国際NGO、国際女性デー2024 オンライン写真展「水 x 投資」をスタート
「女性と女子」に焦点をあてた国際協力活動を行う公益財団法人ケア・インターナショナル ジャパン(理事長:目賀田周一郎 事務局:東京都豊島区)は、3月8日の国際女性デーに先立ち、3月1日から1か月にわたりネパールや東ティモールの女性と女子の写真をオンラインにて展示を開始する。
3時間。
これは、一般的な畑の水やりにかかる時間。
6キロメートル。
これは、途上国の女性や女子が水汲みのために毎日歩く距離。
これらのことから、女性たちを解放したら、どのようなことが起こるのか。
例えば、点滴灌漑を導入すれば、水汲みや水やりなどの労働から女性農民を解放することが可能となる。 節約できた時間は、ほかの生産性の高い作業に回せる。灌漑が自動化されれば、子どもが水やりを手伝う必要もなくなり、学校の出席率も改善される。
今年の国際女性デーのテーマは、「女性に投資を。さらに進展させよう。」 同展では、このテーマを踏まえ、特に、水への投資によって躍進する女性たちを紹介する。
■開催概要:
同展は、より多くの方に、時間や場所を気にせず、ゆっくりとお楽しみいただけるよう、オンラインにて、2024年3月1日(金)から1か月にわたり開催される。
同財団が事業を通じて行っている水にまつわる投資によってエンパワメントされた、ネパールや東ティモールの女性と女子たちの姿をご覧いただける。
■開催期間:2024年3月1日(金)~3月31日(日)
■会場: オンライン開催
以下のサイトにて展示作品を公開
https://www.careintjp.org/news/photo_gallery_iwd_2024.html
■展示作品:
ここで展示されている作品は、同財団が事業を実施しているネパールと東ティモールで撮影されたもの。作品は、国ごとに分けて、作品の背景ストーリーも紹介している。
以下のURLから閲覧できる。
https://www.careintjp.org/news/photo_gallery_iwd_2024.html
満開のからし菜の花のように咲きほこれ
国際女性デーに女性へミモザを贈るという風習は、イタリアから世界に広がりました。ミモザと同じように黄色い花をつけるからし菜*の畑でポーズをとるプリヤンカ。演劇を志す俳優の卵は、地元の劇団で女子の権利を描いた劇に取り組み、衛生教育を含むネパールの女子の教育を受ける権利のための啓発活動にも積極的に参加しています。
*からし菜は食用や油をとるためにネパール各地で栽培される一般的な葉物野菜。カレーや炒め物にして食されています。
ネパールの写真:https://www.careintjp.org/news/nepal_photo_gallery_iwd_2024.html
水やりから女性を解放すると...
私たちが活動する東ティモールのエルメラ県アッサベ郡では、男性農民と女性農民の生産性には31パーセントの差があることが報告されています。膨大な労力を必要とする水汲みと農作物への水やりは、女性農民が主に担っています。私たちは、農業用水設備の整備を通じて、水汲みおよび水やりにかかる労働から女性農民を解放することで、女性農民の水汲み以外の農作業に従事できる時間を増やし、生産性を向上させ、長期的には地域全体の農業活性化へとつながるよう支援しています。
東ティモールの写真:https://www.careintjp.org/news/timor_leste_photo_iwd_2024.html
【ご参考】
「国際女性デー(International Women’s Day)」について
1904年3月8日のアメリカのニューヨークで婦人参政権を求めたデモが起源となり、1975年の国際婦人年において、国連が3月8日を「国際女性デー(International Women's Day)」と制定。国や民族、言語、文化、経済、政治の壁に関係なく、女性がこれまで達成してきた成果を認識するとともに、女性たちの権利やジェンダー平等を広く呼びかけていく日として、毎年、世界中で記念行事が行われている。
【団体情報】
国際協力NGO「CARE」について(https://www.careintjp.org)
CAREは、1945年から100か国以上で人道支援活動を実施してきた世界最大級の国際協力NGO。現在、9,300人の高度な専門性をもつスタッフが、100か国以上において年間6,300万人に対し、自立のための支援を行っている。緊急人道支援においては、世界中にはりめぐらされたグローバルネットワークと、これまでの実績を活かして、近年では、ウクライナ避難民への人道支援、またトルコ・シリアでの緊急支援などを通じて、大規模な支援を提供。
公益財団法人ケア・インターナショナル ジャパンについて(https://www.careintjp.org/about/history.html)
世界100か国以上で活動する国際協力NGO「CARE」の一員。第二次大戦後、米国市民が欧州の親戚らに緊急物資の詰まった「CAREパッケージ(ケア物資)」を届けたことが団体発足のきっかけ。ケア物資は、日本にも届き、1,000万人の日本人が支援を受けた。その支援を受けた人々が次は世界に恩返しをと、1987年5月、現在のケア・インターナショナル ジャパンを設立。災害時の緊急・復興支援や「女性と女子」の自立支援を通して貧困のない社会を目指している。
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