【北海道 東川町】清水敏一大雪山賞 第2回受賞者決定!
6/21開催『旭岳 山のまつり』内にて表彰式を実施予定
写真文化首都「写真の町」北海道東川町は、大雪山の振興と発展に貢献された個人・団体を表彰する「清水敏一大雪山賞」の第2回受賞者を決定し、6月21日(土)に北海道東川町にて表彰します。

東川町は、2023年3月に逝去された清水敏一氏よりいただいた寄付を原資として「大雪山文化振興基金」を設置し、大雪山の豊かな自然と、そこから生まれる美しい風景、風土、暮らし、学術的価値を町の財産として共有し、後世に伝える事業を行っています。
その一つとして実施しているのが、大雪山の振興と発展に貢献された個人・団体を表彰する「清水敏一大雪山賞」の授与です。
第2回目となる今回は、令和7年5月9日に受賞者選考委員会が開催され、個人の部では札幌市在住・高澤光雄さん、団体の部では「大雪山国立公園パークボランティア連絡会」の受賞が決定しました。
表彰式は、6月21日(土)に行われる登山者と山岳関係者の安全祈願や観光地の繁栄を祈願する『旭岳 山のまつり』(主催:大雪山旭岳山のまつり実行委員会)の中で、17:00から執り行う予定です。多くの皆様のご来場をお待ちしております。
令和7年度 清水敏一大雪山賞 受賞者紹介
個人の部:高澤 光雄さん(札幌市在住)
受賞理由:大雪山および北海道の山の文化・歴史についての執筆や講演活動に対して

1960年代から「日本山書の会」、「日本山岳会」、「札幌山の会」に所属。2003年から「日本山岳文化学会」会員。長年、北海道の登山記・登山史を執筆し、道内各地で講演を開催。『大雪山讃歌』、『北海道の登山史研究』等、著作多数。
団体の部:大雪山国立公園パークボランティア連絡会
受賞理由:大雪山の自然保護活動、登山客へ安全で環境に配慮した登山方法を伝える啓蒙活動に対して

1989年の発足以来、30年以上にわたり大雪山の保護と適正利用を推進。「パークボランティア」は環境省の登録を受け、現在112名が在籍。四季を通じて、登山道整備、外来種の駆除、植生の復元やモニタリング、点検パトロール、清掃、利用者指導等を行っている。
清水敏一氏について

清水敏一(1933~2023)氏は、登山家として活躍しながら、貴重な山岳資料の収集・研究を行ってきました。平成28年の東川町移住とともに、収集した大雪山に関する膨大な文献や資料を東川町に寄贈いただき、その学術的価値が高く貴重な文献や資料は、大雪山文化を伝える東川町の大切な文化資源の一つとして、せんとぴゅあに「大雪山アーカイブス」を開設するきっかけとなりました。
晩年は、大雪山アーカイブス専門員として大雪山の調査・研究を続けながら、自らの持つ人脈を通じて、大雪山文化を紹介する講演会など様々な事業を企画し、多くの人々に大雪山の魅力を紹介するだけでなく、環境保全の重要性についても広く伝えました。
お問い合わせ
清水敏一大雪山賞に関するお問い合わせ
北海道東川町文化交流課
電話:0166-82-2111(代表)
Mail:bunka@town.higashikawa.lg.jp
山のまつりに関するお問い合わせ
大雪山旭岳山のまつり実行委員会(ひがしかわ観光協会)
電話:0166-82-3761
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