地での生活にも変化をもたらします。2018年の売上は約64億ユーロ、約28,000人の従業員を擁し、世界70か国以上で事業活動を展開しています。より明るい生活、そしてより良い世界に向け、照明が持つ無限の可能性を切り拓きます。また、ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックスの業界リーダーに3年連続で選定されました。シグニファイのニュースは、Newsroom、Twitter、LinkedIn、Instagramからご覧ください。投資家向けの情報は、Investor Relationsのページに掲載されています。
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