AIを活用した衛星データ解析技術を開発するスペースシフトが、JAXAと「衛星コンステレーションによる革新的衛星観測ミッション共創プログラム」で連携

複数の高解像度衛星データの組み合わせによりバーチャルコンステレーションを目指す

衛星データ解析システムの開発を手がける株式会社スペースシフト（本社：東京都千代田区、代表取締役：金本成生、以下「スペースシフト」）は、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構（本社：東京都調布市、以下「JAXA」）が昨年公募を行なった「衛星コンステレーションによる革新的衛星観測ミッション共創プログラム」（以下、「コンステ共創 P」）に事業を提案し、共創活動の実施について合意に至ったため、覚書(MOU)を締結いたしました。

• JAXAとスペースシフトの共創プログラム

スペースシフトは、本コンステ共創Pにおいて、複数の高解像度衛星データとの組み合わせによるSAR衛星での効率的な観測、及び高性能AI解析によるSAR衛星データを活用した事業の検討を通じたJAXAとの共創活動を行ってまいります。スペースシフトのAIアルゴリズムの開発については、衛星ごとのセンサの差異や異なるバンド間、コンステレーション間での変化検知への対応など、SARの理論に基づいたAI開発の課題検討をJAXAとともに取り組むことに加えて、超小型衛星から次世代大型衛星までを含む衛星ハードウェアへの利用に向けての要求を明確化するとともに、高性能AI解析によるSAR衛星データを活用した事業化検討を行ってまいります。
(JAXA公式HPより　 https://aerospacebiz.jaxa.jp/topics/news/koubo-20230308/ )
　

• コンステ共創Pの背景と概要

JAXA 新事業促進部は、2021 年 12 月に改訂された宇宙基本計画工程表に記載された、官民共同の観測衛星コンステレーションの構築に向けた複数衛星制御の研究開発を行う指針を踏まえて、⺠間企業等による新たな官⺠連携コンステレーションミッションの創出に必要な研究開発を実施するとともに、民間企業との新規ビジネスの事業化検討に向けて、コンステ共創Pを始動しました。本プログラムで、JAXAはスペースシフトの他に三社との共創活動を進めており、各社と衛星コンステレーションによる革新的衛星観測ミッション創出に向けた取り組みを促進することを目的とし、今後の事業コンセプト共創活動を進めるとしております。
　

• スペースシフトについて

2009年12月設立。「AI×宇宙で世界をひもとく」をテーマに、地球観測衛星から得られたデータをAIを用いて解析することで、人間を超える認識能力で多くの情報を引き出すためのソフトウェアの開発を行っています。インフラ管理、防災・減災、農業モニタリング、環境保全など、様々な分野に衛星データを活用することで、持続可能な社会の実現を目指しています。
　
【会社概要】
会社名：株式会社スペースシフト（英文表記：Space Shift, Inc.）
本社：東京都千代田区大手町1-6-1 大手町ビル6階
代表取締役　金本 成生
URL：https://www.spcsft.com/