Qobuz、AI生成コンテンツからアーティストとリスナーを守る新たな取り組みを発表

独自のAI検知システムと新ツールによりAI生成コンテンツ不正利用への対策を本格始動

Xandrie Japan株式会社

フランス発の高音質ストリーミング・ダウンロード・プラットフォームQobuz(コバズ)は、AI生成コンテンツからアーティストおよびリスナーを保護するための具体的な取り組みを開始したことを発表しました。

QobuzがAI生成コンテンツに対しての方針を示した「AI基本方針」(https://community.qobuz.com/ai-charter-jp)に基づき、その方針を実行に移す施策として、独自開発のAI検知システムを導入します。

新作および既存のカタログを対象に、人間の創造的介入のない、100%AIによって生成された楽曲を識別・タグ付けしていきます。

■AI検知システムの導入により「AI基本方針」を具体化

Qobuzは独自の新ツールを用い、カタログ全体の分析を開始しました。

100%AI生成と判定されたコンテンツにはタグ付けを行い、今後数か月以内にすべてのQobuzアプリ上で表示される予定です。

Qobuzはすでに不正アップロードを検知するツールを導入しており、技術および規制面での進展に応じて、これらのシステムを継続的に強化・改善していきます。

アーティストのなりすましやストリーミング再生数の操作など、不正が疑われるコンテンツについては、AI検知に限らず複数の観点から総合的に判断し、掲載拒否または削除を行う権利を有します。

■100%人の手によるアプローチを推進

Qobuzは「AI基本方針」の原則に基づき、音楽発見の中心に常に人間のアーティストを据える方針を明確にしています。

100%人間主導のエディトリアル選定

Qobuzissimes、アルバム・オブ・ザ・ウィーク、各種プレイリストなど、すべてのレコメンデーションは人間のチームが選定。大量生産型のAI生成コンテンツがプラットフォーム上に掲載されることを防ぎます。

人間のアーティストを優先するレコメンド設計

「Discover」ページは、Qobuzのエディトリアルチームおよび信頼できるパートナーによってキュレーションされたデータを基盤とし、AI生成トラックを除外します。実在のアーティストの可視性と正当な報酬を確保します。

AI生成コンテンツの識別および不正対策ツールの継続的強化

Qobuzは、AI生成コンテンツや不正なストリーミングパターンを検知する技術を引き続き開発します。

検知された不正再生はロイヤリティの計算から除外され、AI生成コンテンツは確認次第削除されます。

さらにQobuzは、以下を明確に約束します。

  • カタログ向けに自ら音声コンテンツをAI生成しないこと

  • 人間によるキュレーションをAIで代替しないこと

  • 顧客データを外部AIモデルの学習に利用しないこと

■ 透明性と業界責任

Qobuzは、AI生成コンテンツの急増がもたらす課題と、アーティストの生計を守る必要性を強く認識しています。

2024年のCISAC調査によると、2028年までの5年間で音楽クリエイターはAI生成コンテンツの影響により約100億ユーロ(約117億米ドル)、最大で収益の24%を失う可能性があるとされています。

一方で、生成AIは無許諾での作品利用により年間約40億ユーロ(約47億米ドル)の収益を生み出すと予測されており、これは人間のアーティストからAI企業への経済的価値の移転を意味します。

(出典:CISAC, Global economic study shows human creators’ future at risk from generative AI, https://www.cisac.org/Newsroom/news-releases/global-economic-study-shows-human-creators-future-risk-generative-ai?utm_source=chatgpt.com

問われているのは、人間の創造性の価値、ストリーミング・エコシステムの透明性、そしてアーティストの生計そのものです。

Qobuz副CEOのGeorges Fornayは次のように述べています。

「AI生成コンテンツの急激な増加は、音楽業界全体に不信感を生み出しています。Qobuzでは、音楽との出会いは“量を最適化するアルゴリズム”ではなく、“人間の情熱”によって導かれるべきだと考えています。今回の施策は、アーティストの公正な可視性と報酬を保証し、リスナーに“人間が主導している”という信頼を提供するという私たちのコミットメントをさらに強化するものです。」

QobuzのAI基本方針の詳細は以下よりご覧いただけます。

https://community.qobuz.com/ai-charter-jp

■Qobuzについて

公式サイト:https://www.qobuz.com/

2007年に創業したQobuzは、独立資本による音楽プラットフォームであり、高音質ストリーミングの先駆者として市場の中で独自の存在感を放っています。現在は、ヨーロッパ、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、ラテンアメリカ、そして日本を含む26か国で展開しており、真に充実した音楽体験を求めるすべての人々に向けてサービスを提供しています。

1億曲以上のロスレス音源(CD品質、ハイレゾ音源〈24bit/最大192kHz〉、DXD、DSD)を誇り、世界有数のハイブランドからも認められる市場最大級のハイレゾカタログを提供しています。オリジナル録音を尊重する姿勢に加え、ミュージックチームによる独自の編集コンテンツや厳選プレイリストなど、人の手によるきめ細やかな音楽体験を大切にしている点も特徴です。

2025年には、業界で初めて「1再生あたりの平均支払額」を公開し(US$0.01873)、第三者による正式な検証を経て市場最高額であることを発表。より公正で持続可能なストリーミングモデルへのコミットメントを改めて示しました。

また、Qobuzは日本オーディオ協会(JAS)より「Hi-Res Audio」認証を取得しています。

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会社概要

Xandrie Japan株式会社

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URL
https://www.qobuz.com/jp-ja/discover
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区東麻布一丁目23番5号
電話番号
-
代表者名
Gael Austin
上場
未上場
資本金
4000万円
設立
2012年02月