デキ婚の離婚率は16.6%!意外にも低く、9割がデキ婚を後悔していないというデータも!?
離婚問題の情報提供メディア「ツナグ離婚弁護士」を運営している株式会社Clamppy(本社:東京都中央区築地、代表取締役社長:大江 剛 / 寺田 真吾)は、全国約970人のデキ婚をした男女を対象に「結婚について」のアンケート調査を実施いたしました。デキ婚カップルの約7割が20代で結婚していることや、一般的な離婚夫婦と変わらず約5年で離婚していること、デキ婚したことに対する男女それぞれのリアルな意見などが明らかになりました。
株式会社Clamppyが全国970人のデキ婚をした男女に「結婚について」のアンケートをした結果、デキ婚をしたカップルのうち、離婚したのは16.6%ということがわかりました。また、離婚までの平均年数は約5年と、一般的な夫婦の離婚までの年数と変わらない結果となりました。
■デキ婚の離婚率に関する調査記事URL:https://clamppy.jp/rikon/column/rikonshitai/6
※データを利用される際は、出典元として必ずこちらのURL(https://clamppy.jp/rikon/column/rikonshitai/6) をご記載いただきますよう、お願いいたします。
デキ婚の離婚率は意外にも低く16.6%!
デキ婚経験者970人のうち、離婚をしたのは161人でした。
このことからデキ婚の離婚率は16.6%であることが分かります。
日本における特殊離婚率(その年の婚姻件数と離婚件数を比較した数値)は約36.8%とされているため、デキ婚の離婚率はむしろ低いといえるでしょう。
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai22/index.html
デキ婚夫婦は離婚しやすいというイメージを持っている方が多いかもしれません。
しかし、デキ婚夫婦の結婚理由は子どもによるものが大きく、より一層「子どもがいるから離婚しない」という気持ちが強まるからだと考えられます。
以下は実際にデキ婚して、現在も結婚生活を送っている方の意見です。
-
パートナーと愛する子どもを授かることができたことが、何よりも幸せです。子どもは私たちの関係をより強固なものにしてくれました。(30代男性)
-
自分にいつ子供ができるかもわからなかったので、今、旦那さんと子どもとの生活がとても楽しいです。(30代女性)
-
幸せだから。子どもがとにかくかわいい。子どもがいなかったら続いていないかもしれないです(笑)この子がいるから家族なんだなと思えます。(20代女性)
このように、デキ婚夫婦にとって子どもの存在はより大きなものと言えそうです。
また、デキ婚後に離婚した161人を、デキ婚時の年齢別に分類したところ、以下のような結果が得られました。
後述するように、デキ婚者の7割は20代で結婚していますが、そのうち離婚している人は20代前半で結婚している傾向がわかります。
デキ婚は男女ともに20代が約7割を占める
デキ婚経験者に、デキ婚時の年齢を回答してもらった結果、男女ともに20代と回答した方が多いことが分かりました。
より詳しく見ていくと男性は20~24歳で29.7%、25~29歳で38.0%という結果、女性は20~24歳で40.8%、25~29歳で36.0%という結果に。
男女共に、デキ婚した人の約7割が20代での結婚であることから、デキ婚は比較的妊娠率の高い若い世代に多い傾向があるようです。
離婚したデキ婚夫婦は約5年で離婚している!
次に、結婚から離婚までの平均婚姻年数を比較してみました。
離婚をした夫婦に、婚姻年数はどのくらい続いたかを聞いたところ、平均して4.9年という回答が得られました。
また、デキ婚して離婚した夫婦に絞って同じ質問をしても、平均して4.8年という結果です。
このことから、デキ婚夫婦、一般的な夫婦共に平均約5年で離婚しているとわかります。
後述するように、デキ婚の離婚原因はさまざまですが、離婚までの婚姻年数はそれほど変わらないようです。
デキ婚後に離婚を決意した理由は?男性は女性の負担に気づいていない!?
