高校生が「地域の海の課題」を商品に変える!LOCAL FISH CANグランプリで33チームが二次審査へ

「LOCAL FISH CANグランプリ2026」一次審査通過チームを発表。全国の高校生が未利用魚など海の課題に取り組み、地域の水産業の未来に挑む

一般社団法人ローカルラボ

一般社団法人ローカルラボ(所在地:東京都)は、日本財団の助成を受け、全国の高校生が地域の海にあるさまざまな課題に目を向け、その課題を解決につなげるオリジナル商品開発に挑戦するアイデアコンテスト「LOCAL FISH CAN グランプリ2026」の一次審査を実施し、全国から応募した70チームの中から、二次審査に進む33チームを決定しました。

「LOCAL FISH CAN グランプリ」は、高校生が自分たちの地域の海に目を向け、そこで起きている課題を発見し、地域の水産事業者や専門家などと連携しながら、缶詰やパウチなどのオリジナル商品として新たな価値を生み出すことを目指す取り組みです。対象となるのは、地域で十分に活用されていない魚だけではありません。魚、貝、ウニ、海藻など、地域の海に関わるさまざまな生き物や資源の中から、高校生自身が「地域の課題」と向き合い、その背景を調べ、商品開発という形で解決策を考えます。例えば、藻場を荒らす魚やウニ、温暖化などの影響で水揚げが増えたものの地域で十分に食べられていない魚、地域での利用や流通に課題を抱える水産資源など、地域によって海の課題はさまざまです。

昨年度のグランプリは「北上するシイラ」を地域の伝統技術で新たな価値に

昨年度の「LOCAL FISH CAN グランプリ2025」では、北海道小樽水産高等学校が、近年、小樽でも水揚げされるようになったシイラを題材に商品開発に挑戦しました。シイラはこれまで南の海で獲れる魚として知られていましたが、海水温の変化などの影響もあり、北海道・小樽でも水揚げされるようになっています。一方、小樽ではシイラを食べる文化が十分に根付いておらず、地域での新たな活用方法が課題となっていました。そこで小樽水産高校の高校生たちは、小樽に古くから伝わる魚醤づくりの技術に着目。地域の伝統的な食文化と、新たに地域で獲れるようになったシイラを掛け合わせ、「小樽でとれたシイラを使った魚醤『おいしいら』を開発しました。

「海の変化によって新たに生まれた地域の課題」を、「地域に受け継がれてきた技術」と「高校生のアイデア」によって新たな商品価値へと変えたこの取り組みは、昨年度のグランプリに輝きました。この事例が示すように、地域の海の課題は、必ずしも「昔からある問題」だけではありません。海の環境変化や気候変動、漁獲される魚種の変化、地域の食文化や流通の変化などによって、これまでになかった新たな課題が生まれることもあります。

LOCAL FISH CAN グランプリでは、そうした変化にも高校生自身が目を向け、「なぜ、この地域でこの生き物が課題になっているのか」「地域にある技術や文化をどう生かせるのか」を考えながら、未来につながる商品開発に挑戦します。

今回、一次審査を通過した33チームも、それぞれの地域で見つけた「海の課題」に着目。高校生ならではの視点と発想で、地域の海に眠る課題を「新たな価値」へと変える商品開発のアイデアを提案しています。

今後、33チームはオンライン審査に進出し、二次審査を通過した9チームは、2026年11月15日に東京都渋谷区で開催予定の決勝大会に進出します。地域の水産事業者や専門家からアドバイスを受けながら、それぞれの企画をさらにブラッシュアップ。地域の海が抱える課題の背景を深く知り、その課題を解決するだけでなく、地域の魅力やおいしさを全国に届ける商品づくりを目指して、決勝大会に挑みます。

「LOCAL FISH CAN グランプリ」は、高校生が地域の海を通じて、海とのつながりや地域が抱える課題、未来の可能性について考え、自らアクションを起こすきっかけをつくることを目的としています。

教室で考えるだけで終わらない。地元の海に眠る「課題」を見つけ、その背景を知り、地域の人々とともに新しい「価値」へと変えていく。昨年度、小樽の高校生が「北上するシイラ」と「小樽に伝わる魚醤」という、一見すると異なる2つの地域の物語をつなぎ合わせたように、今年も全国各地の高校生が、それぞれの地域で見つけた海の課題に向き合っています。高校生の自由な発想と地域の水産事業者・専門家の知恵を掛け合わせ、地域の海の未来を考える取り組みが、いよいよ次のステージへ進みます。

■「LOCAL FISH CAN グランプリ2026」今後の予定

 一次審査:全国70チームから33チームを選出

 二次審査:33チームがオンライン審査

 決勝進出:二次審査を通過した9チーム

 決勝大会:2026年11月15日(日)予定

 開催場所:東京都渋谷区(予定) 

■「LOCAL FISH CAN グランプリ」とは

「LOCAL FISH CAN グランプリ」は、日本財団の助成を受け、全国の高校生が自分たちの地域の海に目を向け、地域ごとに異なる「海の課題」を発見し、その課題を解決につなげるオリジナル商品開発に挑戦するアイデアコンテストです。地域で十分に活用されていない魚や、漁獲量の増加などによって新たな課題が生まれている魚だけでなく、貝やウニ、海藻など、地域の海に関わるさまざまな生き物や資源にも目を向けます。高校生自身が地域の海や水産業、食文化について調べ、地域の水産事業者や専門家と連携しながら、地域の課題を商品という形に変え、新たな価値として全国へ届けることを目指します。「課題」を「価値」に。「地域の海に眠る宝物」を、未来につながる一品へ。高校生のアイデアと地域の力を掛け合わせることで、地域の海の課題解決と地域の魅力発信につなげていきます。

■一般社団法人ローカルラボについて

一般社団法人ローカルラボは、地域に眠る資源や課題に目を向け、地域の人々や次世代を担う若者とともに、新たな価値を生み出す活動に取り組んでいます。「LOCAL FISH CAN グランプリ」を通じて、高校生が地域の海や水産業を自分ごととして捉え、地域の課題解決に向けて一歩を踏み出す機会を創出しています。

■ 一次審査突破チーム

No.

