コロナ禍の休業をきっかけに店舗としてのありかたを再構築『カフェカホン』がコーヒーの深みにハマる唯一無二の焙煎店にリニューアル

2020年12月にリニューアル後の営業を開始。2021年より随時新サービスも提供していく。

株式会社コムデザインラボ

2021年1月7日 08時30分

東京都調布市仙川でスペシャルティコーヒー専門焙煎店として営業している『カフェカホン』は、９周年となる2020年12月9日にリニューアルオープンした。新型コロナを受けての休業をきっかけに”店舗のあり方”を改めて見直し、５席あったイートインスペースを廃止。替わりに、気軽にコーヒーを楽しんでもらうためのテイクアウトカウンター、焙煎体験やコーヒー器具の試し使いが出来るコーヒー好きのためのラボを新たに導入することで、コンセプトである『最高の日常コーヒー』を幅広い層に届けるための環境を整えた。

■『最高の日常コーヒー』をコンセプトに営業するカフェカホン

徐々にコーヒー好きの深みにハマるお店の機能『TOGO』『SHOP』『LABO』の３つのステップ

コーヒー激戦区とも言われる調布市仙川の地で2011年より営業してきた『カフェカホン』は、スペシャルティコーヒー専門の焙煎店。ご自宅でも気軽に美味しいコーヒーを楽しんでもらうために、日本導入第1号の焙煎機GIESEN（ギーセン）を使ってクオリティの高い商品を提供している。オーナー自ら海外の生産地に出向き、直接買い付けることも。
コーヒーを楽しむきっかけがない人にも正しい知識を持ってもらい、コーヒー好きの裾野を広げたい。当店がその第一歩になる場所として、きっかけになれたらと、初心者からコーヒー通まで楽しめる店舗を目指して今回のリニューアルに踏み切った。

■９周年のタイミングで新たに店舗に加わった機能『TOGO』と『LABO』

気軽に立ち寄ってほしいと新設した『TOGO』

焙煎体験やコーヒー器具の試し使いができる『LABO』

改装前の店舗では焙煎豆の販売カウンターとイートイン席のみの営業だったが、今回のリニューアルでは、店頭で気軽にスペシャルティコーヒーを楽しめるテイクアウトカウンター（TOGO）と、店舗の奥にはコーヒーに興味を持った人が実際に焙煎やハンドドリップを体験出来る場所（LABO）を新たに設けた。
店名の『カフェカホン』とはスペイン語でコーヒー箱。その由来にかけて『TOGO』→『SHOP』→『LABO』と、奥に行けば行くほどコーヒーの深みにハマる箱（店舗）というコンセプトで空間全体をデザインした。『SHOP』ではこれまで通り、カウンターでカフェカホンブレンド 200g（¥1,480）をはじめ、常時８種類前後のスペシャルティコーヒーが並ぶ。

■コロナ禍をきっかけに考え直したお店のあり方

オーナーの平村氏と日本導入第1号の焙煎機GIESEN

今回の店舗リニューアルの構想が一気に動き出したのは2020年8月の初旬。コロナ禍で店舗も様々な変化が求められる中で、イートインスペースも休業した。「その休業が、これからのお店の方向性を見直すためのきっかけとなった」とオーナーの平村氏。コロナで閉じていたイートインスペースの解決策として、以前からぼんやりと構想していた「生きたコーヒーの情報を正しく知るための体験スペース、LABO構想」を進めることができた。

■『カフェカホン』のブランディング・デザイン全般を、コムデザインラボが担当

ロゴにもコーヒーを楽しむ３つの箱を表現した

「作品としてのコーヒー豆」を表現した額縁風ディスプレイ

『カフェカホン』の新ロゴマークやインテリアデザイン、ブランディング・デザイン全般をブランディング・トータルデザイン事務所の『コムデザインラボ』が担当。コーヒー焙煎店の実績は今回が初。徹底した現場主義である平村オーナーが語る「コーヒーは、百聞は一見にしかず。色々なことが体験できて楽しみを広げる存在になりたい」という言葉に共感し、『最高の日常コーヒー』というコンセプトをデザインに変えることで、どこにもない焙煎店としての世界観が実現出来ました。

デザインの詳細
https://design-kom.com/design/s102cajon/