Vicorの電源モジュールを採用した、史上最軽量のフォーミュラレーシングカー

オランダ・アイントホーフェン工科大学のレーシングチームが、チーム発足20周年に15%の軽量化に成功

イノベーションのパワー現る。優秀な学生たちによって作り上げられた、 オランダ・アイントホーフェン工科大学の学生フォーミュラレーシングカー

Vicor Corporation（本社：米国マサチューセッツ州、CEO: Patrizio Vinciarelli、NASDAQ上場：VICR、以下：Vicor）は、オランダのアイントホーフェン工科大学のレーシングチームが、史上最軽量のフォーミュラレーシングカーに、Vicorの電源モジュールを採用したと発表しました。

2023年7月、アイントホ―フェン工科大学の学生レーシングチーム（URE）は、オランダのアッセンの伝説的なTTサーキットで開催された、国際フォーミュラ学生大会の電動部門のシーズン初戦に出場しました。学生チームは、これまでで最速かつ最軽量のレーシングカーを開発して、自信をもってシーズンに臨みました。激しいレースとなりましたが、UREは優れたパフォーマンスを発揮し見事5位入賞を果たしました。チームは注目を集めており今後のレースと表彰台獲得への期待が高まります。

Vicorの高性能電源モジュールを使うことで、チーム発足20周年をむかえたUREの車両は、これまでで最も軽くすることができました。Vicorの電源モジュールは小型軽量であることから採用されましたが、変換効率も高く、高電圧バッテリーの400V～600Vを27V～38Vに高効率で降圧できます。電力密度が高いモジュールを使うことで、15％もの驚異的な軽量化を達成できました。

この電源モジュールは、バッテリーとラジエーターファンを含む7つの低電圧回路に電力を供給するとき、最も高い効率で動作します。UREは、従来のディスクリート部品の構成に比べ、冷却を簡略化し部品を軽量化して、性能を上げながらコンパクトに設計しました。

チームは、アッセンに続き、有名なレーシング・サーキットである、ハンガリーのハンガロリンクとドイツのホッケンハイムでレースを控えており、戦いは続きます。UREは現在、学生フォーミュラの世界280チーム中4位と健闘しており、世界ランキングのさらに上を目ざしています。

学生フォーミュラで活躍するアイントホーフェン工科大学レーシングチーム

■ Vicorウェブサイトからもプレスリリースをご覧いただけます。
https://www.vicorpower.com/ja-jp/press-room/eindhoven-university-race-2023

Vicor Corporationについて

Vicorは、高性能のモジュール型電源コンポーネントの設計、製造、販売を行う米国（本社：マサチューセッツ州アンドーバー）の電源専業メーカーです。HPC（ハイパフォーマンスコンピューティング）、オートモーティブ、通信ネットワーク、産業機器、ロボティクス、鉄道、航空防衛アプリケーションなど、さまざまな産業分野で製品を供給しています。
日本法人のVicor株式会社（Vicor KK）は2017年に設立され、電源コンポーネントの販売・技術サポートを行っています。

詳しくは、Vicorウェブサイト： www.vicorpower.com/ja-jp をご参照ください。

Vicorは、Vicor Corporationの登録商標です。

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