進化型SCMシステム「PlanNEL」の国内販売を強化 ― 日立ソリューションズ東日本とザイオネックスが戦略的提携

ザイオネックス株式会社

株式会社日立ソリューションズ東日本(本社:宮城県仙台市、代表取締役社長:石井 武夫)は、サプライチェーン計画分野においてグローバルに豊富な実績を持つザイオネックス株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:藤原 玲子)とパートナー契約を締結し、サプライチェーン計画・最適化システム「PlanNEL(プランネル)」の国内販売を2025年11月より正式に開始いたします。今回の提携により両社は、SCMの複雑化や不確実性に直面している企業の課題に対応し、サプライチェーン全体を見渡した計画と判断を可能にすることで、競争力の強化と持続的な成長に貢献します。

近年、サプライチェーンマネジメント(SCM)領域では急激な需要変動への対応力不足や、過剰在庫と欠品の同時発生、属人的な計画業務の限界といった深刻な課題が顕在化しています。特に中堅から大手製造業では、多拠点運営や多品種少量生産、短納期対応など複雑な事業環境の中で、需給バランスの最適化が喫緊の経営課題になっています。


また、サステナビリティやESG対応が企業価値向上の鍵となる中、在庫削減や廃棄物抑制を通じた効率的なSCM運営が求められており、SCMの高度化は今や業務効率化を超え、持続的成長と競争力強化を支える戦略的施策として注目されています。

【PlanNELが支える次世代サプライチェーン】

PlanNELは、進化型のSaaSサプライチェーンマネジメントシステムです。提供する形態はSaaS型のため、導入する企業での個別開発を必要とせず、短期間での導入が可能であり、企業におけるIT資産の保有・管理負担を軽減しメンテナンス業務からの解放を実現します。また、業務へのフィッティングを通じて、標準化と整流化を促進し、企業全体の業務効率とガバナンスの向上にも貢献します。提供する機能はAI/機械学習と統計手法を活用し、実績データに加えて天候や為替などの外部要因も考慮した高精度な需要予測をはじめ、販売計画、在庫計画、補充計画、供給計画までをワンストップで提供します。

これにより、在庫の最適化、欠品・過剰在庫の抑制、属人化しがちな計画業務の標準化・自動化、業務負荷の軽減、人的ミスを軽減します。また、複数拠点・部門を横断した計画をPlanNEL上で効率的に立案できるため、意思決定のスピードと精度が向上し、急激な市場変化や供給リスクにもシナリオシミュレーション機能により柔軟かつ迅速な対応が可能です。今後の更なるSCMの複雑化に的確に対応し、企業の競争力強化、収益性の向上、そして持続的な成長を支えます。

【PlanNELが提供するモジュール】

PlanNELは5つの主要モジュールで構成されており、業務ニーズに応じた柔軟な運用が可能です。また、AIによる需要予測と営業戦略を織り込んだ販売計画の立案を実現します。

需要予測(Baseline Forecasting / BF)
 機械学習を活用し、販売実績と需要変動要因を分析することで、高精度な需要予測を生成します。

販売計画(Demand Planning / DP)
 戦略品や重点品目に対して人手による調整を加えることで、販売計画の精度をさらに高めます。

在庫計画(Inventory Planning / IP)

 ABC-XYZ分析を用いてサービスレベルを維持しながら、経済的発注量や安全在庫を算出します。

補充計画(Replenishment Planning / RP)
 複数拠点における在庫補充計画を最適化し、供給の安定化とコスト削減を実現します。

供給計画(Master Planning / MP)

 複数拠点の設備能力や資材制約を考慮し、中長期的な供給計画を作成します。

また、主要モジュールを柔軟に組み合わせることで、個別の業務要件やお客様ニーズに即したシステム構成が可能です。たとえば、「需要予測」と「販売計画」の連携により、AIによる定量的な予測と営業戦略に基づく定性的な判断を融合させ、高精度かつ実効性の高い販売計画の立案を支援します。

【scSQUARE製品群との連携による相乗効果】

日立ソリューションズ東日本は、独自のSCMソリューション群「scSQUARE」を展開しています。これは、在庫の可視化を実現する「PSI Visualizer」や供給計画を担う「scSQUARE ISP」など、複数の製品を統合したプラットフォームです。

このscSQUAREとPlanNELに搭載された5つの主要モジュールを組み合わせることで、需要予測から販売・在庫・供給計画に至るまで、SCMプロセス全体の業務を柔軟かつ網羅的に支援可能です。

scSQUARE とPlanNELとの連携により、両ソリューションの強みを融合し、お客様の業務特性や運用ニーズに応じた最適なモジュール選定と運用設計を行うことで、SCM領域の課題である、急激な需要変動、供給リスク、属人化した計画業務などを解決します。これにより、サプライチェーン全体の可視性、計画精度、対応力を高め、企業の成長力と市場対応力の向上に貢献します。

【今後の展望】

日立ソリューションズ東日本は、「PlanNEL」の販売開始にあたり、ユーザー会やセミナー等の開催を通じて製品理解の促進と市場認知の向上に努めてまいります。今後は、ザイオネックス社との連携をさらに強化し、導入支援体制の充実と具体的な導入成果の積み重ねを通じて、国内製造業におけるSCM改革の実現に向けた取り組みを加速していきます。


今後も、お客様の経営課題の解決に向けて寄り添い、実効性の高いソリューションの提供を通じて、デジタルトランスフォーメーションの推進により、持続可能で豊かな社会の実現に向けて貢献してまいります。

【商標または登録商標について】

本ニュースリリースに記載されている会社名、製品名、サービス名等は、各社における商標または登録商標であり、当社はこれらの権利を尊重いたします。

■日立ソリューションズ東日本会社概要

会社名:株式会社日立ソリューションズ東日本

代表取締役社長:石井 武夫

本社所在地:宮城県仙台市青葉区中央3丁目2番1号 青葉通プラザ

設立:1984年5月21日

資本金:26,474百万円

事業内容:●システムエンジニアリングサービス

      ・コンサルティングサービス

      ・システム・インフラ構築サービス

      ・システムインテグレーション

     ●ソフトウェアエンジニアリングサービス

      ・ソフトウェア開発

      ・パッケージ開発

コーポレートサイトのURL:https://www.hitachi-solutions-east.co.jp/

■ザイオネックス会社概要

会社名:ザイオネックス株式会社

代表取締役:藤原 玲子

本社所在地:東京都中央区日本橋箱崎町1-2 THE SHORE日本橋茅場町7階

設立日:2013年8月12日

資本金:4,501万円

事業内容:SCM(サプライチェーン・マネジメント)およびPLM(プロダクトライフサイクルマネジメント)ソフトウエアの開発・提供

コーポレートサイトのURL:https://zionex.co.jp/

PlanNELプロダクトサイトのURL:https://zionex.co.jp/lp/plannel/

SCMセミナー・イベントのURL:https://zionex.co.jp/category/seminar-scm/

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


会社概要

ザイオネックス株式会社

1フォロワー

RSS
URL
https://www.zionex.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都 中央区日本橋箱崎町1-2 THE SHORE 日本橋茅場町7F
電話番号
03-6667-0911
代表者名
藤原 玲子
上場
未上場
資本金
4501万円
設立
2013年08月