マレリ、新型電動レーシング車両用フロント・アクスルで2025年プロフェッショナル・モータースポーツ・ワールド・エキスポにて表彰

マレリは、2025年プロフェッショナル・モータースポーツ・ワールド・エキスポで新型電動レーシング車両用フロント・アクスルにより2つの賞を受賞しました。マレリは、この分野で最も重要な国際展示会の一つである本イベント（2025年11月12日・13日、ドイツ・ケルンメッセにて開催）にて、最新のモータースポーツ向けイノベーションを展示しています。

 

マレリのブース（4068番）では、来場者は今後の自動車競技における技術的課題に対応するためにMarelli Motorsportが設計した最先端の製品やソリューションを体験できます。主な最新技術として、新しい電動アクスル「Race E-volution 500」や新型高速カメラ「HSC-130」の初公開、さらに二輪・四輪競技向けの高度な技術が展示されています。

 

「Race E-volution 500」は『パワートレイン・テクノロジー・オブ・ザ・イヤー』部門で表彰されました。このモデルは、エリートレース向けの完全電動超コンパクトアクスルです。多くの選手権がモータースポーツの技術進化とともに電動化を進める中、本ソリューションに搭載された革新的技術によって、卓越したパフォーマンスと信頼性を実現しています。最大出力350 kW、総重量57 kg、約19リットルの容積による優れたパワー・ウェイト比を誇ります。受賞の理由については後日追記予定です。
このテクノロジーは「年間最優秀エンジニアリング・イノベーション」としても認められました。

 

イベントでは、「High Speed Camera 130」のプレビューも披露されました。この最新カメラは近日正式発表予定であり、500フレーム/秒・1メガピクセルの記録性能を持つ、モータースポーツ向けの小型AI搭載カメラです。あらゆる照明環境下で高度かつインテリジェントな映像キャプチャを実現し、ドライバー安全監視の向上に貢献します。

 

これら2つの新技術に加え、マレリはECUやデータロガー、ダッシュボード、スマートアンテナ等のテレメトリー機器、燃料ポンプ、イグニッションコイル、GDIインジェクター（二輪車向けも含む）などの製品・技術群も紹介しています。ラインナップを補完するのは、AI搭載の制御ユニットです。エッジ・インテリジェンスの進化を可能にする「VEC-480」（2024年イノベーション・オブ・ザ・イヤー受賞）や、新型「VEC-200」（高性能・コンパクトAIコントローラー、優れた演算能力と高周波データロギング機能を搭載）が展示されています。

 

プロフェッショナル・モータースポーツ・ワールド・エキスポで展示された製品群が改めて証明している通り、Marelli Motorsportは、レーシング業界の最も重要なチームや選手権に製品や技術を提供するグローバルな主要サプライヤーです。

 

訳注：当文書は2025年11月13日に発表された英語版プレスリリースの翻訳です。プレスリリースの正式言語は英語であり、その内容および解釈については英語版が優先されます。

 

マレリについて

マレリは自動車業界をリードするグローバルなモビリティ・テクノロジー・サプライヤーです。技術革新と卓越した製造において確固たる実績を持つ当社の使命は、お客様やパートナーとの協力を通じてモビリティの未来を変革し、より安全で環境に優しく、より良いコネクテッド・ワールドを創造することです。全世界に約45,000人の従業員を擁するマレリは、アジア、アメリカ、ヨーロッパ、アフリカに150以上の施設と研究開発センターを有しています。