米国スポーツファンの68%、「自分の好みを理解するプラットフォームにはより多く支出」
WSC Sportsの調査によると、「 自分向けにパーソナライズされたハイライトを見た後は、配信サービスなどを購入する可能性が高まる」と59%が回答

AIを駆使したスポーツコンテンツ技術のリーディングカンパニーであるWSC Sportsは、米国のスポーツファン350人を対象に実施した調査レポート「The Future of Watching Sports(未来のスポーツ観戦)」を発表しました。
調査では、回答者の68%が「プラットフォームが自分の好みをより理解してくれれば、時間の経過とともにより多く支出する」と回答しました。また、59%が、パーソナライズされたハイライトが提供されていると、その後に購入行動を起こす可能性が高まると答えています。
スポーツメディアが競争する相手は、もはや他の放送・配信サービスだけではありません。ファンは日常的に利用するあらゆるデジタルサービスと同じように、自分が関心を持つ選手、チーム、プレーに素早くたどり着ける、関連性の高い体験を求めています。
コンテンツ過多の課題は、「発見しにくさ」
調査では、46%が、スポーツ関連の動画や投稿を見る際に、自分には関係のないコンテンツが多すぎると回答しました。また39%が、自分が本当に見たいプレーや場面を見つけにくいと答えています。
スポーツ動画や配信サービスをもっと便利にするために何が必要かを聞いたところ、最も多かった回答は「自分が関心のあるプレーや場面を、もっと早く見られるようにしてほしい」(40%)でした。次いで、「自分の好みに合ったコンテンツを、より多く表示してほしい」という回答が39%でした。
また、ハイライトで重視する要素については、47%が「見たいプレー、ゴール、決定的瞬間そのもの」を重視し、配信の速さを最優先する回答は18%にとどまりました。ファンにとって重要なのは、単に多くのコンテンツを届けることではなく、自分にとって意味のある瞬間を迷わず見つけられることです。
パーソナライズ(個人の好みに合わせること)は、視聴体験から収益機会へ
個人の好み・興味に合った内容を届けることは、視聴を楽しんでもらうだけでなく、購買行動にもつながります。例えば、ハイライト動画の近くにチケットやグッズ、配信サービスなどの案内を表示する場合、54%が「自分の関心に合った案内であること」が「非常に重要」もしくは「不可欠」と回答。
同調査は、ファン一人ひとりの関心に合ったコンテンツを届けることが、視聴をより楽しんでもらうことに加え、配信サービスの利用を後押しする可能性を示しています。
ファンがAIに求めるのは、体験の「裏側」での支援
AI活用については、52%が、スポーツ体験の裏側でAIが機能することに抵抗がないと回答しました。
AIに期待する役割としては、よりスマートなコンテンツ推薦(49%)、パーソナライゼーション(個人の好みに合わせること)の向上(47%)が上位となりました。
一方で、ファンは完全な自動化だけを望んでいるわけではありません。43%が、表示されるコンテンツについてある程度の手動操作を望み、36%が十分なコントロールを求めています。AIはファンの選択肢を狭めるのではなく、興味のあるコンテンツを見つけやすくする形で機能することが重要です。
WSC Sports 日本事業責任者・中川ベンのコメント
「今回の調査は、スポーツファンが求めているのは、単に動画の量を増やすことではなく、一人ひとりが関心を持つ選手や瞬間に、迷わずたどり着ける体験であることを示しています。今後、放送・配信事業者や権利保有者が競争力を高めるには、ライブ映像やハイライトをAIで制作するだけではなく、ファンデータを基に、発見、配信、商機までをつなげていくことが重要です。関連性の高いコンテンツを適切なタイミングで届けられるかが、継続的なエンゲージメントと収益機会を左右すると考えます。」
日本のスポーツ業界への示唆
日本のリーグ、クラブ、放送・配信事業者にとっても、ライブ中継や一律のハイライト配信だけではなく、ファンごとの関心に応じて、選手・チーム・プレー・視聴フォーマットを最適化することが重要になっています。
試合映像をもとに、ハイライト、縦型動画、選手別コンテンツなどを迅速に制作し、各チャネルに合わせて届ける。さらに、ファンの興味に沿った形でチケット、グッズ、配信サービスへの導線を設計する。この一連の体験を継続的に最適化できるかが、今後のファンエンゲージメントと収益化の競争力を左右します。
調査について
本調査は、WSC Sportsが2026年2月に米国のスポーツファン350人を対象に実施した「The Future of Watching Sports」に基づくものです。年齢、性別、所得、居住地域が異なる回答者を対象に、デジタルスポーツ体験、イノベーション、AI活用、パーソナライゼーション、関連性と購買行動の関係を調査しました。
本調査は米国のスポーツファンを対象としたものであり、日本のファン全体の意識を示すものではありません。
WSC Sportsについて
AIを駆使したスポーツコンテンツ技術のリーディングカンパニーであるWSC Sportsは、NBA、ESPN、LALIGAを含む世界650以上のスポーツ団体に対し、AI技術による革新的なコンテンツ体験の創出を支援しています。
当社のプラットフォームはコンテンツ制作と配信の自動化を実現し、権利保有者が新たなファンを獲得し、あらゆるデジタルチャネルで収益化のチャンスを拡大することを可能にします。
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- スポーツシステム・Webサイト・アプリ開発
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