CM好感度No.1は『カップヌードル』日清食品がV2 　大谷翔平はタレント部門で歴代初の現役アスリートで首位

「BRAND OF THE YEAR 2025」を発表　　 ─ 変わる社会、映すCM ─

CM総合研究所

2025年12月10日 15時00分

CM総合研究所（東京都千代田区代表・関根心太郎）は、2025年度（2024年11月度〜2025年10月度）のCM好感度ナンバーワンブランド「BRAND OF THE YEAR 2025」を発表するとともに、CM好感度ランキング上位の顔ぶれとCM展開についてレポートいたします。本年度は食料品やアルコール、フードデリバリー、外食産業など生活者の関与度が高いカテゴリが引き続き好評価を獲得しました。このほか2025年度のCMタレント好感度トップ5、WebCM好感度トップ5の顔ぶれも発表いたします。

2025年度銘柄別CM好感度トップ10（全6,596銘柄）

CM好感度総合1位は日清食品『カップヌードル』で、前年度首位の『チキンラーメン』に続き、日清食品のCMが2年連続の「BRAND OF THE YEAR」に輝きました。CANDY TUNEのメンバーが浜辺でイカの形をした風船割りに苦戦していると吉田沙保里が現れ大量の風船を次々にたたき割っていくCMや、『FRUITS ZOMBIE』のPVのパロディーで野菜と“謎肉”をモチーフとしたキャラクターが踊るCMなどがヒットしました。

Uber Eats Japan 『Uber Eats』は自己最高となるCM好感度を更新し、2年連続で2位につけました。「Uber Eatsで、いーんじゃない？」といったコピーのもと、中尾明慶・仲里依紗夫妻が外食に出掛けるもアクシデントに遭遇するCMシリーズが好調でした。家族との外食中に中尾がリスに追い回されるCMや、寒い日に中尾らが大量の衣服を着込んでラーメン屋に向かうCMが好評価を獲得しました。

9位のIndeedは日本国内で5人そろってのCM初出演となるガールズグループ、LE SSERAFIMを2024年11月からCMに起用しました。CMは「♪仕事さがしはIndeed」というおなじみのCMソングを彼女たちが歌う様子を映す内容です。LE SSERAFIMのメンバーが医者や警察官といったやってみたい職業について会話するシリーズ、沖縄や北海道などの日本各地を訪れてご当地ネタを披露するシリーズなど多彩な展開が話題となりました。

ランキングの詳細は専⾨誌『CM INDEX』 2025年12⽉号（12⽉15⽇発売）をご覧ください。

2025年度 CMタレント好感度トップ5

16社のCMに出演した大谷翔平が年間を通して圧倒的な存在感を示し、現役アスリートとしてCMタレント好感度で歴代初のナンバーワンになりました。伊藤園『お～いお茶』は大谷がサッカーボールでリフティングを披露するCM、セコムは同社のCMに1990年から出演した長嶋茂雄の現役時代をCGで再現し、大谷との対決を描くCMを放送しました。CMでしか実現し得ないストーリーや意外性のある表現が注目を集めました。

目黒蓮はキリンビール『晴れ風』やキリンビバレッジ『午後の紅茶』に加え、Snow Manのメンバーと出演した任天堂『マリオカートワールド』、カルビー『ミーノ』、不二家などのCMも好評で、女性から圧倒的な支持を集めました。女性タレントではIndeedやP&Gなどに出演した今田美桜が多くの支持を獲得し、女性部門では初の首位となりました。

2025年度 WebCM好感度トップ5

WebCM好感度とは、CM好感度調査アンケートにおいて調査時点で東京キー5局で放映されていないWebCM※を集計したもの　　※WebCM・公式ホームページ・公式YouTubeチャンネル・公式SNSアカウント（Instagram ／Facebook／X／TikTokなど）・スマートフォンアプリ内（アプリの利用中に表示されるもの）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ハーゲンダッツジャパン／ハーゲンダッツ

本年度新設された「WebCM好感度」部門は、 CM好感度調査において調査実施日時点では東京キー 5

局でテレビCMとして放送されていないWebCMが記入されたアンケート票数を集計したランキングとなります。2025年度の商品別WebCM好感度1位は『ハーゲンダッツ』となりました。注目の作品は新木優子出演の「いちご練乳みるく」篇です。「日本の夏のハーゲンダッツ。」をコピーに、浴衣姿の新木が縁側で「JAPAN MIND」シリーズの第1弾 CREAMY GELATO 『いちご練乳みるく』を味わうぜいたくなひとときを情緒的に表現しました。

2025年度は、生活動線上にある商品が上位にランクインしました。今後も生活変化やメディア環境に応じた新たなアイディアが必要とされます。CM好感度調査は、クリエイティブの潮流と生活者の反応を可視化するものであり、引き続き、消費者のマインド変化を蓄積し、トレンドの推移やクリエティブのヒントになるようなデータを提供してまいります。

2025年度｢消費者を動かしたCM展開｣の顔ぶれと詳細はプレスリリースをご覧ください。
　●CM総合研究所プレスリリース：

　　2025年度『消費者を動かしたCM展開』（全148銘柄）
　　https://www.cmdb.jp/news/release20251210_2025cm/
　　2025年度CM好感度 TOP10の詳細はこちら
　　https://www.cmdb.jp/news/release2025_top10/

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