マネックスクリプトバンク、暗号資産市場のセンチメントを評価する独自指標「Monex Fear&Greed Index」を開発

価格や出来高、先物、オプションなど9つの要素で構成し、既存のセンチメント指標と比較検証

マネックスクリプトバンク株式会社(本社:東京都港区、代表:万代惇史、以下「マネックスクリプトバンク」)は、弊社運営のweb3ニュースレターの購読者向けに、暗号資産市場のセンチメント指標をテーマとしたリサーチレポートを無料配信しました。暗号資産市場のセンチメントを評価する独自指標「Monex Fear&Greed Index(以下「MFGI」)」について解説し、既存のセンチメント指標と比較して性能を検証しています。今後、MFGIは弊社コーポレートサイト等での掲載を予定しています。

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※2024年3月12日より有料化


【レポート概要】

テーマ:Monex Fear&Greed Indexー9つの構成要素から市場センチメントを評価


目次

  • はじめに

  • 現行のセンチメント指標

    • CNN Fear and Greed Index

    • Crypto Fear&Greed Index

  • MFGIの構成内容

    • MFGIを構成する指標について

    • MFGIとして作成されるモデルについて

  • MFGIの検証

    • センチメント指標の検証方法

    • 結果

  • 結論と考察


はじめに

 Baker & Wurgler(2007)によれば、株式市場のセンチメントに関して以下の事柄が述べられている。


”伝統的な金融モデルは、冷静な投資家が資本市場の価格を合理的な現在価値と予想される将来のキャッシュフローに調整するという仮定に基づいている。一方で、行動ファイナンスの研究では、感情に影響される可能性のある投資家が存在し、投資家心理が市場全体に影響を及ぼすことが指摘されている。投資家心理とは現実的でない未来のキャッシュフローや投資リスクに対する信念を指し、その動きを測定した上で市場への影響を定量的に分析することができる”


 これは、暗号資産市場のセンチメントを考える際にも非常に有益な情報である。暗号資産は、一般的なバリュエーションのモデルが確立されておらず、株式と違って適正な現在価値と将来のキャッシュフローを計算する手法が存在しない。そのため異なる性質を持つ資産同士を比較することも困難であり、たとえば、ビットコインとイーサリアムを同じ視点で評価することは難しい。

 このように暗号資産は価格評価のモデルが確立されていないからこそ株式以上にセンチメントが価格に与える影響が大きいと考えられる。したがって、暗号資産市場における投資家心理を定量化することは、投資家が適切な投資判断を行う上で意義深いものと言える。

 そこでマネックスクリプトバンクでは、現行のセンチメント指標を参考にしながら、暗号資産市場の投資家心理を表す独自指標「Monex Fear and Greed Index(MFGI)」を開発した。本レポートではMFGIの構築手法とその結果、考察について述べる。


MFGIの構成要素

 MFGIは、既存のCNN Fear and Greed IndexとCrypto Fear&Greed Indexの構成要素も参考にしながら、以下の9つの要素によって構成した。

  • ビットコインと14日移動平均との乖離

  • 30日ハイ・ローセンチメント比率

  • マクレラン・ボリューム・サメーション・インデックス

  • ビットコインボラティリティインデックス

  • ビットコインロングショート比率

  • ビットコインプットコール比率

  • ステーブルコイン供給比率

  • マイナー供給

  • Googleトレンド

 MFGIの最終的なモデルの変数の割合は以下の通りである。

【バックナンバーレポート】

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  • VR普及はいつ頃達成されるのか?―現状の問題点と関連技術を探る

  • メタバースのデジタルLANDを開発する方法ーDecentraland開発

  • GameFiとはなにか―DeFiの重要性と課題、CEXの役割

  • PAVA指標のレイヤー1トークンへの適用可能性の検討

  • 金融バブルを検知するLPPLSモデルの暗号資産への応用


【MCB RESEARCH刊行にあたって】
最近では「web3」と呼ばれる次世代のインターネットが世界的に注目され、日本においても政府が骨太方針の中でweb3環境の整備を推進している。web3とは、人によって捉え方は様々だが、ブロックチェーンを基盤とするP2P型のインターネットを指し、その上では暗号資産の技術を活用した様々なデジタル資産がやり取りされる。
今やweb3は暗号資産やブロックチェーンを盛り上げるインターネットのトレンドワードとして存在している。世界中の企業がweb3における新しい事業の可能性を模索する中、分散型金融(DeFi)やノンファンジブルトークン(NFT)、自律分散型組織(DAO)、メタバース、ブロックチェーンゲームなどといった多くのテーマが登場している。しかし、これらのテーマを含むweb3の到来によって各業界のビジネスがどのように変化しうるかについては明らかではない。
そこでマネックスクリプトバンクではweb3の各テーマに関するリサーチおよび研究内容をまとめたレポート「MCB RESEARCH」を刊行することにした。本誌ではweb3全般の技術動向に着目した「TECH」シリーズと、暗号資産のマーケット動向に関連した「CRYPTO」シリーズなどに分けて内容をお届けする。
なお本誌は、価格変動の伴う暗号資産やNFTについて取り上げるが、客観的な情報提供を第一義としており、ここで取り上げる暗号資産等の売買を推奨するものではない。読者が本誌の内容を投資判断に活用する場合には、弊社は一切の責任を負わないものとする。


【販売価格】

¥20,000円(税込)


【申込ページ(再掲)】

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※2024年3月12日より有料化


【問い合わせ先】
info●cryptobk.jp(●を@に変えて送信してください)
担当:松嶋、小谷野


【マネックスクリプトバンク株式会社について】
マネックスクリプトバンク株式会社は、2017年12月に設立され、暗号資産やブロックチェーンのサービスに関する調査、研究、企画、開発及びコンサルティングを提供しています。東証一部上場企業であるマネックスグループ株式会社の100%子会社であり、ブロックチェーンや暗号資産の最新動向・研究内容をお伝えする「MCB web3ニュースレター」や「MCBリサーチ」、NFTプロジェクト「OASIS」、ビットコインがもらえる二ュースアプリ「Cheeese」などのサービスを運営しています。MONEXとはMONEYのYを一歩進め、一足先の未来における人の活動を表わしています。常に変化し続ける未来に向けて、最先端のIT技術と、グローバルで普遍的な価値観とプロフェッショナリズムを備え、新しい時代におけるお金との付き合い方をデザインすると共に、個人の自己実現を可能にし、その生涯バランスシートを最良化することを目指しています。

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会社概要

URL
https://cryptobk.jp/
業種
金融・保険業
本社所在地
東京都港区赤坂1-12-32 アーク森ビル25階
電話番号
03-4323-3840
代表者名
万代惇史
上場
未上場
資本金
1億5500万円
設立
2017年12月