台湾の人気キャラクター10 組がライセンシングジャパンに登場 「ブサうさ」、「ハオシャントゥ」などが海外市場の開拓目指す

日本は台湾のIPライセンシングにとって三大市場のひとつです。文化内容策進院(台湾クリエイティブ・コンテンツ・エージェンシー、TAICCA)と、その委託を受けた台湾角色品牌授権協会(台湾キャラクターブランドライセンス協会)は「醜白兔(ブサうさ)」や「好想兔(ハオシャントゥ)」など台湾の人気キャラクター10組を率いて今年も日本を訪問。7月2日から4日まで東京で開催される2025年「ライセンシングジャパン」に参加し、台湾パビリオンへの出展や商談を通じて、日本の企業とともに国境を越えたビジネスチャンスの創出を目指します。
今年の「ライセンシングジャパン」に参加する台湾のIP10組は、いずれも台湾オリジナルの独創性を色濃く持ち、日本の消費者の心をわしづかみにできるキャラクター設定となっています。例えば台湾、香港、マレーシアで多くのファンを持つ「好想兎(ハオシャントゥ)」、日本の無料コミックポータルサイト「カドコミ」で16週連続ランキング第1位を記録したマンガ作品「茶葉少女」、台湾スタンプ売上ランキングでトップ5入りを果たした「醜白兔(ブサうさ)」、マンガや玩具分野にも進出している「鯊童宇宙(シャークボーイ・ユニバース)」、さらには「BOUNCE(バウンス)」、「月亮忘記了(君といたとき、いないとき)」、「章魚熊(タコクマ)」、「瘋狂邦妮(クレイジーバニー)」、「饅頭家族(マンジュウさん)」、「胖鯊魚鯊西米(サメサヒミ)」など、ストーリー性や個性が魅力的な潜在力を持ったIPがやってきます。
TAICCAは今年、一般社団法人キャラクターブランド・ライセンス協会(CBLA)顧問の東山靖氏、株式会社ソニー・クリエイティブプロダクツ執行役員の渡辺恵介氏、株式会社カミオジャパン取締役の鯉渕輝雄氏ら多くのプロデューサーを審査員として招き、台湾ですでに高い人気を誇るキャラクターの中からそれぞれ風格の異なるIP10組を厳選し、「ライセンシングジャパン」に出展することとしました。さらに、台湾から出展するIPの商談成功率を高めるため、事前に知識講座や実践ワークショップなどを開催。IPライセンス市場の業界関係者を講師として招き、日本市場に関する詳しい講義や現地のビジネスモデルの紹介、キャラクター別のコンサルティングなどを通して、台湾IP事業者のブランドの国際化やグローバル経営のビジネスコンセプト育成に協力してきました。

2025年「ライセンシングジャパン」に設置する台湾パビリオンは「台湾の素晴らしさを届ける」をテーマに、切手のコンセプトやアイコンを取り入れ、それぞれのキャラクターが「祝福を届けるメッセンジャー」と化します。10組のオリジナルキャラクターが切手のように整然と並び、台湾発のオリジナルIPが持つ独特の姿を海外のバイヤーや世界各国から集まった来場者に印象付けます。そして、TAICCA、台湾角色品牌授権協会(台湾キャラクターブランドライセンス協会)、台湾の業者の台日IPビジネス交流にかける強い思いを伝えます。
2025年の「ライセンシングジャパン」は7月2日から4日まで、東京ビッグサイトにて開催されます。このイベントには、アジア各地のキャラクターIPブランド事業者、代理店、販売業者などライセンシング分野のプロフェッショナルが一堂に会します。TAICCA、台湾角色品牌授権協会(台湾キャラクターブランドライセンス協会)、そして台湾のIP業者は日本のキャラクター経済市場を非常に重視しており、今後も台日IPビジネス交流を強化し、双方にとってウィンウィンとなる協力の成果を育んでいきたいと考えています。
2025年「ライセンシングジャパン」台湾パビリオンに出展するキャラクター紹介

BOUNCE (バウンス)ユニバース
音感の魔力を持つ「棒小兔(BOUNCE RABBIT)」はスピーカーに変身することができ、音を通じて世界を感じ取ります。自由奔放なヒーロー「BOUNCE MAN(バウンスマン)」は落書きがきっかけで覚醒し、その鋭い観察力と強力な自我のスタイルを発揮します。

