新たな「教育ツーリズム」による、インバウンド市場開拓を目指し、(株)オモレイとアヤベックス(株)が業務提携をスタート

海外の富裕層を対象にした「教育ツーリズム」の誘致に向けて、外国人観光客に現地旅行を手配するアヤベックスと高校生の進学支援サービスをおこなうオモレイが業務提携をおこないました。

「教育ツーリズム」とは、外国人学生が日本国内での学習や体験・交流を目的とした旅行です。今回は教育ツーリズムの中でも学校クラブ活動に特化し、日本の学生との交流機会をつくります。
また、本事業は平成３０年度「企業の森・産学の森」推進事業に採択されています。

勃興するインバウンド市場のビッグチャンスを捉え、富裕層を魅了する新たな「教育ツーリズム」で外国人を誘致し、インバウンド市場を開拓する事業をスタートします。
 

業務提携したアヤベックスの佐々木社長(右)と、オモレイの大亀社長・宮内副社長

■「教育ツーリズム」とは？
「教育ツーリズム」とは、外国人学生が日本国内での学習や体験・交流を目的とした旅行です。今回の提携では学校クラブ活動（柔道、バスケット等）という共通の趣味を通じて、日本の学生と交流する企画を進めていきます。
例えば、柔道の場合は「ヨーロッパの訪日観光客」が「日本の高校生・大学生の稽古」に参加し、本場の稽古を体験します。競技・趣味を通じた交流の機会を持つことで、双方に大きな学びの機会を提供できます。武道以外にもバスケットボール、バレーボール、吹奏楽といった様々な種目で実施を目指しています。
 

 

高校生の部活動の様子

■業務提携の背景について
訪日観光客の急増により、ただ単なる観光地・テーマパークを訪問するだけでなく、田舎体験・文化体験に興味を持つ観光客も増えてきました。教育に関する体験のお問合せも頂いており、今後もニーズが高まると考えています。そのニーズをふまえ、多くの観光客に「教育ツーリズム」を提供できる準備をスタートしました。

■両社の強みについて
インバウンドの旅行手配で多くの実績を上げているアヤベックス株式会社は、世界30カ国、600社に及ぶ旅行会社とのネットワークを持ち、主に欧米豪や中東、ロシアの富裕層向けの訪日観光誘致をおこなっています。
部活動イベントを全国で開催する株式会社オモレイは、全国の高校・部活動とのネットワークを持ち、年間で2万人の高校生をイベントに集客しています。
この両社がそれぞれ持つ強みを活かすことで、訪日観光客と学生をつなげる事が可能となります。

■業務提携後の取組みについて
株式会社オモレイは、学校クラブやスポーツクラブ等との深いネットワークを保有し、この強みを生かして具体的な学校クラブ活動での交流プログラムを作成します。
アヤベックス株式会社は、地域観光機関と連携し、ボランティアやエコ・ツーリズム等の体験企画を作り上げ、外国人を魅了する旅行商品に仕上げていきます。
その後、成功事例を作り上げることで、2021年に900人の受入を目標としています。

■平成30年度「企業の森・産学の森」推進事業の認定について
本事業は公益財団法人京都産業21の「企業の森・産学の森　事業トライアルコース 」に採択されています。