フィリピン・Pangasinan州における大規模AWDプロジェクトへLynxAWDの本格導入
~自社開発デジタルMRVプラットフォーム「LynxAWD」により、14,000ha規模の稲作地でのメタン削減と農家支援を同時実現~

クレアトゥラ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役CEO:服部倫康、以下「クレアトゥラ」)は、フィリピン共和国 Pangasinan 州において、14,000ヘクタール規模の水田を対象として、栽培期間中に断続的に排水を行うことでメタンガス排出量の抑制に寄与するAWD(Alternate Wetting and Drying)プロジェクトを本格的に稼働させたとともに、本プロジェクトへ自社開発デジタルMRV(Monitoring, Reporting & Verification)プラットフォーム「LynxAWD」を本格導入したことをお知らせいたします。また、LynxAWDは自社での活用にとどまらず、サービスとしてAWDに取り組む企業・団体へ提供していきます。2023年に現地専任チームを組成してから取り組んできた同地域での活動は、2025年雨季までに対象エリアを14,000ヘクタールへと拡大し、約10,000戸の協力農家とともに大規模な運営体制を構築する段階に至りました。
本プロジェクトの推進を可能にしているのが、クレアトゥラが自社開発し特許を取得したデジタルMRVシステム「LynxAWD」です。同システムは、AWDの実施状況を管理するために必要な膨大なデータを統合的に扱うことができるプラットフォームであり、協力農家の基本情報や圃場面積、湛水・排水の管理状況など、プロジェクト運営に不可欠な情報を一元的に管理します。また、現地で撮影された湛水・排水の写真データを、モバイルアプリ「FieldSnap」と連携させることで即時に紐付け、シーズンあたり10万枚を超える画像を自動的に整理する仕組みを実装しています。さらに、衛星データとAIを組み合わせたSWAPモデル(Surface water absence and presence)を用いて、地表が植物に覆われている状況下でも湛水・排水の状態を遠隔で検知できるため、従来は人手で行うほかなかった圃場モニタリング作業を大幅に効率化し、大規模化と精度向上を同時に実現しています。
クレアトゥラは、Pangasinan州でのAWD導入に際し、農家一人ひとりが確実にAWDを運用できるよう、講習会形式のトレーニングを自社で実施しています。トレーニングでは、AWDの意義や実践方法に加え、施肥や害虫防除などの営農改善手法についても指導を行っており、複数の農家から「4-9%の収穫量が増えた」、「灌漑の頻度が減りオペレーション負荷が減った」といった声も報告されています。
また、LynxAWD は現場の負荷軽減にも寄与しており、農家や現地スタッフが従来担っていた水位確認や証跡の記録管理といった煩雑な作業の多くをシステム側で代替しています。特に衛星データによる湛水・排水の自動判定機能や、FieldSnapを用いた撮影データの自動Uploadおよび整理機能により、農家がモニタリング作業に費やす時間は大幅に削減され負担が軽減されるだけでなく、オペレーション精度が上がることでプロジェクト参加のハードルが下がりました。こうして、AWDの実装精度と参加農家の継続率を高い水準で維持することが可能となっています。
今後はLynxAWD をサービスとして外部AWDディベロッパーにも提供することで、グローバル規模でのメタン削減を支えるデジタル基盤としての活用を提案していきます。
クレアトゥラは、技術・現場ノウハウ・パートナーとの協働を通じて、稲作分野における温室効果ガス削減の実現と地域経済の活性化の両立に取り組んでまいります。
問い合わせ先:
クレアトゥラ株式会社
メール:info@creattura.com
電話:03-6777-7880
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