サイプレス、高度化するエッジ処理のニーズに対応してIoT ポートフォリオを拡大

数百万台にのぼるIoT製品のバッテリー駆動時間の延長と処理能力の向上を実現したPSoC 6 MCU

サイプレス セミコンダクタ社 (米国カリフォルニア州サンノゼ、NASDAQ: CY) は2018年11月13日 (米国時間)、IoT (モノのインターネット) ソリューション ポートフォリオを拡大し、超低消費電力のPSoC® 6マイクロコントローラー (MCU) 製品群に新しい製品を追加することを発表しました。新しいPSoC 6 MCUは、IoTエッジ デバイスのより高度な計算能力、コネクティビティ、ストレージに対するニーズに特化して設計されています。新しいMCUは、2MBフラッシュと1MB SRAMを含む拡張された組み込みメモリを搭載し、計算集約型のアルゴリズム、コネクティビティ スタック、データ ロギングをサポートします。

サイプレスはまた、PSoC 6製品群向けの新しい開発キットを発表しました。このキットを使用することで、消費電力が業界で最も低く最もフレキシブルな、ハードウェアベースのセキュリティを備えたデュアルコアMCUをすぐに活用して、バッテリー駆動時間の延長を実現しながら、効率的な処理とセンシング、機密性の高いユーザー    データの保護を可能にします。PSoC 6は、現在数百万台にのぼるIoT製品で採用されており、最もセキュアで低消費電力の処理性能を可能にしています。PSoC 6製品群の詳細は、japan.cypress.com/psoc6をご覧ください。
 

PSoC 6 Wi-Fi BT Prototyping Kit (CY8CPROTO-062-4343W)

PSoC 6 BLE Prototyping Kit (CY8CPROTO-063-BLE)

サイプレスのマイクロコントローラーおよびコネクティビティ事業部担当上席副社長であるSudhir Gopalswamyは、「スマート ホーム アプライアンスやウェアラブル端末、健康管理デバイス、その他幅広いIoTアプリケーションの設計者は、リアルタイムのユーザー エクスペリエンスを提供するため、より高度なエッジ処理機能の統合が可能なソリューションを求めています。アプリケーション処理向けに拡張されたメモリを搭載した新しいPSoC 6 MCUにより、設計者は差別化されたIoT製品を迅速に開発して市場投入できるようになります。この新しい製品は、PSoC 6製品群の成功をさらに推進するものです。サイプレスのPSoC 6の製品群はすでに多くのIoT製品に採用されており、小さなフォーム ファクタで高度な機能を発揮し、ウェアラブル端末で最長7日間のバッテリー駆動を実現しています」と述べています。

新しいPSoC 6開発キット
サイプレスの新しいPSoC 6 Wi-Fi BT Prototyping Kit (CY8CPROTO-062-4343W) では、拡張された組み込みメモリを搭載した新しいPSoC 6 MCUの評価が行えます。このキットは30ドルで提供され、サイプレスの業界をリードするCapSense®静電容量センシング技術や、PDM-PCMマイクロフォン、メモリ拡張モジュールなど周辺モジュールを備え、迅速かつ容易に評価および開発が行えます。このキットは、アプリケーション開発が容易に行える使い慣れたMCU統合開発環境 (IDE) 内で利用可能な、使いやすいサイプレスModusToolbox™ソフトウェア スイートを使用して開発が可能です。このキットの詳細は、japan.cypress.com/cy8cproto-062-4343Wをご覧ください。

サイプレスはまた、Bluetooth™ Low Energy (BLE) 5.0コネクティビティを使用して製品の開発を効率化するPSoC 6 BLE Prototyping Kit (CY8CPROTO-063-BLE) をリリースしました。このキットは20ドルで提供され、認定取得済みのCYBLE-416045-02 BLEモジュールを搭載しています。このモジュールは、PSoC 63 MCUや、オンボードの水晶発振器、トレース アンテナ、パッシブ コンポーネントを組み込んだ、ターンキー ソリューションです。このキットの詳細は、japan.cypress.com/cy8cproto-063-bleをご覧ください。

 
ET & IoT Technology 2018でのサイプレスIoTポートフォリオの展示について
サイプレスは、11月14～16日に横浜で開催されるET & IoT Technology 2018のホールD、ブース番号D-11において、PSoC 6 MCU製品群のデモ実演を、サイプレスの各種組み込みシステム ソリューション ポートフォリオとともに展示しています。

 
PSoC 6 MCUについて
PSoC 6アーキテクチャはUltra-Low-Power 40nmプロセス技術で製造され、低消費電力設計手法によりウェアラブル端末の寿命を1週間にまで延長します。Arm® Cortex®-M4およびCortex-M0+のデュアルコア アーキテクチャにより、消費電力と性能を同時に最適化します。デュアルコアとコンフィギュレーション可能なメモリおよびペリフェラル保護ユニットを組み合わせることにより、ArmのPlatform Security Architecture (PSA) によって定義されている最高レベルの保護を実現します。また、ソフトウェア ペリフェラルを使用して、E-Inkディスプレイなどの革新的なシステム コンポーネント向けにカスタム アナログ フロントエンド (AFE) やデジタル インターフェースを開発することが可能です。さらに、業界をリードするサイプレスのCapSense®静電容量センシング技術の最新世代を搭載しており、強力で信頼性の高い最新のタッチ アンド ジェスチャー ベース インターフェースを実現できます。PSoC 6 MCUアーキテクチャの詳細はhttp://japan.cypress.com/PSoC6をご覧ください。


供給体制
サイプレスのPSoC 6 MCUは、本日より量産品の出荷を開始しています。拡張された組み込みメモリを搭載した新しいPSoC 6 MCUは現在サンプル出荷中で、量産は2019年の第1四半期に開始予定です。PSoC 6 Wi-Fi BTプロトタイピング キット (CY8CPROTO-062-4343W) は30ドル、PSoC 6 BLEプロトタイピング キット (CY8CPROTO-063-BLE) は20ドルで、それぞれサイプレス オンライン ストアから入手可能です。両キットとも、2018年11月に販売代理店より入手可能になります。

 

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サイプレスについて
サイプレスは、世界で最も革新的な車載や産業機器、スマート家電、民生機器および医療機器製品向けに、最先端の組み込みシステム ソリューションを提供するリーディング カンパニーです。サイプレスのマイクロコントローラーや、アナログIC、ワイヤレスおよびUSBベースのコネクティビティ ソリューション、高い信頼性と高性能を提供するメモリ製品は、各種機器メーカーの差異化製品の開発と早期市場参入を支援します。サイプレスは、ベストクラスのサポートと開発リソースをグローバルに提供することで、彼らが従来市場を破壊しまったく新しい製品カテゴリを歴史的なスピードで市場投入できるよう支援します。詳細はサイプレスのウェブサイト (japan.cypress.com) をご覧ください。

 
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Cypress、Cypressのロゴ、PSoC、およびCapSenseはサイプレス セミコンダクタ社の登録商標で、ModusToolboxはサイプレス セミコンダクタ社の商標です。その他すべての名称は、それぞれの所有者に帰属します。


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