エリア

学校名

課題魚

商品の名前

1

愛媛

愛媛県立八幡浜高等学校

イワシ

鰯Rice

2

東京

東海大学付属高輪台高等学校

ボラ

ズボラ煮つけ

3

東京

東京東海大学付属高輪台高等学校

タカノハダイ

高輪台生のタカノハダイカレー

4

東京

東京東海大学付属高輪台高等学校

ウチワエビ

ウチワエビのフリフリかけかけ

5

東京

東京東海大学付属高輪台高等学校

カナガシラ

骨まで愛して。カナガシラの極上味噌煮

6

東京

東京東海大学付属高輪台高等学校

ワタリガニ

ワタリガニと100種の未利用甲殻類

7

東京

東京東海大学付属高輪台高等学校

イラ

イラのお味噌汁

8

東京

東京東海大学付属高輪台高等学校

ボラ

ボラの逆襲撃パスタ

9

東京

東京東海大学付属高輪台高等学校

ミノカサゴ

ライオンフィッシュアクアパッツァ

10

東京

東京東海大学付属高輪台高等学校

カマス

カマスでかますぜ!!

11

東京

東京東海大学付属高輪台高等学校

ハタンポ

ハタンポ、はまったんぽ

12

東京

東京東海大学付属高輪台高等学校

イラ

Ira'gratan

13

東京

東京東海大学付属高輪台高等学校

どぶかすべ

うまかすべ

14

東京

東京東海大学付属高輪台高等学校

ソウダガツオ

SOUDASHI~ソウダガツオの食べるだし缶~

15

東京

東京東海大学付属高輪台高等学校

ボラ

ボラのオイル漬け

16

兵庫

兵庫県立姫路商業高等学校

藍子

藍姫チヂミ

17

島根

島根県立益田翔陽高等学校

・鮎み寄りぞうに

・高津川のめぐみ鮎しぐれ

・若鮎のオリーブオイル漬け

18

愛媛

愛媛県立宇和島水産高等学校

ヒレジロマンザイウオ

マンザイウオとオリーブ香るアクアパッツァ

19

島根

浜田水産高校

シイラ

シイラのガーリックオイル漬け

20

佐賀

佐賀県立唐津南高等学校

べら

べらんこぐい

21

北海道

北海道留萌高等学校

にしん

カズチー親子ふりかけ

22

福島

福島県立小名浜海星高等学校

カナガシラ

愛情こもってるカナ?ガシラご飯の素

23

福島

福島県立須賀川桐陽高等学校

恵比寿ヒラメ

桃薫る恵比寿ヒラメのデュグレレ風

24

静岡

静岡県立焼津水産高等学校

イスズミ

伊酢豆蜜

25

東京

開智日本橋学園高校

クロダイ

TOKYO BAY RISOTTO~黒鯛のトマト仕立て~

26

青森

青森県立三沢商業高等学校

ヒラメ

ヒラメの源たれ

27

青森

青森県立三沢商業高等学校

昼イカ

三沢昼イカのうまイカレー

28

長崎

長崎県立佐世保南高等学校

アイゴ

和華蘭フィッシュ&チップス

29

大阪

大阪府立大阪ビジネスフロンティア高等学校

がっちょ

だーっちょ!

30

北海道

北海道ニセコ高等学校

カスベ等

UOMI 北海道魚だしスープカレー

31

宮城

宮城県気仙沼向洋高等学校

マグロ

あかねみそカレー

32

滋賀

立命館守山高等学校

チャネルキャットフィッシュ

5CANで味わう世界缶〜チャネルキャットフィッシュと共に〜

33

大阪

関西学院千里国際・高等部

アカエイ

エイっと一杯どうや? ~アカエイポタージュ~

<団体概要>

LOCAL FISH CANグランプリ
WEBページ: https://localfishcan.com/
メールアドレス:info@localfishcan.com

LOCAL FISH CANグランプリ2025の決勝大会に進出した9チームの商品。グランプリには小樽水産高校が作成した、シイラを使った魚醤『おいしいら』(中央)が受賞。

プレゼンテーションと完成した商品の試食により採点が行われた決勝大会

多くの観覧の中開催された決勝大会

昨年度グランプリに輝いた小樽水産高校

決勝大会では高校生による販売実習も実施

昨年度グランプリに輝いた小樽水産高校

日本財団ロゴ

LOCAL FISH CANグランプリロゴ

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会社概要

一般社団法人ローカルラボ

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URL
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業種
サービス業
本社所在地
東京都世田谷区代沢 5‐33‐5
電話番号
03-6453-2902
代表者名
志村 英治
上場
未上場
資本金
-
設立
-