デキ婚カップルが離婚を決意した理由で1番多いのが「女性の負担が大きくなりすぎた」です。
続いて「交際期間が短く互いをよく知らないまま結婚した」、3位は「経済的に苦しくなった」でした。
1位の「女性の負担が大きくなりすぎた」と答えたのは男性よりも女性の割合の方が多く、2位と3位は男女であまり割合に差は見られませんでした。
第1位:女性の負担が大きくなりすぎた
アンケートの結果、女性の負担が大きくなりすぎて離婚したと答えたのは離婚した女性の37.2%、男性は22.7%です。
デキ婚はそもそも子どもができたところから、結婚生活がスタートします。
妊娠するのは女性、さらに慣れない育児が始まり目まぐるしく生活が変わる過程で大きな負担を感じるのではないでしょうか。
疲弊する女性の一方で、男性側が「女性の負担が大きくなりすぎた」と感じていないことが離婚につながる原因なのかもしれません。
第2位:交際期間が短く互いをよく知らないまま結婚した
お互いをよく知らないまま結婚してしまったからと答えた人は、男女共に多くいました。
長い交際の末に子どもを授かったカップルもいますが、アンケートに答えた人の多くは交際期間が短い状態でデキてしまったようです。
じつは借金があったり浮気癖があったり、家事ができなかったりと、直接の離婚理由はさまざまですが「相手をよく知ってから結婚すればよかった」と後悔している人が多くいました。
第3位:経済的に苦しくなった
経済的な困窮も、男女共に多くの割合が回答しています。
経済的に苦しくなった理由はさまざまです。
デキ婚のため夫の稼ぎだけで結婚生活をスタートさせなければならなかったケースや、男性か女性に浪費癖があったケース、コロナ禍で収入が減ったケースなども。
経済的理由を挙げた人の多くは、離婚後「楽になった」と感じているようです。
9割がデキ婚を後悔していない傾向
デキ婚を後悔しているかどうかを聞いたアンケートでは、970人中875人が「後悔していない」と回答しています。
後悔している人は僅か10%で、離婚した人もしていない人も、多くがデキ婚自体には納得しているとわかりました。
後悔していない人の意見
デキ婚を後悔していない人の意見としては、男性では「責任」や「成長」を与えてくれたといった内容が多くありました。
女性の場合は、子供に恵まれたことが何よりの幸せという意見が目立ちました。
男性の意見
-
デキ婚だろうがデキ婚でなかろうが、それほど大きな違いはないと思っているので後悔することはないですし、していません。(30代男性)
-
家庭を守り、子育てをこなしたことで、社会的な責任を果たせた。そして、周囲の人たちから認めてもらえたため。(40代男性)
-
離婚しましたが、子供を育て上げることはできたので後悔はありません。デキ婚という体験が自分を大きく成長させてくれたので今の幸せがあります。(40代男性)
デキ婚だからといって一般的な結婚との間に大きな違いはないと言う人がいれば、家庭を持ったことで社会的な責任を果たせたという人もいます。
まだ世間的には結婚して家庭を持って一人前といった考えも残っています。
そのような風潮からすれば、家族を持ったことで周囲から認められたと感じるのは当然でしょう。
女性の意見
-
デキ婚だったとしても、別に誰かに迷惑をかけたわけでもないし、可愛い我が子を授かったことに変わりはないから全然後悔はしていません。(40代女性)
-
元夫はどうであれ、望んでいた我が子に巡り会え、今こうして三人で楽しく暮らせているので後悔はないです。(20代女性)
-
やはり可愛い可愛い子供に恵まれましたので、離婚は辛い経験にはなりましたが、子供がそれを全て救ってくれます。夫はいなくとも、子供という宝物を与えてもらえたことで、何も後悔はありません。(40代女性
女性の場合は、「可愛い子供に恵まれた」ため、デキ婚については後悔していないといった意見が圧倒的に多くありました。
離婚をした、しないにかかわらず子供の存在は大きく、女性にとってかけがえのないものだということがわかります。
後悔している人の意見
一方で、デキ婚を後悔している人の意見には、男女で内容に差が見られました。
男性の意見
-
順序を守って結婚から出産の流れの方が健全だと思うし相手のご両親にはいまでも申し訳ないと思う。(20代男性)
-
デキ婚したことで結婚式が出来なかったことを後悔している。妻のドレスを着る機会は結婚してくらいなのでその夢を叶えられなかったことは非常に後悔している。(30代男性)
-
もう少し自分の時間を大事にできる期間を持ってもよかった。どうしても子供と家庭中心の生活になってしまうので自由が少なく感じる。(30代男性)
男性の意見には、順序を守れなかったことに対してパートナーの両親に申し訳ないと思っていたり、妊娠したために結婚式ができなかった、妻にドレスを着させてあげられなかったなど誰かに対して「申し訳ない」といった気持ちを持っている人が多い印象です。
また、結婚後は家族中心の生活になってしまうのが「自由が少ない」と感じている人もいます。
友だちや同僚などの大半がまだ結婚していない状況でデキ婚した場合、特にそう感じる人が多いのではないでしょうか。
女性の意見
-
子供ができてしまったので他の人との結婚の可能性を全く考えないようになってしまった。恋に盲目なまま結婚してしまったので相手の欠点を正しく認識できていなかった。(30代女性)
