AI相続ミツローくんが富士通の金融機関向け相続支援サービス「FinSnaviCloud」に採用

～日本初の法定相続人自動判定エンジンで相続手続DXを推進～

株式会社エスクロー・エージェント・ジャパン

2025年11月27日 15時30分

　株式会社エスクロー・エージェント・ジャパン（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：成宮正一郎）の完全子会社である株式会社サムポローニア（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：竹内澄成、以下「サムポローニア」）は、サムポローニアが開発した相続支援システム「AI相続ミツローくん」が富士通株式会社（本店：神奈川県川崎市、代表取締役社長：時田隆仁、以下「富士通」）の金融機関向け相続支援サービス「FinSnaviCloud」のオプションサービスに採用されたことをお知らせいたします。

　本取組みは、金融機関向けの相続支援サービスにおいて、日本で初めて相続関係説明図の自動作成および法定相続人の自動判定機能を提供する事例となります。

１．背景

　日本の超高齢社会の進行に伴い、金融機関における相続関連業務は年々増加しており、その事務負担の軽減が大きな課題となっています。特に、被相続人（故人）の出生から死亡までの戸籍を精査し、法定相続人を確定する作業は高度な民法知識を要するため、専門スキルを持つ担当者の手作業に依存してきました。その結果、戸籍の読み解きミスや相続人の見落としが発生するリスクがあり、相続手続全体においてボトルネックとなっています。

　このような背景を踏まえ、金融機関の相続事務をデジタル化（DX）し、効率化を実現するソリューションが求められていました。

２．「AI相続ミツローくん」と「FinSnaviCloud」について

　「FinSnaviCloud」は、富士通が提供する金融機関向けの相続支援クラウドサービスです。煩雑な相続手続きのフルデジタル化を支援し、窓口・事務センター業務の効率化やお客さまへのスムーズな案内を実現するクラウドサービスとして、全国の銀行をはじめとする金融機関で広く活用されています。

　一方、「AI相続ミツローくん」は、サムポローニアが独自開発した相続人特定に特化したシステムです。戸籍謄本から相続関係説明図を自動生成し、法定相続人の特定や相続分の計算までをワンストップで実行可能です。同システムには、戸籍データの解析や相続関係の可視化に関する特許技術が活用されており、複雑なケースにも対応できる高度なアルゴリズムを実現しています。

　このたび「AI相続ミツローくん」が「FinSnaviCloud」のオプションサービスとして組み込まれることで、金融機関の相続事務手続は飛躍的に効率化することになります。