データセンタ冷却用高性能ヒートパイプの開発
株式会社フジクラ(取締役社長CEO 岡田直樹)は、データセンタ冷却用に当社従来品よりも最大熱輸送量を約2倍に向上し、サーバ向けCPUの大発熱量化に対応したヒートパイプを開発しました。
データセンタでは、5GやAIの普及による高速通信化にともない、サーバのCPUも高性能化が進んでいます。CPUは高性能になる程発熱量が増加し、能力を発揮するには高い冷却機能が必要になります。対策として高性能な液体冷却システムは有効ですが、設備費用が高額になるため、ヒートパイプを利用した従来の安価な空冷システムの更なる高性能化が求められています。
ヒートパイプは、内部に封入された作動液体が加熱と冷却によって気体と液体へ繰り返し変化しながら内部を循環し、熱を移動させます。さらなる高性能化のために、今回、ヒートパイプの作動液体を還流するための内部毛細管構造を改良しました。これによって、外径8mmのパイプを4mm厚さに潰し、厚さを抑えても、限界熱輸送量の目安をヒートパイプ1本あたり従来の55Wから100Wへと大幅に向上することが出来ました。
当社は今後も冷却モジュールの高性能化を通じてお客様のご期待にこたえ、情報通信インフラのさらなる発展に貢献してまいります。
ヒートパイプは、内部に封入された作動液体が加熱と冷却によって気体と液体へ繰り返し変化しながら内部を循環し、熱を移動させます。さらなる高性能化のために、今回、ヒートパイプの作動液体を還流するための内部毛細管構造を改良しました。これによって、外径8mmのパイプを4mm厚さに潰し、厚さを抑えても、限界熱輸送量の目安をヒートパイプ1本あたり従来の55Wから100Wへと大幅に向上することが出来ました。
当社は今後も冷却モジュールの高性能化を通じてお客様のご期待にこたえ、情報通信インフラのさらなる発展に貢献してまいります。