-
ちゃんと相手のことを知りこの人だと思ったときに子供を授かれば良かったとすごく思いました。(20代女性)
-
当時はまだ若く、考えが甘かったと思います。しっかりと自分で生活できるようになった上できちんと考えて結婚を決めるべきです。(30代女性)
一方、女性では、相手のことをあまり知らない状態で結婚してしまったことに後悔しているコメントが目立ちました。
デキ婚の場合妊娠がきっかけでの結婚のため、相手を見極めたり結婚に対して熟考する時間が限られてしまいます。
その結果、「こんなはずじゃなかった」と後悔する人がいるのかもしれません。
他にも、若いうちにデキ婚してしまい、自分の考えの甘さを悔いる意見も。
生活力を身に着けていない状態で妊娠、結婚してしまうと、経済面などで問題が発生した際に対処がしにくい面はあるでしょう。
デキ婚経験者に聞いた!離婚を回避する方法とは
デキ婚経験者に、離婚を回避するにはどうすればいいかを聞きました。
男性の意見
男性の意見には、周囲のサポート体制を整えることや、相手をサポートする意思が大事など予期せぬ妊娠・出産に対してのサポートの重要性を唱えるものがありました。
-
両親や友人など、周囲の人に相談し、サポートを得られる体制を整えておくこと。(30代男性)
-
新婚生活がまともにできないので、相手のことを思いやってあげて、しっかりとサポートしてあげれることができるなら離婚を回避できるのではないかなと感じています。(30代男性)
再婚でない場合、男女共に初めての子供の誕生です。
男性が女性をサポートするのはもちろん、夫婦だけで対処できない場合には周囲の手を借りることも視野にいれるべきでしょう。
また、以下のようにお互いの協力が必要だといった意見もありました。
-
子供を作ったということに大きな責任を持ち、どのような状況であれ お互いに協力し合って子供を育てていこうという気持ちが大切だと思います。(30代男性)
-
双方の役割分担をきちんと決めて生活を進める。(50代男性)
どちらか一方の頑張りだけでは家族生活は成り立ちません。
お互いが当事者意識を持って生活していくのが、結婚生活を続ける秘訣なのかもしれませんね。
女性の意見
女性の意見を見てみると、パートナーとの相性や「親になる覚悟」が大事という回答がありました。
-
デキ婚に限らず、パートナーとの相性が良ければ結婚生活は続くと思っています。強いていうなら親になるという覚悟がきちんとできていれば良いのではと思う。自分中心にならず、子を中心に生活していくという事ができれば家族の関係は良好になると思います。(30代女性)
-
予期せぬ形で夫婦生活がスタートするので、とにかくお互いに思いやりを持つ事が最も大切です。また、2人だけの生活と、子どもが生まれてからの生活も全く違ってくるので、自分の考えもある程度我慢しつつ、お互いにあゆみよる必要があります。(40代女性)
子供が生まれると子供中心の生活になるのは明白なため、あらかじめ覚悟は重要です。
ガラリと生活が変わる中では、お互いに対する思いやりも必要でしょう。
-
旦那さんの協力が必要不可欠かと思います。(40代女性)
また、離婚を決意した理由で1番多かった「女性の負担が大きくなりすぎた」を裏付けるように、「男性の協力が必要」と答えた女性も多くいました。
-
お互い予期していない場合の結婚が多いと思うので、いかに自分の心の余裕を持てるようにするのかが大切だと思うので、自分だけの趣味の時間やリラックスタイムを取れる環境を作ることが大切だと思います。またお互いが、相手の頑張りや感謝を忘れずに接することが離婚の回避にはなるのでないかと考えます。(30代女性)
他にも、予期しない結婚で心の余裕がなくなるため、自分の時間を取れるようにするのが大切との意見も。
夫婦お互いが順番に自由時間を取れるように、協力し合うのが重要ではないでしょうか。
◆このアンケート結果について
この調査の詳細については、ツナグ離婚弁護士の記事(https://clamppy.jp/rikon/column/rikonshitai/6) をご記載いただきますよう、お願いいたします。
データを引用される際は、出典元として必ずこちらのURL(https://clamppy.jp/rikon/column/rikonshitai/6) をご記載いただきますよう、お願いいたします。
【調査概要】
■調査名:デキ婚カップルの離婚率は意外と低い!?約1000人に聞いたリアルな結婚生活
■調査対象:デキ婚(できちゃった結婚・授かり婚)した方
■調査方法:選択式・記述式のWEBアンケート
■有効回答人数:970名(回答率100%)
■調査期間:2024年4月10日~2024年4月24日
【会社概要】
社名:株式会社Clamppy
代表者:代表取締役社長 大江 剛 / 寺田 真吾
事業内容:Webマーケティング / 士業集客コンサルティング
所在地:〒104-0045 東京都中央区築地2-10-6 Daiwa築地駅前ビル9F
電話番号:03-6226-2561 / 03-6226-2562
弊社は「士師業×ウェブマーケティング×不動産」の3つの領域に強みを持った会社です。その中でも、顧客を士業(弁護士、税理士、司法書士など)と医師に限定することで、完成度の高い洗練されたサービスをご提供しています。
すべての画像