空き家活用×若者支援で、サンカクシャが豊島区・UR都市機構と連携親を頼れない若者の”働く”を応援するオフィスを開設。

「豊島区若者の居場所創出の促進に関する協定」締結式を開催

令和7年3月21日に、困難を抱えた若者に対して自立に向けた安定的で継続した支援を実施することを目的として、豊島区とUR都市機構が「豊島区若者の居場所創出の促進に関する協定」を締結いたします。

 サンカクシャは、この協定を通じた空き家活用の事業者として採択され、2025年夏に新施設「サンカクオフィス」を開設予定です。若者と地域の皆さまを繋ぐハブとなる拠点をつくることで、若者の就労をサポートしていくことを目指します。

本案内には、若者の孤独・孤立や若者支援の課題についても記しています。

ぜひ、ご一読ください。

◆「豊島区若者の居場所創出の促進に関する協定」の締結式に出席いたします。

 「豊島区若者の居場所創出の促進に関する協定」は、UR都市機構の保有する土地及び建物を活用することで、困難を抱える若者の居場所を創出し、地域との繋がりなどを持ちながら自立に向けて継続した支援を実施することを目的としています。

 当日は、豊島区・UR都市機構・NPO法人サンカクシャ・認定NPO法人ピッコラーレが出席。サンカクシャは、運営事業者として代表挨拶、実施事業についてのご説明をおこないます。ご多忙中とは存じますが、ぜひともご取材くださいませ。

<「豊島区若者の居場所創出の促進に関する協定」締結式 概要>

日 時:令和7年3月21日(金曜) 10時00分から10時45分

会 場:豊島区役所本庁舎8階 807.808会議室 (レクチャールーム)

概 要:協定締結並びに実施事業の説明、各代表の挨拶、若者支援団体より事業説明、フォトセッション等

出席者:豊島区長 高際 みゆき、UR都市機構本部長 西野 健介、NPO法人サンカクシャ代表 荒井 佑介、認定NPO法人ピッコラーレ代表 中島 かおり

※締結式の当日取材をご希望される方は3月19日(水曜)までに豊島区の下記担当窓口までご連絡くださいませ。

【事前取材申込先】

子ども若者課子ども若者支援グループ
TEL:03-4566-2475
MAIL:A0017309@city.toshima.lg.jp

若者居場所づくり事業スキーム


◆若者の居場所事業について

 豊島区が実施する「若者の居場所事業」は、UR都市機構の所有する防災街区整備事業用地内の土地・建物を区が無償貸借し、さらに若者支援団体に無償で転貸借をして運営、若者の居場所を創出する事業です。

 行政の支援が十分に行き届かない若者に対し、若者支援のNPO法人と豊島区、UR都市機構が連携することで、活動の場が必要なNPO法人の課題、若者の居場所の創出が必要な豊島区の課題、まちづくりの進むエリアでの空家・空地対策などの豊島区・UR都市機構のそれぞれの課題を解決するプロジェクトです。

サンカクオフィスのイメージ(構想時)

◆空き家を、若者の”働く”を応援する「サンカクオフィス」として活用予定

 サンカクオフィスは、若者の就労をサポートしながら、若者と地域の皆さまをつなぐハブになることを目指します。コンセプトは「しごとを通じて、まちの人とつながる」。

 「何か現状を変えたい」「働きたいけど何していいかわからない」といった気持ちを抱える若者の背中を押すような場にしていくとともに、若者たちとまちの人が「支援を受ける、支援をする」という関係性を超え、対等につながれるためにしごとを作ることにも取り組んでいきます。

