ルクセンブルク最大規模のテックイベントに、日本スタートアップ4社が政府招待で出展！ 生成AI、ヘルステック、宇宙、クリーンテック分野から選出。『ICT SPRING 2023』（6/29・30）にて。

『ICT SPRING』は欧州テックイベントの一つで、2012年以降、60社以上の日本スタートアップ企業が参加。同イベント前日には現地のスタートアップエコシステムを学ぶプログラムも提供。

欧州市場の中心に位置する国際的ビジネスハブ、ルクセンブルク。同国最大規模のスタートアップテックイベント『ICT SPRING』が今年も6月29・30日に開催される。ルクセンブルク経済省では、世界9都市のルクセンブルク貿易投資事務所が推薦するスタートアップの中から最大30社を選出し、無料でスタートアップブースやピッチイベントへの登壇機会を提供する。日本からは、株式会社IDDK（ワンチップ顕微観察技術を用いた宇宙バイオ実験プラットフォーム提供）、株式会社INOPASE（植込み型神経刺激装置の開発）、クレイ・テクノロジーズ株式会社（生成AIツール「QLAY」の開発・運営）、株式会社Thermalytica（断熱材TIISA®の開発・生産・販売）の4社が選出された。また、カンファレンスでは、ルクセンブルク政府イノベーション促進機関のルクスイノベーションと昨年協力協定を締結した茨城県つくば市より、五十嵐立青市長が登壇し、同市のイノベーション促進への取り組みを紹介する。

スタートアップブースに招待出展する日本のベンチャー企業（アルファベット順）

• 株式会社IDDK　

IDDKは独自のワンチップ顕微観察技術マイクロイメージングデバイス（MID）を使用して、人工衛星という限られた空間の中に遠隔自動の宇宙バイオ実験室を構築します。

 https://iddk.co.jp/app-def/S-102/iddk_wp/

• 株式会社INOPASE

植込み型神経刺激装置（医療機器）の開発に取り組む。現在は、難治性過活動膀胱を治療する仙骨神経刺激装置および難治てんかんを治療する脳神経刺激装置の開発を並行して進めている。

https://www.inopase.com/

• クレイ・テクノロジーズ株式会社

社内・社外のデータベースを基に、マーケティングリサーチの資料作成を自動的に行う消費財ブランド向け生成AIツール「QLAY」の開発・運営。

https://qlay.ai/

•  株式会社Thermalytica

Thermalyticaは、最高性能と経済性を兼ね備えた断熱材TIISA®の開発・生産・販売を行っています。私たちは環境とエネルギー問題に取り組み、最先端の断熱材技術を駆使して、快適で安全な社会の実現に貢献しています。

https://www.thermalytica.com/

ルクセンブルクを代表するテックイベント『ICT SPRING 2023』

 

『ICT SPRING』は、毎年世界約70か国から5000名以上が参加する、ルクセンブルク最大規模のテックイベント。今年は6月29・30日の2日間にわたって開催される。フランツ・ファイヨ経済大臣や欧州を中心に注目企業や機関からも多くのスピーカーが登壇し、サステナビリティ、フィンテック、サイバーセキュリティ、量子コンピューティング、ビッグデータ、クラウド、Web3、AI等、最新のテクノロジーやイノベーションについての幅広いセッションやパネルディスカッション、展示が予定されている。

ルクセンブルク経済省では、世界9都市のルクセンブルク貿易投資事務所が推薦するスタートアップ企業から最大30社を選出し、無料でスタートアップブースを提供する。さらに、ベンチャーキャピタルなどから審査員を招いてのピッチイベント「Mastermind Challenge」への参加機会も提供する。

『ICT SPRING 2023』公式サイトはこちら：　https://www.ictspring.com/

スタートアップ向け特別事前プログラム

イベント前日の6月28日には、ルクセンブルクのスタートアップエコシステムについて学ぶプログラムが予定されている。参加者は、同国のイノベーション促進機関や大学、研究機関、インキュベーション施設が集積するサイエンス都市エッシュを訪問し、欧州での事業展開に関する情報を得ることができる。また、日本の宇宙ベンチャーispaceも入居するインキュベーション施設を訪問し、欧州での事業展開などについて直接進出企業から話を聞く事の出来る機会を提供する。さらに夕方からはスタートアップエコシステムのキーパースンやICT SPRING参加者とのネットワーキングの機会も提供される予定だ。

ICT SPRING終了後に開催する交流会では、ルクセンブルク政府やスタートアップ支援機関、日ルク経済交流の関係者や、現地日本企業が招かれ、日本のスタートアップの現地人脈作りを支援する。

ルクセンブルク貿易投資事務所では、海外展開を目指す日本のスタートアップ企業向に、2012年から同イベントへの特別参加プログラムを提供しており、これまで60社以上が参加してきた。

ピッチイベント「Mastermind Challenge」について

ICT SPRINGの1日目には、「Advocate」「Visionary」「Adventurer」「Protector」という4つのグループに分かれたピッチコンテストが行われ、出展企業はいずれかのグループの中で、ベンチャーキャピタルから招聘した審査員を前にピッチを行う。

その後各グループから2社ずつの勝者が選ばれ、勝者は2日目にステージ上で観客の前で製品・サービスを欧州市場に向けてアピールする機会を得られる。

２日目の優勝企業には、『ICT Spring 2024』での無料ブース、主催社メディア「Farvest.com」や同国の主要スタートアップメディア「Silicon Luxembourg」によるインタビューの機会が提供される。

ルクセンブルク貿易投資事務所について

ルクセンブルク貿易投資事務所は、ルクセンブルク経済省のグローバルネットワークの一環であり、東京オフィスでは日本企業とルクセンブルクを結ぶ窓口として、ビジネス交流に必要なさまざまなサービスを提供している。

本件に関するお問い合わせ先

ルクセンブルク貿易投資事務所

担当：松野・中丸・石黒

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