ウイルテック、EVAR Inc.との「日本国内PoCサイト運営に関する基本合意書」の締結に関するお知らせ
■ 本合意書締結の目的及び理由
当社は1992年の設立以来、“モノづくりを支援する会社”として製造請負・製造派遣サービスをはじめ、幅広いニーズに対応した技術者の人材派遣サービスなどを全国で事業展開しております。また、サステナビリティ社会への貢献も含め、特に再生可能エネルギー分野でのサービス事業の強化にも注力しています。
一方、EVAR社は、2018年に設立されたスタートアップ企業であり、主にEV充電器の開発・製造を行っています。特に一つの電源から効率的に複数の車両に分配給電するスマートEV充電器の技術力・強みを活かし、現在まで韓国国内で約2万台の固定式普通充電器の販売実績を有し、また急速充電器や世界初の自律走行型EV充電ロボットなど、数々の革新的且つ有用な製品開発を手掛けられています。
近時、日本政府においてはEVの普及を目指すとともに、EV充電インフラの整備を強く推進し、また、東京都では2025年4月から、新築建築物へのEV充電設備の設置を義務化するなど、カーボンニュートラル社会の実現に向けた取り組みが加速しています。
このような環境を背景に、EVAR社はこれまで培った高い技術力と機能性に優れた自社EV充電器による日本市場への新規参入を標榜し、また、当社は再生可能エネルギー分野の事業で培ったノウハウを活用し、EVAR社製品の日本での実証実験(以下「PoC」)を支援することで、2023年12月19日に「本合意書」の締結に至りました。
(左)EVAR社 Chief Executive Officer(CEO):Lee HUN
(右)ウイルテック 取締役上席執行役員:西 隆弘
■ 業務提携の内容
主な業務提携の内容は以下の通りです。
①当社施設・設備における、EVAR社製品のPoC実施
(仕様・規格適合性、有用性、安全性などに関する試験実施及びデータ収集・分析と評価)
②固定式EV充電器のPoCサイト運営
③移動式充電器(ロボット)のデモンストレーションセンターの設置検討
④その他、EVAR社の日本市場参入に必要な技術人材の支援等
EVAR社 EV充電器「Smart EV Charger2.0」
■ EVAR社及び当社の概要
(1) 名称 | EVAR Inc. | 株式会社ウイルテック |
(2) 所在地 | 42, Changeop-Ro, Sujeong-Gu, Seongnam-Si, Gyeonggi-Do, Republic of Korea | 大阪府大阪市淀川区東三国4-3-1 |
(3) 設立 | 2018年 | 1992年4月 |
(4) 代表者役職・氏名 | Chief Executive Officer(CEO) Lee Hun | 代表取締役社長執行役員 宮城 力 |
(5) 事業内容 | EV充電機器の開発・製造販売 | 製造請負事業/製造派遣事業/ 製造装置受託事業/機電系技術者派遣事業/ 修理サービス事業/海外事業 |
(6) 売上高 | 33,231百万円(2023年3月期 連結) |
EVAR社及び当社は両社の強み・ノウハウを活かした協業関係により、利便性の高いインフラとサービス体制の構築を図り、新たな価値創造とともにカーボンニュートラル及びサステナブルな社会創造への貢献に努めて参ります。
以上
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