  • 若者に限らず、誰もがひとりではモチベーションを維持できないように、周りが頑張るから自分ももう少しやってみようと思えるワークスペース

  • サンカククエストで依頼された内職や手仕事をいつでもできる作業スペース

  • 得意な若者が料理をふるまい、みんなで食事ができるキッチン・カフェスペース

  • お菓子作りや小説、イラストなど、若者のチャレンジを気軽に形にできる出店スペース

※今回、無償でお借りする物件はサンカクオフィスの第1号となる拠点。

 サンカクオフィスの機能の内、飲食業にテーマを絞って、若者と一緒に運営する

 飲食事業を展開する予定です。

若者が飲食の仕事体験をしている様子(過去写真)

◆ライバルは闇バイト。目先のお金に困る若者が働く難しさ

 【背景1:若者支援の課題とサンカクシャの活動】

 現在、家庭でも学校でも大人を頼れず、どこにも居場所がない若者が全国に約22万人いると推計されています。

 虐待やネグレクトなどが背景にある若者は大人を信頼できず、地域や親戚のつながりも希薄で非常に孤立しやすい状態にあります。

 こうした若者は否定されて育っているため前向きな考えが持てず、誰かに相談する、職場で頑張るといった意欲がわかないため、就職にもハードルを抱えていることがほとんどであり、就職しても職場のコミュニケーションのつまづき、心身の不調により、退職を余儀なくされるケースも少なくありません。

 それに加え、孤独を感じたとき、孤立したとき、貧困になってしまったときに、若者世代が受けられる公的支援、民間支援は少なく、若者はだれかに相談しても助けてもらえないという経験をしていたりします。

 サンカクシャはこうした若者が「生き抜いていくため基盤」として、「居場所」「住まい」「仕事」の3つを軸に支援しています。家にいたくない若者には「居場所」の提供、家にいられない、家出してしまった若者には「住まい」の支援、そして彼らが自立しきるまでの「仕事」のサポートを企業と連携しておこなっています。

 【背景2:闇バイト抑止。若者に日払いできる仕事をつくる】

 背景1で説明した環境の中で、若者は困窮すると行政の窓口ではなく、SNSで検索する傾向があります。搾取したい大人が多数存在するSNSは、若者をターゲットにする狩場となっています。そして、多くの若者がそこに流れ込んでいるのが現状です。

 現在、特殊詐欺だけでも年間450億円の被害額がありますが、その末端で若者が犯罪に加担している動きがあります。

 サンカクシャのライバルは闇バイト。携帯代が払えない、明日の交通費がない若者が闇バイトなどに手を染めないよう、まずは安心して日払いができて、支援にもつながるプラットフォームをつくっていくことを目指しています。

 今回の飲食事業スタートはその第一歩。サンカクオフィスの構想を着実に実現するとともに、行政や企業、地域の皆様と連携して若者が安心して活躍できる事業を創出して参ります。

【特定非営利活動法人 サンカクシャ】

サンカクシャは、親や身近な大人を頼れない15〜25歳の若者たちが孤立することなく、自立への一歩を踏み出せるよう支援する団体です。「居場所」「住まい」「仕事」の3つの柱で若者をサポートしています。

生きていく意欲、何かに取り組もうとする意欲を失ってしまった若者へ丁寧に伴走し、サンカクシャの活動を通じて、若者が社会との繋がりを得て、安定した生活を送り、自分らしく生きていくことができるようサポートしています。

特定非営利活動法人サンカクシャ

代表理事:荒井佑介(あらいゆうすけ)

所在地:〒170-0012 東京都豊島区上池袋4-35-12 3階

ウェブサイト:https://www.sankakusha.or.jp/

【事前取材申込先】

協定締結式への当日取材をご希望される方は3月19日(水曜)までに、下記取材申込先までお申し込みをお願いします。

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子ども若者課子ども若者支援グループ
TEL:03-4566-2475
MAIL:A0017309@city.toshima.lg.jp

※当日取材される場合は腕章をご着用ください。

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会社概要

URL
https://www.sankakusha.or.jp/aboutus/
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
東京都豊島区上池袋 4-35-12 3階
電話番号
-
代表者名
荒井佑介
上場
未上場
資本金
-
設立
2019年05月