好想兔 (ハオシャントゥ)
キャラクターの誕生以来、台湾、香港、マレーシアなどアジア各地のファンに親しまれています。ファンの年齢層は25〜40歳が中心で、ファンの多くは会社員、学生、親子、イラストコレクター、アニメファン、SNSのアクティブユーザーなど多岐にわたります。

茶葉少女
台湾の茶文化に着想を得て、さまざまなお茶の品種を少女キャラクターとして擬人化した作品です。主人公の「可琳(カリン)」は千年の茶人の魂を持ち、茶族を率いて混乱に立ち向かいます。キャラクターは漫画、アニメ、ゲームなどクロスメディア展開を行っています。本作は日本のKADOKAWA社によって正式に連載されており、ComicWalker(現在のカドコミ)にて週間ランキング1位を連続して獲得。世界累計閲覧数は延べ2.5億回を超えます。

醜白兎(ブサうさ)
醜白兎(ブサうさ)はスターのようなオーラを放つ白い姿をしています。耳は短いけれど自信は100%。「努力なんていやだ」、「もう疲れた」といった共感を呼ぶセリフで、現代人の気持ちに寄り添います。台湾スタンプ売上ランキングでトップ5入りを果たした実績を持ちます。

月亮忘記了(君といたとき、いないとき)
絵本『君といたとき、いないとき』は1999年、台湾大地震(921大地震)の直前に出版されました。孤独な少年は、空から落ちてきた月を大切に世話します。二人の間に芽生えた温かい友情は、多くの孤独な心を癒やしてくれます。

胖鯊魚鯊西米(サメサヒミ)
とても高い人気を誇る深海の小さな生き物で、思わずつつきたくなるようなかわいらしいほっぺたと、非常に精緻で特色のある小さな八重歯が特徴的なキャラクターです。ぽっちゃりとした小さなモンスターですが、おっとりとして愛らしい姿で、これまでのサメの凶暴なイメージを一新することでしょう。もっちり愛らしい姿は、多くの人々に愛されています。

瘋狂邦妮(クレイジーバニー)
一日中、ニヤっと笑っている「クレイジーバニー」。ちょっぴりおふざけ好きで、ときにはハチャメチャ!純真無垢な心を持つ「兎宝」と一緒にイタズラや冒険を繰り広げながら、ユーモアの気持ちを持って広大な宇宙と向き合っています。「Foufou Family」にとって「楽しくない」なんていうことは存在しません。ただあるのは「もっと遊ぼう」ということだけ!

饅頭家族(マンジュウさん)
マントウ(饅頭)は東アジアに住む華人社会における主食の1つです。饅頭家族(マンジュウさん)のブランド構想は、マントウ自体が白くてふっくらとした可愛い形で、みんなから好かれるという点を中心としています!「饅頭島」沈没の危機に直面し、それに立ち向かう家族の冒険の物語を描いています。

章魚熊(タコクマ)
巨大化の能力を持つタコクマは、動物図鑑に載っていないという理由で動物園に入れなかったことから、自分だけの冒険の旅を始めることにしました。友達を助けることに喜びを見出しながら、その過程で少しずつ自分への認識を深めていきます。

鯊童宇宙(シャークボーイ・ユニバース)
ファンタジー、冒険、友情が絡み合うこの宇宙で、中心のキャラクターとなる「小鯊童一口」と仲間の「雙髻鯊兩口」は自然の試練に立ち向かいながら、自分たちの心の世界を探索します。2016年以降、マンガや玩具など、さまざまな分野でコラボレーションを展開しています。

■イベント情報
「第17回 ライセンシング ジャパン」
キャラクター&ブランド 活用展
(コンテンツ東京 2025内)
7月2日(水)~7月4日(金) 10:00~17:00
会場:東京ビッグサイト 西展示棟 Hall2
ブース番号:13-36
■詳しくは台湾文化内容策進院(TAICCA)公式サイトをご覧ください。
公式サイト https://taiwancharacter.taicca.tw/Brand/index.aspx?id=2025jp
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